これまで田舎の山間地帯で
年末年始の郵便配達アルバイトをしたことがあります。
別々の場所(ともに田舎の山間部)で2度アルバイトを経験しました。
そこで疑問に思ったことですが
配達区域内にある
各集落にはそれぞれ、必ず特定の苗字が多く存在するということです。
集落のあちらこちらに同じ苗字の家があります。
番地が1ケタ違いで「隣の家が同じ苗字」なんてのも珍しくありません。
そこで実際に、私は家の人に聞いてみましたが
「関係ない」
「同じ苗字が多いだけ」
「親戚のところもある・・・(無関係の方が多いようなニュアンス)」
という答えがほとんどです。
しかし「たまたま同じ苗字の家が近所にある」と説明するには不自然
なくらい集まっています。
同じ苗字でも
古民家・比較的新しい家・高齢者だけの家・大きな家・小さな家など様々です。
これらの共通の苗字を持つ家は、今となっては住人が知らないだけで
遠い祖先は共通の「広大な土地をもつ有力者」であって、それぞれの
土地を相続されて分家したものと考えて間違いないでしょうか?
(カテゴリーは歴史にしましたが、どんな観点からでも結構です。知っていることや聞いた話しを教えてください)
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
ある地域の実例を紹介します。
ある村のある地域のある小字Aでは、6件のうち隣接する4件が小字Aと同じ苗字です。
それぞれの家に尋ねてみますと、
・遠い親戚かもしれないが、すくなくとも明治以降では親戚だという話は聞いたことがない。
・どの家が本家かわからない。
とのこと。
明治にそれぞれが地名にちなんで同じ苗字を名乗ったのかとも思えますが、江戸時代の戸籍を調べてみると、
・A1家は本家の子孫である。
・A2家・A3家は江戸時代中期にA1家から分家した家の子孫である。
・A4家はA1家に仕えた家の子孫である。
という事情が判明しました。
苗字については、明治に本家が知名にちなんだ苗字を名乗ったことから、他の家もそれにならったのかもしれませんし、江戸時代以前に名乗っていた苗字(もともとは地名由来かもしれませんが)を復活させたのかもしれません。
地域によっていろいろなケースがあると思いますので、一概にこうだと断定することはできないと思います。参考までに。
そういえば
集落内に何軒か、字名(集落名)と同じ苗字がありました。
字〇〇の〇〇さん。
同じなのが不思議でした。
また、集落を流れる川の名前と同じ名前が苗字になっている家もありました。
(やはり家はその川に近い場所です)
No.11
- 回答日時:
たぶん ボトルネック効果
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%88% …
http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~ohmoto/Classe …
P15
屋号は農家では当たり前。
※ 私の実家の方では、農家ばかりなので、全員が屋号で呼び合っていました。
うちの祖母の家は、そのができた時からの本家だったので ○○門、には三軒のみが門がついていた。古い家とのこと。(けど、戦前は小作人でしたが)○○ドンという屋号もあり、現当主にはその○○ドンとは関係なくても、分家した段階の先祖の名前をそのまま○○ドンと名乗っている。
勉強になりました。
ボトルネック効果についてはもう少し勉強したいと思います。
江戸時代に農民は屋号を持っていたんですね。
歴史の教科書では「明治まで農民は苗字が許されなかった」ということでしたが
屋号があったなら、実質それは苗字があるのと同じだったということですね。
No.9
- 回答日時:
明治8年(1875)の平民苗字必称義務令で山間でもどこでも苗字は必要になりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%AD%97
これは237年前のことです、1代を30年とすると約8代前です。言い換えれば仮に「上原」という1人の人に、同じ姓を名乗る息子が2人居て、それを8代続けると256名に増えます。
僕が知っている200戸ほどの村には、40種の姓がありますが、この川に沿って南東から北西にのびている集落には、苗字の上ではざっと3っつに分かれ、川上には、「上」ではじまる「上田」「上村」のような姓、中程には「中村」「中山」のような姓、川下には「下田」「下村」「下釜」のような苗字が多いのです。
また方角を意識した名前も多く「東」「西村」と言った名前もあります。この中心部には「宮崎」とか「山田」という姓の家が、集まって群をなしており、かつて「宮崎」や「山田」という名の人が、1人づつ移住して来た、それも8代より新しく移住して来た、というだけで説明が付きます。
纏めますと、集落外の人との結婚、移住などで多様化はしても、240年もたてば、自然に鼠算式に増えて、限られた土地では隣接地に分家する可能性もありますから、
「これらの共通の苗字を持つ家は、遠い祖先は共通のそれぞれの土地を相続されて分家した」と解釈できても、その土地に住み着いた人が必ずしも「広大な土地をもつ有力者」であったとは限らないのではないでしょうか。
兄弟も同じ集落に分家すればどんどん増えていきますね。
有力者でなくとも、親の近くに住みたいと願う人々の心が
集落内に同じ苗字の世帯を増やしたということでしょうか。
No.8
- 回答日時:
>でも、そういうつながりは語り継がないものか不思議です。
>住人に聞いても、大抵「うちとは関係はないね~」と答えます。
語り継がれるには、よほどのイベントでなければ、3代~100年程度です
それ以前の分家なら、家系に興味を持っている者以外は、 大抵「うちとは関係はないね~」と答えます です
そうではない人は数百人に一人程度です
同じ苗字が多いような田舎は、近所づきあいや、
つながりがもう少し密なので、そういう家系のことも知ってると
思っていましたが、案外、そういうことも無いんですね。
No.7
- 回答日時:
明治7年の平民苗字必称義務令です。
それまで公家や武士だけに許されていた苗字を百姓も名乗ることが許されました。しかし田舎の山間地帯では文字が読める人は庄屋さんや僧侶といった限られた人だけでした。苗字といわれても何も思いつきません。漢字など誰も読めない。今だって活字が印刷された書物はカレンダー以外何も無い家庭だって珍しくない。当時は、ネットもテレビも新聞も何も無い時代です。一生、漢字に触れる機会がないのです。困った困ったと懸命に百姓が振り絞った知恵が庄屋さんやお坊さんに苗字をつけてもらうことだったのです。だから分家でも親戚でも何でもない。庄屋さんや、お坊さんが面倒くさくなって、まとめて苗字をつけただけです。個別の事情は当時、数万もあった村ごとに違います。ですが、大雑把な話はこんなところです。
庄屋さんや、お坊さんに苗字をつけてもらったという話しは
よく聞きますね。
それ以来、約150年の歳月が流れても、当時の村の構成はあまり変わらず
その子孫が平成の今も住んでいるというのが感慨深いです。
No.3
- 回答日時:
もともとは一族でしょう
しかし長い年月が経過したため、昔のことや近い親戚以外は忘れられてしまったものと思われます
#1のようなことも無い訳ではありませんが、多くの場合、江戸時代に苗字を名乗ることが認められなかったときにも、苗字は代々受け継がれてきていました
明治になって苗字を名乗ることが認められたとき、その代々受け継がれてきた苗字を名乗りました
ですから、ルーツは一族の可能性が高いです
やはり、ルーツは同じ一族なのでしょうか?
考えれば隣どおしなのに、「関係ない」なんて不思議ですからね。
でも、そういうつながりは語り継がないものか不思議です。
住人に聞いても、大抵「うちとは関係はないね~」と答えます。
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