他人の飼い犬に畑を荒らされる

Question

畑を耕作しておりますが、種を播いたばかりの畑を犬が荒らして困ります。犬は、散歩のため放して散歩させてはいけないと思いますが　もし、こういった場合は、どのような罪になるのでしょうか　尚、立て札で
注意はしてあります。損害賠償は出来ますか？
回答よろしくお願いします。

noname#5098 · Accepted Answer

飼育されている動物が他人に損害を及ぼした場合には、その動物の占有者、即ち飼育者が責任を負うことになっています（民法第718条）。動物は法律上は「物」ですから、その飼い主が自分の物で他人に被害を及ぼした場合には、当然、その持ち主が損害賠償責任を負うという考え方に基づいています。
　したがって、貴方は、その犬が荒らした畑の実害分の賠償を飼い主に請求することができます。なお、素人によくありがちですが、「罪になる」ということと、「損害賠償」とは、全く違いますので、混同しないで下さい。前者は、刑法その他の刑罰法規の要件に当てはまる行為をした場合に、警察及び検察が関与し、違法性を免れる場合（正当防衛など）、責任を免れる場合（心神喪失など）、でなければ、刑事裁判で最終的には有罪となるケースです。後者は、刑事事件になると否とを問わず、民法その他の法令によって、損害賠償請求などをする民事事件のことです。

　犬が畑を荒らした程度では、警察は動きませんよね。警察が関与しなければ、麻薬事件や脱税事件等、他の警察権力が関与する場合を除き、刑事事件にはなりません。したがって、貴方の場合には、民事事件となります。最初は訴訟を起こすまでもなく、単に、請求見積もりで請求すればよいのです。これに応じない場合には、訴訟ということになります。ただ、実害額が小さい場合には、費用倒れとなりますので、訴訟は単に自己満足ということになるでしょう。

noname#5098 · Answer

そのような仕掛けをすることは危険です。飼い犬のみならず、あらゆる不特定多数の動物や、あるいは、子供までが被害に遭うことも予想されます。

　単に、器物損壊にとどまらず、設置者責任として、民事で責任を問われます。貴方の畑の損害よりも、重い責任を問われる可能性もあります。

　ですから、特定の犬が荒らすことが明らかな場合には、ビデオ撮影や写真を撮って、飼い主に損害を賠償してもらいましょう。

shelty · Answer

法律に詳しい方から、訴訟をしても実害額が小さい場合には費用倒れとなる・・・という回答が出ていますね。
私は犬を飼っている側なのですが、やはり近所の畑でも、何人かの飼い主が、リードで繋いではいるものの、犬を畑に入れたり、糞をさせて畑に埋めていってしまったりということがあり、情けなく思います。
やはり看板は立てられていますが、そういう飼い主には無駄としかいえません。
犬が荒らすということですが、犬が簡単に入れるということは子どもも簡単に入れるということで、子どもたちも入っていると思われます。
防御策として、畑を囲う形で１ｍくらいの高さのネットを張ってらっしゃるところもあります。
tntnさんにしてみたら、自腹でそんなネットを用意なさるのもおもしろくないとは思いますが、試してみてはいただけないでしょうか。
それでもネットを越えて（または、潜って）犬を畑に入れるようならば、「畑に入られると困るのでネットまで張ったのに、それを越えてまで入ってきた」ということで訴えてみたらいかがでしょうか。

犬は立て札も読めませんし、畑に入ることが悪いことだと認識もできません。
犬が悪いのではなく、あくまでも飼い主が悪いことなので、飼い主を懲らしめることには大賛成なのですが、犬に危害を加えるようなことは考えないで欲しいです、お願いします。

rakufu · Answer

民法718条に「動物の占有者の責任」が定められています。原則その動物に畑が荒らされて損害が出たことを立証できればその動物の占有者（＝飼い主）がその損害を賠償する責任を負うことになります。
　相手は賠償の責任を免れるために「相当の注意を払ったこと」を立証しなければなりませんが、この注意義務はかなり高いもののようです。近くに畑があることの認識、放し飼いにした事実がある以上、注意義務に違背したと言えるのではないでしょうか（犬があなたの畑を荒らす可能性があることを認識するには十分）。

他人の飼い犬に畑を荒らされる

飼育されている動物が他人に損害を及ぼした場合には、その動物の占有者、即ち飼育者が責任を負うことになっています（民法第718条）。

この回答への補足

そのような仕掛けをすることは危険です。

法律に詳しい方から、訴訟をしても実害額が小さい場合には費用倒れとなる・・・という回答が出ていますね。

民法718条に「動物の占有者の責任」が定められています。

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　飼育されている動物が他人に損害を及ぼした場合には、その動物の占有者、即ち飼育者が責任を負うことになっています（民法第718条）。

　そのような仕掛けをすることは危険です。

　民法718条に「動物の占有者の責任」が定められています。