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キャッシュフロー計算書の借入金などの長短分類について、考え方について疑問があります。
キャッシュフロー計算書では、借入金などを貸借対照表とは違いワンイヤールールではなく借入期間で判別しますよね。
それは、キャッシュフロー計算書では、あくまでキャッシュの動きが重要であって、ワンイヤールールを適用して、厳密に長短分類をする必要は無いということでしょうか?
しかし、キャッシュの動きが重要であって、厳密に長短分類をする必要がないのなら、そもそも、長短分類しないで、ただ「借入金」とすれば良いのでは?と思ってしまいます。

どういう考えがあるのでしょうか?理屈をお願いします。
詳しい方、宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

>厳密に長短分類をする必要がない


という考えとはちょっと違います。

●そもそもCF計算書を作る理由は「現金がどう発生したかを知りたい」
という考えが根本にあります。
それならば現金の発生形態が重要で
「短期の借入金から発生した」のか
「長期の借入金から発生した」のか を財務諸表利用者に知らせる必要があります。

現金があるのは同じでも
短期借入金が多いのならば「とりあえず急場しのぎで借りたのかな」と推測できますし
長期借入金が多いのならば「これは長期計画のため借りたんだな」と考えられます
よってCF計算書ではこれらの情報を示すことが重要で
「返済時期がもうすぐ迫ってます」という意味の長短分類は必要ないのです
(むしろ発生形態がわからなくなるのでやってはいけない)

つまり、発生源泉別に分類しようというのがCF計算書での考え方です。

●一方、B/Sで借入金を長短分類するのは現金の支払いが差し迫ってる事を示します。
B/Sはストック情報ですから、期末現在の会社財産を表していますが
「借入金をもうすぐ返さなくてはいけない」というのはもうすぐ会社財産が減少する事を意味しています。
なのでB/Sでは「もうすぐ会社財産が減ります」という情報を表すために一年基準で長短分類を行うのです。
期末時点のストック情報を表すというのがB/Sの考え方です。

結局、CF計算書は簡便的、B/Sは厳密にやっているというのは誤解で、それぞれ考え方が違うのです。
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この回答へのお礼

よーくわかりました。ありがとうございます!

お礼日時:2011/10/23 22:57

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