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監査報告書の本質と追記情報の関係性について詳しく教えてください!!お願い致します。

A 回答 (1件)

まず、「株式会社とはどういうものか」ということを理解する必要があります。



株式会社というのは、資金はあるけれども会社経営にはあまり詳しくない人(投資家)がお金を出し、経営のノウハウは持っているけれども資金は持っていない人(経営者)に会社経営を委託することで会社を運営して価値を生み出す仕組みです。

現実には、多くの会社では社長(経営者)自身が株主(投資家)であることの方が多いのですが、仕組みとしては株主と社長は別の人格であり、株主は社長にお金を預けて会社の経営を任せているのです。ですから、社長というのは株主に雇われた雇われ人であると考えることができます。

社長の仕事は株主から預かったお金を使い、株主から任せられた会社を運営して、株主のための利益を上げることです。
社長を雇っている株主から見て、社長に一生懸命働いて稼いでもらう一番良い方法は、社長ががんばってたくさんの利益を出したら社長にその分だけ余計にボーナスを出すことです。そうすると社長はボーナスが欲しいので一生懸命に働いて会社を大きくし、会社の利益を増やそうとするでしょう。

でももしかするとずるい社長がいて、本当は儲かっていないのに、帳簿をごまかして儲かっているようにみせかけて株主をだまし、たくさんのボーナスを得ようとするかもしれません。

これを防ぐためには、株主は社長が作った決算書類に間違いやインチキがないかを調べなければなりません。しかし、会社の内部のことは株主にはあまりよくわかりません。そこで株主は、会計の専門家を雇って、会社の帳簿を調べさせます。

このための専門家が公認会計士であり、公認会計士が調べた結果の報告書が監査報告書なのです。


つまり、監査報告書とは、株主の依頼を受けた会計の専門家が、社長が作った決算書に、間違いやインチキがないかどうかを調べた結果の報告書なのです。

監査報告書の中身は、決算書類に間違いがないかどうかを報告するものです。しかし、会社の業績というのは決算書の数字だけではわからない部分が多々あります。そこで、数字だけでは不十分な部分を「追記」として報告書に書くのです。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました。試験問題で問われていたので参考になりました。

お礼日時:2011/01/26 16:47

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