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   私は以前、http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3112600.htmlなどで輸血拒否問題について解答したのですが、その後この問題に対する日本の医学界の対応に疑問を持つようになりました。

   この問題の完全解決策は「無輸血治療の一般化」にあると私は考えていますが、なぜ日本の医学界ではそのような治療法が普及していないのでしょうか。すでに欧米ではそのような医療技術がかなり進んでいると聞いていますが。今の日本の医療技術でも十分導入可能のように思えますし、また、輸血に伴うC型肝炎感染などのリスク回避という点ではエホバの証人だけでなく一般の人々にも益があると思いますし、・・・なのに、なぜなんでしょう? あのエホバの証人の子供さんが亡くなった「大ちゃん事件」から27年が経ったのに、未だに日本の医学界がそのような問題に医学的な仕方で応えていないのはどうしてですか。

改めて質問は以下のとおりです。

1.無輸血医療は日本の医学界に未だ浸透(一般化)していないのでしょうか。
2.もしそうなら、その理由は何ですか。

   あらかじめ言っておきますが、私はエホバの証人の教義が云々などを聞いているのではありません。そういう方向で議論しても患者の命は救えないと思います。私の疑問は、飽くまで、日本の医学界が医学的な仕方でなぜ応えていないのかという点です。

以下に、私が過去に答えた解答をコピペしておきます。

   エホバの証人の輸血拒否に関するこの問題について彼らの信仰を批判したとしても、信仰の自由が保障されている以上彼らの考えは変化し得ないでしょう。ですから、彼らに対する批判によっては現状は何も変わらず、誰をも救うことにはなりません。ですから、患者を救うという観点からすると、これは「下策」と言わなければなりません。また、現在、未成年の子供たちに対する輸血に関して親権を停止し医療を優先させるなどの方策が検討されていますが、これによってたとえ命が救われるとしても、患者やその家族の尊厳、価値観、信仰に悪影響が及ぶことはやむを得ず、これは「中策」と言わざるを得ません。では、「上策」があるのでしょうか。あります。すでに欧米では無輸血医療が発達しているとのことです。エホバの証人は現代医学を否定・拒否しているわけではなく、むしろ積極的に活用したいと願っているようですので、彼らでも受け入れられる無輸血医療が開発されたことにより、彼らの命と信仰・尊厳が両方とも同時に救うことができるようになりました。

   エホバの証人はいわば「輸血の(宗教的な)アレルギー患者」ということができるでしょう。彼らは日本だけでも20万人以上います。医学界は医学的な仕方でそのような患者たちのニーズに応えるべきではないでしょうか。そのような無輸血手術という近未来的な先進医療は輸血に伴うリスク回避にも貢献し、エホバの証人だけでなく一般の人々にも恩恵をもたらすものです。かのエホバの証人の子供さんが亡くなった「大ちゃん事件」からすでに27年も経ちました。その間、医学界は何をしていましたか。繰り返しますが、医学界は医学的な仕方でこの問題に応えるべきです。現状の医療技術で満足していては現代医学の進歩はありません。日本においても無輸血手術が基本的な医療技術の一つになるなら、エホバの証人の輸血拒否に関するこの問題は完全に解決することでしょう。

A 回答 (13件中11~13件)

No.3の方の意見と同様に、


欧米では無輸血治療が主流という資料の存在自体を知りません。
ご教示いただければ、幸甚に存じます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tuf …

質問者様は、ERというTVドラマをご存知ですか?
最も現実に近い医療ドラマとして非常に高い評価を得ている番組です。
ERという特殊性もあるでしょうが、バンバン輸血していますよ。

日本では正中切開が中心ということはありません。
腹腔鏡手術が非常に発達しています。
それに、正中切開をすれば、輸血が必要……ということはありません。
日本で開腹手術が多いのは、癌の手術が多く、
しかも、リンパ節郭清をするからですよ。
腹腔鏡手術では、リンパ節郭清が上手くできません。
日本では、リンパ節郭清をするために、癌でリンパ節郭清手術をしたときの
治療成績は欧米よりも良いですよ。
医療技術が欧米より下……ということはありません。
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この回答へのお礼

   ご回答ありがとうございます。色々な情報からすると、欧米ではすでに無輸血医療が実用的な段階に達しており、患者の選択肢の一つとなっていると私は考えたのですが。確かにまだそれが「主流」にはなってはいないと私も考えています。

   それに関連して、A No.6のtaka-1314exへのお礼の部分に示したサイトに関してご意見を伺ってもよろしいでしょうか。よろしくお願いします。

お礼日時:2012/05/04 16:39

ご質問の前提である


> 欧米ではそのような医療技術がかなり進んでいる
> 日本の医学界ではそのような治療法が普及していない
とのことを示すような資料をお持ちなのでしょうか?

血液製剤のうち、アルブミンやFFPなど血漿由来の製剤の使用量は欧米より多く、国内で全てを供給しきれていませんので輸入しているなど問題となっています
アルブミンやFFPなどは癌や肝臓病の末期など慢性的な場面で漫然と使われてしまうことがその主因と思います

しかし手術や出血外傷時などで使われる赤血球製剤の人口あたりの使用量は特別に多くはなく、欧米のおよそ半分の使用量で済んでいます

待期的計画的な手術ではあらかじめ自己血を準備することが多くなっていますし、清潔な手術の場合は出血した赤血球を回収することも珍しいことではありません
ただし、こうした他人からの輸血を回避することが普及しても、自己血輸血さえ拒否するのであれば別の問題です

また、大量の出血を伴うような手術では輸血をゼロで行うことを確証するのは難しいことはあると思います

参考URL:http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Yurinoki/45 …
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この回答へのお礼

   ご回答ありがとうございます。ご指摘の点にお答えします。

> 欧米ではそのような医療技術がかなり進んでいる

   すでに無輸血医療というものが存在しているというのは事実だと思います。上の私の見解は、日本国内におけるよりも欧米の方がそのような医療の研究・実践が進んでいるという意味だと考えていただければと思います。それは事実と反するでしょうか。

> 日本の医学界ではそのような治療法が普及していない

   実際に、国内のどの病院でも無輸血の治療が受けられるという状況でない(一般化していない、普及していない)ことは明白だと思いますが。

   資料の提示をお求めでしょうか。では、A No.6のtaka-1314exさんへのお礼の部分に示したサイトに関してご意見を伺ってもよろしいでしょうか。よろしくお願いします。

お礼日時:2012/05/04 16:48

この件では専門家ではないので正しいかどうかの保障はありません。



無輸血治療が広まらない理由は「代替治療の範囲があまり広くない」「副作用の研究が進んでいない」ことであると思われます。
代替治療の範囲は現在のところ、凝固因子や血小板の代替は存在せず、そのほかの因子もまだ不完全な状況とのことです。

また、臨床実験も通常の状況では難しい(戦争なり自然災害でも発生しない限りは難しい可能性がある)と推測されるため、データが少ないという点も関係すると思われます。

そして「無輸血治療を望む人間が少ないこと」もこの状況に拍車をかけているのではないかと推測されます。諸外国においては聖書原理主義のような団体があり、その人たちの需要もあるため、医者としてもある程度のそのような知識が必要となることがあると思います。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。なるほど、そのような事情もあったのですね。参考になりました。

   では、「エホバの証人のような信仰に基づく輸血拒否者でも受け入れることのできる医療技術」が日本の医療現場でも普及するにはどうしたらよいと思いますか。もしお考えがあればお教えください。

お礼日時:2012/05/05 15:48

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