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どうしてイラクに派遣しようとしているのでしょうか?
アメリカから圧力か何かかけられているのでしょうか?
憲法第9条との関わりなど、全くわからないので詳しく教えてください。

A 回答 (9件)

珍奇な意見の補足です。



日米安全保障条約

ARTICLE NO.5

Each Party recognizes that an armed attack against either Party in the territories under the administrasion of Japan would be dangerous to its own peace and security and declares that it would act to meet the common danger in accordance with its constitutional provisions and processes.

「either Party in the territories under the administrasion of Japan」
の「Party」は、日本の行政・管理下にある領域・領土(領海を含む)と限定されています。

「either」は「どちらか一方の」という意味ですので、日本国内にある、二つの「Party」と明確に区別しています。

つまり、日本国の主権に対して治外法権をもつ米国大使館・領事館・米軍基地などが一方の「Party」、それ以外の部分がもう一方の「Party」となります。

そのいずれか一方が危険だと認識「recognizes」したとき、共通の危険「common danger」に対処する、となっています。
米軍の行動は「common danger」が対象ですが、「common danger」は「either Party」にかかりますので、「米国大使館・領事館・米軍基地など」と「それ以外の部分」に「共通した危険」となります。


アメリカにとって、極めて有利な訳ですが、日本語訳は翻訳の方法によって、様々に変化します。
直接訳せない部分は意訳となってしまいますので、見解の相違があった場合は、アメリカの意見を通すことになっています。

実際に軍を動かすのはアメリカですので、英文をアメリカの都合のいいように翻訳する必要があると思います。

また、「米国大使館・領事館・米軍基地など」の危険が、アメリカ本国との「common danger」であるという規定もありません。

そして、日本国憲法第98条第2項に対外条約と国際法規を遵守するよう義務付けています。
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このサイトは議論をする場でないことは承知していますが、珍奇な意見があるようなので、先の回答を補足します。



日米安保条約第5条
1 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続きに従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
2 略

この規定は、「日本国の施政の下にある領域」、即ち、わが国の領土・領空・領海における日米のいずれかに対する武力攻撃を自国の安全を脅かすものと認めることを明記しています。基地や大使館周辺に限定する文言はありません。
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安全保障問題について、現在の日本が停滞状態にあるのは


事実です。

まぁそんな状況を少しでも動かそうと、小泉さんや安部さんが
頑張っているのですが。
(ハマコーさんもテレビタックルでよく吼えてますけどね。^^;)

私なりに整理しますと、まず憲法第九条がある関係で、
日本は十分な軍隊をもてません。
自衛隊は予算だけは多いですが、実は独立した軍隊としては
機能不十分であり、在日米軍と連携してはじめて機能する
ようになっています。(陸上自衛隊はそうでもないみたいですが)

それで自衛隊だけだと国を守れないため、アメリカの軍隊に
日本の防衛をお願いしています。
日米安全保障条約が、そうですね。

日本から明日にでも在日米軍がいなくなれば、日本は軍事的に
弱くなり、北朝鮮の軍事力をかさにした恫喝外交に、全く
逆らえなくなります。

このように現在の防衛体制では、アメリカなくしてやって
いけず、アメリカからのお願い(無言のお願いも含む)には
可能な限り協力しなくてはいけないわけです。

しかし悪いことばかりではありません。
アメリカ軍が日本の防衛を担っているため、日本の国家予算
の中で、防衛費の支出が非常に低く抑えられます。

今の状態から脱却し、日本独自の自主外交を展開しようと
するのであれば、在日米軍なくしても自国の防衛ができる
ようにしなくてはいけませんね。
それには最低限、憲法の改正または独自の新憲法の作成が
必要です。
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こんにちは。



 日本は今、思考停止状態に陥っています。
戦後長い間アメリカに守ってもらっていたことが、「平和ボケ」となっているのです。すべて「アメリカ追随」が日本の選択になってきているのです。本当は選択なんかできていないのですが。
 今はアメリカが唯一の超大国です。
その超大国に追随することが、「安定」であることは、一見正しいことのようですが、実は「楽な道」でしかありません。しかも、アメリカは「テロに対する戦い」と言いながら、国連が止めるのも聞かずにイラク戦争に突入しました。戦争の根拠であった大量破壊兵器は今でも見つかっていません。
 日本には、憲法第九条があります。戦争の放棄と戦力の保持を認めないこの憲法では、イラクに自衛隊と呼ばれる軍隊を送ることなど出来はしないのです。もし、イラクに自衛隊を送りたいのであれば、その前に憲法の改正(改悪?)をしなければなりません。憲法の改正なしにイラクに自衛隊を送ることは、法律を無視した歴史的な愚挙でもあります。
 もともとアメリカは中東でかなり嫌われているイスラエルを援助しています。このことが中東各国に「アメリカ憎し」の思いを起こさせているのです。 

 この問題についてはいくらでも書けますが、ここは質問者もご自身で検索してみたら、より詳しく理解できるかと考えます。キーワードは中東、イラク、イスラエル、ネオ・コンサバティブ、テロなどです。
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>どうしてイラクに派遣しようとしているのでしょうか?


>アメリカから圧力か何かかけられているのでしょうか?

アメリカが提出したイラク援助修正案が安保理で採決されるよう、審議に入る前に(小泉首相の訪米(5月)の際)、援助金と自衛隊の派遣の合意を取り付け、EU諸国に圧力を加えるためです。

小泉首相は支援内容をいち早く発表し、イラク援助修正案は採択されました。

「人道支援」といって通用するのは日本国内だけです。
アメリカは大多数の国連加盟国の反対を押し切って先制攻撃をしました。
ブッシュ大統領自身「侵略」と公言したそうです。

侵略者には復興・再建の責任があり、反対者には責任がありません。
占領下のイラクに支援することは、日本が侵略を支持したことを意味します。
自衛隊を派遣すれば、侵略国の仲間入りです。

もっとも1974年12月の「侵略の定義」によれば、米軍が日本にある米軍基地から軍事侵略した場合、日本も侵略国になるそうですので、大差ないかもしれませんが。

また、隊員の安全を考えると、派遣自体も賛成できません。
テロの危険もありますが、核廃棄物を使った兵器(劣化ウラン弾)の放射能汚染と被爆の危険です。
住民や帰還米兵の中には、原爆症に似た奇病に悩まされているひともいるそうです。

あと、日米安保の誤解について。

アメリカが日本の安全について責任を負うことを明記した文章はありません。
在日米軍基地と大使館等とその周辺に限られています。

日米安保はアメリカの軍事占領を法的に保障し、これ以上よその国に占領されない状態にしてあるだけです。
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こんにちわ!


イラク派遣については、国連からも、アメリカからも、他の国からも、もちろん当のイラクからも正式には要請が来ていません。
日本が真っ先にアメリカ支持を表明したてまえ、アメリカに対しても、国際社会に対しても引っ込みがつかず派遣せざるを得なくなった訳です。

◆◆1.こうした経験の無い日本が今出向いても、どれ位貢献出来るか未知数です。日本の護衛等で他に迷惑を掛けかねませんし、それ程期待されてもいないでしょうから・・・
但し、場合によっては技術水準が高いですネ。(前回、湾岸戦争時の機雷処理等)

◆◆2.それに、現時点では制約が多過ぎます。
・・・非戦闘地域である事。
・・・銃器の使用規制。(相手が発砲するまで撃てないとか)
・・・憲法解釈。
・・・被災した場合の事後処理・補償問題。
こうした状況は、映画“宣戦布告”を観ればよく解ります。

◆◆3.回答者のどなたかが言われているように、平和ボケによる危機管理の無さが最大のポイントです。
太平洋戦争敗戦後、日本が二度と国際社会に牙を剥かないように制定された押し付けの平和憲法と日米安保により、日本民族は完璧に腑抜けにされました。
この”日本腑抜け化計画“は、予想以上に成功し、当のアメリカが”うまく運びすぎて、逆に弱腰になったゝめやりにくい“とまで言わせているではないですか!

◆◆4.これまで日本が関係した戦争に対しては、大いに非を認め、責任・補償を考える事は否定しません。
しかし、太平洋戦争については、日本は完全な被害者です。
当時アジアで好き勝手(?)をやっていた日本に対し、アジアを手中に治めたいアメリカは、国際社会を巻き込んで今でいう経済封鎖をした訳です。自給資源のほとんど無い日本としては、完璧に追い込まれました。
敗北覚悟・短期決戦して勝利の覚悟で戦争に突入しましたが、長期戦になりアメリカの思惑どおり敗れました。
わずか数百年の歴史しかなく、なんでも一番でないと満足せず、銃無しでは何も解決出来ないアメリカにしてやられた訳です。

◆◆5.今度のイラク派遣問題を期に、日本も現行憲法・日米安保を早急に見直し、日本としての進路を決める時期に来ているのではないでしょうか?
最終的には、自主防衛です。自分の国は自分で守る、これが基本でしょう。いくら、日米安保があっても、最後まで日本を守るという保障は、どこにも明記して有りません。

◆◆6.現在のアジアに対する戦後補償にしても、いつまでやるの?
国際法的には決着がついているし、いくら補償しても、元首が私腹を肥やし、国民には何の助けにもなっていない。(マルコス、スカルノ等)

この辺で、日本も国益を重視した政策にまじめに取り組む時期にきているのでは?
今回のイラク派遣を見送ってでも、今後の対応・国民のコンセンサス・法整備等々を優先してやるべきではないでしょうか?
国民に負担をかけ、内政がメチャクチャな状況で、アジア各国の顔色を伺いながら”ソトヅラ“をよくしても何にもなりません。
日本の国として、憲法問題・日米安保・米軍駐留等々にいい加減目を覚ましましょう!
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No.1の方の回答とほぼ同じです。



日本の安全のために血を流す、と約束した国はアメリカだけです。しかも、日本はアメリカのために血を流すわけにはいかない、にもかかわらずです。残念ながら、日本はアメリカの保護に頼って国の安全を確保している弱い国です。
このような立場にあるので、アメリカからその死活的国益のために協力を求められれば、それがアメリカの利己的主張であっても、安全を確保するためには断ることはできません。被保護者が保護者の危機(それが自ら招いたものであっても)を看過することは許されません。
このような状態がイヤなら、アメリカの一方的な保護に頼らない安全保障体制を築く必要があります。しかし、未だに冷戦構造が残存する東アジアの政治情勢と、平和ボケした国民の現状認識のレベルを考えれば、現時点では、アジアに足場をおいた安全保障体制の構築やわが国独自の自主防衛は到底不可能でしょう。

このような現実を十分に理解し、必ずしも国民の納得が得られたとは言えない自衛隊のイラク派遣を決断した小泉総理は、国政の最高責任者として正しい判断を下したと思います。あとは、自衛隊員に犠牲が出ないことを祈るばかりです。
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アメリカのイラクでの石油利権を守るためです。

あれだけ喧伝しながら大量破壊兵器をイラクが持っていたという確証が得られないため、アメリカは西側同盟国に呼びかけて派兵してもらって体裁を取り繕うとしています。つまりフセイン政権打倒のための戦争でイラクの民主化のために米英軍で国連決議を無視して戦争に訴えたのを正当化しようとしているのです。日本にも当然、自衛隊派遣要請が来ましたし、50億ドルの復興支援金支出も決まっています。

仮に自衛隊がイラクに派遣されてゲリラから攻撃されたり、応戦したりしたらどうなるんでしょうね? 拙速で法律を可決させた小泉首相の責任は大きいです。
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日本の安全保障は、アメリカ一国に委ねられて


います。アメリカ抜きには考えられません。
したがって、同国に追随していくしかないのだと
思います。

欧州全体で安全保障体制をとっているフランス、ドイツ等
は、そこまで追随する必要はありません。
自国及び自国民の利益を第一に考え、戦争には
反対しておりました。
その後の派遣問題についても、極めて慎重です。

日本も、アメリカ一辺倒は危険かと思います。
アジアの中の日本としての安全保障を考える時期に
きていると思います。
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