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以下は、ある参考書の問題とその答えです。

問題→以下は何について書かれていますか?
「虹の色のは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫というように並んでいます。」

答え→虹の色の順番

質問1:「何」と問われているときは、設問文を抽象化するという形で言い換え且つ名詞で答えなければなりませんか?
ということは、上記の文を抽象化すると、「順番」ということでしょうか?

質問2:以下の参考書に記載されている問題を見てください。

問題→次の文は何について書かれていますか?

「飛行機は滑走路で長い助走をつけてから飛ぶ。それに対して、ヘリコプターはその場からまっすぐ飛ぶ」

答え→飛行機とヘリコプターの離陸の仕方の違い


抽象化とは「2つ以上の複数の事柄について、包括的にいいまとめる(あるいはグループ化する)こと」
だけでなく「ある「1つの」事柄の抽象度を上げる」という意味もありますか?


上記の文の抽象度を上げると「飛行機とヘリコプターの離陸の仕方の違い」です。このように、「何」と問われているときは、名詞で且つ設問文の抽象度を上げて答えるということでしょうか?

それとも、「離陸の仕方の違い」は飛行機とヘリコプターだけでなく、凧揚げと鳥も当てはまると思いますが、
このように、「何について書かれている?」という問いの場合、「1つの事柄の抽象度を上げる」のではなく、設問文に書かれていないが、
凧揚げと鳥の離陸の仕方の違いのように他の事柄にも当てはまるようなものがあるときに抽象化できるのでしょうか?(つまり、2つ以上の複数の事柄について、包括的にいいまとめる(あるいはグループ化する)こと)

A 回答 (3件)

この例題が、「何について書かれているか」という設問に耐えられるだけの内容を持たないために、その解答例で悪しき「抽象化」を誘導させてしまい、真摯な学び手を混乱させているのでしょう。



1.「虹の色のは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫というように並んでいます。」
「のは」に間に何か欠落があるのでしょうか。
普通なら、「夏の夕立のあとに東の空に弧状の帯として懸かる虹の色は、その外側の赤から、中は橙、黄、緑、青、藍、そして内側の紫まで七色の順に並んでいます。」程度の記述でなければ文章のていをなさないでしょう。
そして、その要約は、文中の言葉の取捨選択によってなされるべきです。
⇒「(弧状の帯である)虹の七色の並び順」について書かれている、と。

2.「飛行機は滑走路で長い助走をつけてから飛ぶ。それに対して、ヘリコプターはその場からまっすぐ飛ぶ」
普通なら「一般に飛行機は飛翔にあたって滑走路での長い助走を必要とするものだが、飛行船や気球またヘリコプターのように助走なしで垂直に離着陸できるVTOL機のようなものも中には開発されている。」
⇒「一般に飛行機は長い助走が必要とされているが、中には垂直に離着陸できる例外機種もあること」について書かれている、と。

以上は設問に関してでしたが、次に実際の質問に触れます。

質問1
>上記の文を抽象化すると、「順番」ということでしょうか?
「順番」では意味にずれが生じます。
「虹の色の並び(順)」であり、概念用語に置き換えることを抽象化というなら、たとえば「排列」の方がまだ意味が近いでしょう。「番」には、「交番電流」や「代わり番こ」「輪番制」のように、かわるがわるにという時系列性の概念が加味されてしまうので、同時に現れている虹の帯の排列とはずれがしょうじてしまうからです。ここは素直に言葉通りの「並び」でよいでしょう。

質問2
>答え→飛行機とヘリコプターの離陸の仕方の違い
これは、⇒飛行機は助走をつけて飛ぶが、ヘリコプターはまっすぐ飛ぶ⇒飛行機は助走をつけて飛ぶが、ヘリコプターでは助走はいらないという離陸法の違い⇒飛行機とヘリコプターとの、離陸に際しての助走の有無の対比
このように答えがいくつも生じるのは、もとの文章に要約すべき内容が乏しいからです。「その場からまっすぐ飛ぶ」などといった表現は小学生でさえしないでしょう。「まっすぐ飛ぶ」はいかにも意味曖昧で「垂直に上がる」のであり、せめて「まっすぐ上がる」程度の表現チェックをしてもらわないと、読み手だって要約する意欲もわかないでしょう。だから悩んで「抽象化」へと「まっすぐ飛ぶ」ようにさせられてしまうのでしょう。

大野晋「日本語練習帳」(岩波新書)では、日本語の「単語に敏感になろう」「文章の骨格」といった章題からもわかるように、日本語トレーニングの手順について具体的に学べるようになっていますので、未見でしたらご参考まで。
http://booklog.jp/asin/4004305969
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まず、基本的には、これらの問題と「抽象化」とはあまり関連性がありません。


以下、個別に見ていきます。

1.
問題→以下は何について書かれていますか?
「虹の色のは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫というように並んでいます。」

答え→虹の色の順番

質問1:「何」と問われているときは、設問文を抽象化するという形で言い換え且つ名詞で答えなければなりませんか?
ということは、上記の文を抽象化すると、「順番」ということでしょうか?

「抽象化する」という意味とは違うと思います。
「何」は、
不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。
などという説明が為されていると思います。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%B …
名詞(相当の形)で答える必要はありますが、
「設問文を抽象化する」という意味ではありません。
「何について書かれているのか」という【書かれている内容(=骨子)】を答えれば良いのです。

質問2:以下の参考書に記載されている問題を見てください。

問題→次の文は何について書かれていますか?

「飛行機は滑走路で長い助走をつけてから飛ぶ。それに対して、ヘリコプターはその場からまっすぐ飛ぶ」

答え→飛行機とヘリコプターの離陸の仕方の違い

⇒抽象化とは「2つ以上の複数の事柄について、包括的にいいまとめる(あるいはグループ化する)こと」
だけでなく「ある「1つの」事柄の抽象度を上げる」という意味もありますか?

「抽象化」と、この設問とは関連性がありません。

⇒上記の文の抽象度を上げると「飛行機とヘリコプターの離陸の仕方の違い」です。このように、「何」と問われているときは、名詞で且つ設問文の抽象度を上げて答えるということでしょうか?

設問の意図は、「抽象度を上げる」のではなく、「文の骨子を述べなさい」とい意味です。

⇒それとも、「離陸の仕方の違い」は飛行機とヘリコプターだけでなく、凧揚げと鳥も当てはまると思いますが、
このように、「何について書かれている?」という問いの場合、「1つの事柄の抽象度を上げる」のではなく、設問文に書かれていないが、
凧揚げと鳥の離陸の仕方の違いのように他の事柄にも当てはまるようなものがあるときに抽象化できるのでしょうか?(つまり、2つ以上の複数の事柄について、包括的にいいまとめる(あるいはグループ化する)こと)

たしかに、「何について書かれている?」という問いの場合は、抽象度が大事になってきますね。
ただ、今回の設問は、共通点ではなく、骨子を答えなさい、という内容なので、抽象度とは関連がありません。
「何」という表現で問われている内容(=骨子)が、今回の設問においては、たまたま「相違点」である、ということです。

不明点がございましたら、補足なさってみてください。
        
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>何について書かれていますか?



という設問は言いたいことは何か、なにを主張しているか、発言の本質は何か、要約すれば何か、一言でいうと何を言っているのかというような問いかけです。


質問者の言う「抽象度を上げる」というのは根本的な誤解です。



問題1 以下は何について書かれていますか?
「虹の色のは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫というように並んでいます。」

答え→虹の色の順番

この答えは適切です。
質問者の言う「順番」は意味を何しません。試験では0点です。




質問2「飛行機は滑走路で長い助走をつけてから飛ぶ。それに対して、ヘリコプターはその場からまっすぐ飛ぶ」

答え→飛行機とヘリコプターの離陸の仕方の違い

この答えも適切です。

>凧揚げと鳥の離陸の仕方の違いのように他の事柄にも当てはまるようなものがあるときに抽象化できるのでしょうか?

飛行機とヘリコプターの話をしているのに凧揚げと鳥という関係ないものを持ち込むという発想がわかりません。採点者も同じです。凧揚げと鳥の話が入っていれば確実に0点です。


ようするに上の二つの設問は読解力を試す問題です。何が書いてあるかを正確に把握する能力が問われています。何も引かない、何も足さない。把握したものを簡潔に表現する能力が必要です。
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