【あるあるbot連動企画】あるあるbotに投稿したけど採用されなかったあるある募集

この事件に関する本、資料で最も役立つと思うものは何ですか?そしてその理由を、できれば感想も加えて教えて下さい。

≪お知らせ≫
「二・二六事件決起者の顔写真について」という質問をしましたが、ネットでよくよく検索したところ、youtube投稿動画「青年日本の歌(二・二六事件 自決・刑死の憂國烈士)」の顔写真につきましては紹介されたブログがありました。http://hirihoukenten.iza.ne.jp/blog/entry/1224155/

A 回答 (4件)

 先ず歴史的事実に関しての史料ですが『現代史史料』-みすず書房刊行、の第23巻に詳細な史料が収められています(殆どの公共図書館には収蔵されています)。


 また事件そのものに関する歴史書は様々ありますが、スタンダードな所では中公文庫版の『日本の歴史-24巻』(黒いカバーの新装版)辺りから入ってみては如何でしょうか。巻末には詳細な参考文献が紹介されています。
 2.26事件を理解するためには1つの手だてとして「近代日本が辿ってきたプロセスの中」でどのような位置づけにあるのか、ファシズムとの関係でとらえた場合にはどのような意味があるのか、などの視点からアプローチしてみる方法がありますので、いわゆる「歴史分野の書物」だけでなく日本の近代政治に関係する書物には多くの論考もあります。
 個人的にオモシロイ史料としては永井荷風の日記『断腸亭日常』があります。明治時代には開明的なスタンスで作品を発表していた著者がその後、スタンスを別の方向に移していったプロセスと重ね合わせて読むことで、意識の移り変わりを知ることもできます。
 画像としてこの時代を扱っているモノとして劇団四季の「ミュージカル李香蘭」などの作品もあります。他にもNHKのライブラリにも映像資料はありますので、NHKアーカイブスに問い合わせてみては如何でしょうか。
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この回答へのお礼

早速の御回答、ありがとうございます。図書館で御紹介頂いた書籍を閲覧してみようと思います。また、アプローチの視点の御指摘も参考になりました。漠然と日本史おける武人クーデターの一つとして関心があるのですが、さらに深めたいと思います。

お礼日時:2011/04/19 22:02

二・二六事件と郷土兵(埼玉県編纂)


続・二・二六事件と郷土兵
を読まれたらいかがでしょうか

事件は埼玉県出身者が大半を占めており、編纂時の知事・畑和も事件参加者でした。
関係者の生の声です。

「妻たちの二・二六事件」はあまりお勧めいたしません。澤地氏と池田元少尉の間で喧嘩になっております。

池田元少尉、赤松元少尉、新井元中尉、柳下元中尉の何れも人の良い方でした
第7中隊で存命だった方(いずれも15年以上前の話)ともお話ししましたが、野中大尉殿は事件を起こすような人じゃなかったと語られたのはいまも覚えております。
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この回答へのお礼

貴重な御回答を心より感激し感謝申し上げます。澤地さんと池田元少尉が衝突されたとは存じませんでした。ノンフィクションは難しいですね。澤地さんには部外者作家として立ち入ることのできない一線もあったのでしょう。「野中大尉殿は事件を起こすような人じゃなかった」という証言も考えさせられます。野中大尉は決心がつかない安藤大尉を叱咤なさったといわれているからです。お勧めのとおり、「二・二六事件と郷土兵」(埼玉県編纂)「続・二・二六事件と郷土兵」も大手の図書館に行って調べてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/20 18:52

 


 わたしの本棚から ~ 一読・通読・精読 ~
 
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4122 …
── 沢地 久枝《妻たちの二・二六事件 19750210-19871120 中公文庫》
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4117524.html (No.2)
 
── 真崎黒幕説を唱えた高橋正衛は、1989年02月22日、その説に異を
唱える山口富永に対し、末松太平の立ち会いのもとで、「真崎組閣の件
は推察で、事実ではない、あやまります」と言った。──(Wikipedia)
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4121 …
── 高橋 正衛《二・二六事件 ~ 「昭和維新」の思想と行動 199402‥ 中公新書》
 
 以下は、清張きわめつけ実録シリーズ総目録より。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg …
 清張紙碑;《昭和史発掘(07-13)19640706-19710412 週刊文春》
 
http://q.hatena.ne.jp/1293088772#a1051694
── 生涯をかけて読むべき、畢生の戦争序曲です。
http://q.hatena.ne.jp/1109085808#a264500
 
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この回答へのお礼

リンクを貼って下さり御回答に心より御礼申し上げます。澤地さんの「妻たちの二・二六事件」はNHKのドラマで見た記憶がありますが内容はよく覚えていません。図書館で借りて読もうと思います。清張氏の「昭和史発掘」は読みました。

お礼日時:2011/04/20 11:45

こんばんは


おススメは「昭和史発掘」。松本清張の名著。
昭和40年代に雑誌に長期連載されたのち単行本(13巻)となり、更に文庫本(13巻)となったもの。数年前に文庫本が再版(9巻)されており、これが書店で入手できます。
連載当時は二二六事件に関するまとまった書籍はなく、これが最初のものです。松本さんは断片的な資料を丹念に集め、時系列に並べ替えて事件の全貌を明らかにしようとしています。松本さん自身が「木を見て山を忘れないように」と書くほど詳細です。
小生13巻の文庫本を持っていますが、前半は1冊に2、3話が載っています。五一五事件、士官学校事件、天皇機関説問題、などどれも圧巻でした。後半が二二六事件です。
各巻の詳細はWikiにあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C% …
その後、集めた資料をそのまま活字化して「二二六事件研究資料」(3巻)として出版されています。
歴史書にはしばしば「コイツが悪い」とか「××が黒幕」などと誹謗中傷するようなものがありますが、この本にはそれがないですね。「○○氏はこのような立場だから知り得ない」とか「・・と言わざるを得ない」といった具合にその人の立場を尊重する表現になっています。読んでいて気持ちよかったです。
二二六事件だけでなく昭和初期に起こった不可思議な事件のほぼ全てを取り上げてあります。歴史は大嫌いだった小生を歴史好きにしてくれた本です。
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この回答へのお礼

その節はお世話になりました。今回も回答頂きありがとうございます。記載のとおり写真の件は投稿者側の解説が見つかりました。竹嶋中尉とばかり思っていた人が野中大尉だったとは意外でした。実は私も清張ファンでして「昭和史発掘」は全巻読了しています。それで天理教分派の「ほんみち」への関心もあって別に質問しています。「昭和史発掘」は時々話が飛びますが朝日新聞社記者の記録も含めて扱ってる資料がさすがにすごいですねえ。ただ、匂坂資料の公開が昭和63年ときいているし、NHKが盗聴録音のレコードを発見して「戒厳指令『交信ヲ傍受セヨ』」を放送したのが昭和54年なので連載時以前で資料にはなっていないですよね。清張氏がこれらも見ておられたら内容も変わっていたのでは?澤地久枝さんが出たNHKの「二・二六事件 消された真実」を見ておられたらどうだっただろう?と思うんです。池田少尉や常盤少尉も出演され貴重な記録でした。NHKでは「昭和史発掘」では山下奉文はかなり悪役っぽく書かれてますよね。その心情察するに余りありです。

お礼日時:2011/04/20 11:41

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