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愛国心に関して、分かっているつもりでしたが分かっていないような気がしましたので、質問させて頂きます。

質問は二点ありますので、よろしくお願いいたします。


質問1

「サッカーワールドカップ」や「オリンピック」日本代表選手を応援する人には、さまざまな人がいますが、その中に「愛国心」故に代表選手を応援している人もします。
その愛国心とは、主にパトリオティズムからなるものだと思っています。

と言う認識は正しいでしょうか?



質問2

サッカーやオリンピックの日本代表選手を応援する人の中には、代表選手に対し批判する人もいます。(主に結果が芳しくない場合が多い。結果が取れていれば意外と許される風潮がある)

その批判理由はさまざまですが、例えばオリンピックの場合は「服装がだらしない」「言動に品格が無い」「税金を使ってオリンピックに出ている癖に、結果も取れず楽しかったから良かったとか、ほざく選手はマジふざけてる」

などなどいろいろです。


ただ、中には愛国心故に、選手の敗北を批判する人もいます。

例えば、オリンピックの場合は例が思い当たらなかったのですが、サッカーワールドカップなどは、選手の敗北に対し、かなりの批判を受ける場合があります。

特に某隣国代表選手に敗北した場合、某掲示板ではすさまじい批判が飛ばされるのは毎度の通例です。


この批判理由は人それぞれでしょうが、中には「愛国心」故にそう批判をする人もいるでしょう。

そういう人に対して、この場合の「愛国心」は、ナショナリズムでしょうか?
パトリオティズムでしょうか?





どれかの質問でもかまいません。よろしくお願いいたします。


*
当方、英語は読めません。
日本語の回答、英語サイトをリンクをして頂く場合、日本語要約の説明をして頂くと助かります。

A 回答 (5件)

A No.3 HALTWO です。



>これらの名称で伺える事は、アメリカ独立戦争は自国を守るためのPatriotismで、PAC3も敵国攻撃は出来ない「祖国防衛しか出来ない兵器」なので、自国を守るPatriotism。・・・というのが「アメリカ人のPatriotismの解釈」だと私は思っているのですが、その認識は正しいのでしょうか?

はい、正しいと思いますよ。

独立戦争は UK への忠誠や恭順を拒否して、自分自身やその家族や友人といった愛する人々を「植民地の農奴」みたいな状態から脱すべく「独立」という「自由」を勝ち取るための戦争であり、そこには未だ築きあげていない新たな祖国 (社会環境) への強い愛情によって突き動かされる感情があったのだろうと思います。・・・夢を追い求める恋にも似ていますが、自らを犠牲にする利他行為という点で愛であり、Patriotism なのであろうと思います。

PAC3 (正確には衛星迎撃 Missile ではなく、対戦闘爆撃機邀撃 Missile である Patriot Missile の 3 回目の改良版) も自分とその周囲にいる仲間達の命を守るために用いられて敵国を攻略するために用いられるものではない Missile System が技術の進歩と共に発達してきて、ようやく信頼に足る性能を有するようになってきたことから Patriot と名付けられたのでしょうね。

それまでの同種の Missile は 1 度に 1 機の敵航空機しか撃ち落とせないので何機或いは十数機という数で攻められるのが当たり前の戦場では敵を 1 人葬ってもこちらの被害を皆無にすることなど望めないものでしたから Hawk (鷹) とか Nike (勝利の女神) といったように防衛と言うよりは攻撃的な名前が付けられていました。

Patriot Missile はもともと同時に 8 本の Missile を誘導し、最大 16 本の Missile を携行できる System ですので、故障を考慮して 2 System 以上配備すれば同時に 16 本以上の Missile 同時発射を 2 回行えることとなり、十数機という敵戦闘爆撃機の攻撃に対しても守り抜ける期待値を持っている Missile System です。・・・日本では今回、衛星迎撃 Missile のように誤解されていましたが、本来は味方の陣地 (基地) を防衛する「拠点 (地域) 防衛」 Missile System です。


>最近話題の「尖閣諸島購入」の都知事の行為も、もしも「国を守るために自らの何かを与えようとする行動」と解釈するならばPatriotismと言えるのでしょうか?・・・日本人の多くはこの都知事の行動は、Nationalismから成るものだと思うでしょう。・・・もしこの問題をアメリカ人が見たら、どのように解釈されると思いますか。

US のみならず、少なくとも英語圏の国々ならば、この News を Nationalism と受け取る人は皆無で、全員が Patriotism と受け取る筈です。

郷土、国土を奪われないように守る行為は Patriotism であって Nationalism ではありません。

尖閣諸島の場合は国土ではなく、帰属が曖昧な係争領域とする人もいるかも知れませんが、国内の所有権を持つ人からその所有権を買い取る「国内での不動産売買行為」なのですから、その行為は国土と認識しているからこその行為です。


日本語の「愛国心」という言葉には「祖国への愛情」のみならず「祖国への忠誠心」が含まれ、日本の忠誠心には無条件で従う「盲目的服従」の意味合いが強いのが特徴なのですが、これは日本が古来から「オカミ」という概念に象徴されるように「初めに国ありき」の考え方に根ざしているからだと思います。

US の場合は「民衆が建国した」ことからも「初めに人ありき」ですので、Patriotism には「服従」に近い「忠誠」は存在しません。・・・むしろ「独立戦争」のように「服従」には抵抗します。

「忠誠」も欧米の歴史では「絶対的服従」ではなく「契約」に基づくものですので、忠誠を宣誓して戦力となった傭兵団が契約金を渋るとたちまち寝返る(笑) のが欧米の「忠誠」です。

己単位で独立した個人主義の文化ですので、忠誠とはあくまでも契約内でのものであり、Patriotism はそうした利己主義とは相反する利他主義の愛情で社会 (祖国) に向き合おうとする感情です。

うーん、出勤前に書きなぐったような回答なので、まとまりが付きませんが(滝汗)・・・。
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この回答へのお礼

お忙しい中、追加質問に答えて頂き誠に感謝致します!


じっくりと読ませて頂きました!
とてもためになるお話で、今までモヤモヤしていたものが晴れました。

特に今回の尖閣の問題に関して、私もこの買取ニュースだけに限定すればPatriotismではないのかと思っていたのですが、日本国内の風潮は全くそうではなく・・・と言う意味でモヤモヤしていたのですがはっきりと正しい認識が出来ました。



疑問点や反論も特に無いため(お礼に反論をするのはいけないのですが)お礼の文章は短いののになってしまいましたが、改めてありがとうございました。

お礼日時:2012/04/26 21:12

人間が定義したものは、その意味が一人歩きしてあいまいなものになることが多いのです これはいずれにせよ動物が集団で暮らす中でDNAに供わった防衛本能なのです 「違う集団」という認識はスポーツの場合 国際大会、全国大会、クラス対抗など動物のDNAが敵味方の感情を出してしまいます それだけのことです でもレースが終わればそれほど「しこり」は残らないものなのですが



不正な方法で勝ったとか、だと苦肉の争いにもなります

最近では国歌とか国旗を粗末に扱う人が、忘れていることは 万一日本が有事に巻き込まれ、団結して対抗する必要が出たとき、まとまりの象徴として、重要なツールなんですけどね 「信じすぎて大失敗の過去」を参考に 自らを守るツールとしてなら価値は高いとおもいますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

個人的に満足のいく答えが見つかったので、締め切らせて頂きます。

お礼日時:2012/04/26 21:12

US に 10 年以上暮らして向こうで教育を受け、仕事もしてきて、帰国後も情報収集に英語 Site を活用している者です。



(質問 1) は Nationalism だと思います。

(質問 2) はかなり微妙な設定です。

A No.1 bagus3 さんへの御礼に記された「藤原正彦氏の解釈」というのは言い得て妙だと思います。

私も「殆んどの愛国心は Nationalism」だと思うのですが、中には祖国を愛するが故の感情や行動もあるので一概に Nationalism と決め付けるものではなく、確かに Patriotism もあると思います。

「敗北に憤る」のは単なる Nationalism ですが「選手の服装や言動に憂慮する」のは選手の品性ではなく国民の品性、ひいては国の品格を問われるものと憂うのですから「祖国を大切にし、愛する心」から生まれるものもあるかと思います。

日本語では Nationalism も Patriotism も愛国心ですが、国や選手に訴求する方向性を持つ Nationalism と国を守るために自らの何かを与えようとする Patriotism とは明確な違いがあります。

他の日本語と置き換えれば「恋愛」の「恋」と「愛」ではないでしょうか?

英語ではどちらも LOVE が用いられていて、AFFCTION や AFFECTIONATE に「愛情」の意味はあっても AFFECT は「愛する」とは異なった意味になってしまうのですが、日本では「恋する」が相手への要求や期待といった訴求行動であるのに対して、「愛する」は恵み与える方向付けを持った言葉として用いられます。

愛国心も Nationalism は「恋」、Patriotism は「愛」に近い方向付けを持っていますので、Game に敗北した選手に憤るのは期待した通りにならない恋人に憤るようなものですので Nationalism と判断できますが、服装や言動に憂慮するのは期待を裏切られたと憤っているのか、乱れた服装や乱暴な言動によって国民や国家への誤解を受けることを悲しむのかの気持ちによって Nationalism なのか Patriotism なのかの判断が難しいところです。
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この回答へのお礼

やはり私の考えは改めるべきと思いました。

回答、とても勉強になりました。
「恋」「愛」のお話、とても分かりやすくイメージが確り出来た気がします。
ありがとうございました。




せっかくアメリカに、詳しい方にお会い出来たので追加質問をしてしまい申し訳有りません。もしよろしければ何卒よろしくお願い致します。
(長文、大変失礼致します。)



それは私自身が思っている「アメリカ人のPatriotismの解釈」が正しいかどうか。
と言う疑問です。




アメリカ独立戦争を描いたハリウッド映画『パトリオット』
迎撃ミサイルの命名『パトリオットミサイル』


これらの名称で伺える事は、アメリカ独立戦争は自国を守るためのPatriotismで、PAC3も敵国攻撃は出来ない「祖国防衛しか出来ない兵器」なので、自国を守るPatriotism。

というのが「アメリカ人のPatriotismの解釈」だと私は思っているのですが、その認識は正しいのでしょうか?同じアメリカ人でも、意見が分かれるのでしょうか?



そして、最近話題の「尖閣諸島購入」の都知事の行為も、もしも「国を守るために自らの何かを与えようとする行動」と解釈するならばPatriotismと言えるのでしょうか?


日本人の多くはこの都知事の行動は、Nationalismから成るものだと思うでしょう。
もしこの問題をアメリカ人が見たら、どのように解釈されると思いますか。

(都知事そのものを賛否する意図は有りません。あくまでもこの行動だけの話です)



*
そもそも、映画の『パトリオット』や兵器の『パトリオットミサイル』の語源は「Patriotism」とは無関係とか言う落ちかもしれませんが・・・。






>A No.1 bagus3 さんへの御礼に記された「藤原正彦氏の解釈」というのは言い得て妙だと思います。

ごめんなさい。
これは、「私は無知なので知識人の受け売りをして、無知を補っている」というものです。

私の解釈の誤りもあるかもしれないため、名前を書いてしまったのは不適切でした。大変失礼いたしました。

お礼日時:2012/04/26 01:56

(1)ナショナリズムでしょ。

日本の国土に根ざしていません。日本枠の馬券を支給されただけです。
真の愛国者(郷土愛の人)なら世間や国が騒ぐようなスポーツ観戦を否定します。売国奴がその隙に国の中で悪い事をするからです。国の危機に国を裏切ることなく命がけで立ちがあがるのがパトリオティズムでしょうか。売国奴の民族主義者というのもありえると思います。イズムと行動がもたらす結果は一致しない人の方が多いです。

(2)は、(1)の動機で応援しているのですから負けだ場合の批判も(1)の方が関係します。

スポーツは、戦争ではないのですから、愛国者の判別には不適当です。いいご質問だと思います。オリンピックで日本が勝ては嬉しいですという菅・鳩山・野田・その他に愛国心があるとは言えません。日本チームの勝利に喜ぶのは娯楽ですよ。自分を応援するというか、他に応援しようがないゲームなのです。商業化されているものではありませんから。
オリンピックもワールドカップも国を挙げての余興に過ぎません。むしろオリンピックなどで愛国心を誇張したり証明に使ったりする人ほど安っぽくてインチキ臭いという目安になるかも知れません。

僕は絶対日本が好きですという次元のものを愛国心と呼ぶのは平和ボケだと思います。

パトリオティズムは他国と競うような趣旨はないと思いますが。郷土愛に近いものであれば。
競うのはナショナリズムです。アメリカ独立戦争と太平洋戦争はパトリオティズムで、朝鮮戦争やベトナム戦争、イラク戦争はナショナリズム的なのでは?

ナショナリズムは、どうしても全体主義的だから、具体的な日本の民を愛しているとは言えないものね。生活感のない愛国心がナショナリズムですよ。極論すると日本人が一億玉砕しても国を愛していると言えるかというあたりですかね。でも帝国軍人はナショナリズムではなくて役所への忠誠心で戦ったのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。


>アメリカ独立戦争と太平洋戦争はパトリオティズムで、朝鮮
>戦争やベトナム戦争、イラク戦争はナショナリズム的なのでは?

このはっきりした見分け方を出来る(太平洋戦争に限っては異論を唱える人は多そうだが・・・)方なので、パトリオティズムとナショナリズムの違いをよく理解している方とお見受けします。


なので、なおさら良い意味で(1)の回答は気になります。

上に書いたような解釈を確り分かっている人は、(1)の回答はパトリオティズムと解釈されるものと思い込んでいましたがそうではないようで、私の認識も改めないといけないかもしれません。




>帝国軍人はナショナリズムではなくて役所への忠誠心で戦ったのです。

その通りらしいです。

そして旧日本軍の帝国思想などアメリカが敵対国家を「国民の解放」と言う大儀を作るためのでっち上げ。確かに、東条政権下は監視国家体制で民主制は損なわれていましたが、その東条英機はもともと民主主義によって選挙により政治家になった。そして東條政権も、民主国家として国民の支持を得て当選した政治家が支持して政権発足に至った。

当時から日本は民主国家だった。

と言う事を、『国家の品格』で読みました(受け売り乙)


大変勉強になりました。今後も私なりに理解を深めたいと思います。

お礼日時:2012/04/26 00:54

オリンピックでは日本選手を応援します。


高校野球の全国大会では、自分の出身県の代表校を
応援します。
県大会では出身校を応援します。
つまり自分を応援しているんです。

オリンピックで日本選手を応援するのは
愛国心ではなくエゴイズムです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

貴方と、私も同じような考えです。


日本語の「愛国心」と言う言葉は、藤原正彦先生曰く二種類の意味を混同しているらしいです。

その意味は、「ナショナリズム」と「パトリオティズム」らしいです。
氏は、ナショナリズムを「愛国心」、パトリオティズムを「祖国愛」と訳しました。


因みに貴方の様に、高校野球の全国大会では出身県の代表校を、県大会では母校を愛する。
そういった愛は、祖国愛に該当するようです。

そして、氏の著書の一文に、祖国愛の根底は自己愛というような事を書かれていました。
自分が愛せない人は家族や友人、母校、出身地、出身国、人類そのもの・・・などなぞ愛せません。見たいな事を書いていました。




>愛国心ではなくエゴイズムです。

その通りです。
ただ、正確に言うと、エゴと言うカテゴリーの中に、愛国心が存在するだけです。
もちろん、その中にはナショナリズムもパトリオティズムも含まれます。

貴方の文面を読む限り、エゴでも有り、そのエゴの一部であるパトリオティズム故に、日本代表選手を応援しているようです。

お礼日時:2012/04/26 00:12

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