プロが教えるわが家の防犯対策術!

素人なので拙いところだらけですが質問させて下さい。


グラフィックデザイナーは残業や休日がないのは当たり前、体や心の健康を損なうのは当たり前、だと聞きます。

グラフィックデザインをしようとしたらその道を辿るしかないのでしょうか?

兼業程度であれば何とかなるのでしょうか。

世間一般の働き方でグラフィックデザインに関わる仕事というのはないのでしょうか。

A 回答 (4件)

グラフィックデザイナーは残業や休日がないのは当たり前、体や心の健康を損なうのは当たり前、だと聞きます…。



 う~ん、確かにデザイナーとかクリエイティヴ関係の仕事ともなると、期待されるにつれて忙しくはなりますし、そうなれば残業はあたりまえ、たまには必要に応じて休日出勤もしてしまう、そうした不規則性は仕事の性格上しかたがないと言えます。ただ、それも企業や業種によって大きく違うようですし、あまり深刻に考えるのもどうかと思います。

 実際に仕事に就いてみますと、職制上、義務として残業や休日出勤を強いられるというよりも、自分にとって満足のいく結果を求めているうちに、いつしか退社時間を大きく過ぎてしまうとか、休日に出勤しても一気に仕上げてしまおうと考えるとか、こんなことを言うと言い過ぎになってしまうかもしれませんが、どこか「好きだから、つい…」といった要素があるように思います。

 つまり、ある面ではサラリーマンでありながら、ある意味では勤務とか待遇を越えて、好きな仕事にのめりこんでいる、そんな特殊性がどこかにあるように思います。ただ、体や心の健康を損なうのは当たり前…、それはちょっと考えが過ぎるようには思いますけれど。

 こうした特殊性は、小規模なデザインスタジオはもとより、大規模な企業のインハウスデザイナーたちにとっても、程度はさまざまなものの、みな同じような傾向が見て取れます。つまり、デザインが嫌いではデザイナーは勤まらないということでしょうか。

 ですから、世間一般の働き方、つまり、一般的な勤務時間や日数を大きく超えない範囲で働けるグラフィックデザインに関わる仕事、無くはない…と思いますが、デザインスタジオはともかくとして、大企業のそうした部門でも、ご希望の条件を満たすような職場環境はこれまで一度も見たことがありません。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

会社による法外な強制労働というより完成度を求めるあまり、という自分の気持ちの面が影響しているということがよく分かりました。

そしてわずかながら私もその気持ちが分かりますので納得が行きました。


それでも精神を病む方がおられるということは、肉体的に辛いのが実質的な原因なのでしょうね


丁寧なご説明、ありがとうございました!

お礼日時:2012/05/21 00:22

労働条件は会社によりけりですが、まぁ大抵は忙しい感じでしょう。



また、個人の体力ややる気、才能によっても、変わります。
毎日終電でも平気の平左なデザイナーがいれば、たった1時間の残業でも、体調および精神を壊すデザイナーもいます。
要は、仕事内容の合う・合わないによるのではないかと。

>世間一般の働き方でグラフィックデザインに関わる仕事というのはないのでしょうか。

パッと思いつくのは、クライアント側の宣伝部で、販促物やカタログを担当することでしょうか。
でも、他人が作ったものをハンドリングするだけですので、それがあなたにとって楽しい仕事かどうか。
コスト管理やスケジューリング、それに出来上がったデザインをトップにプレゼンするのも担当者の役目です。
ここは変だとか、ここはこう直せだとかの集中砲火を浴びる役も買って出なければなりません。
自分が作ったデザインではないのに、文句を言われなければならないのですが、そういう仕事でもいいんですか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

宣伝部は思いつきませんでしたが、興味がわきました。わざわざデメリットまで挙げて下さりありがとうございました。

そちらも視野にいれようと思います。
参考になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2012/05/20 13:43

グラッフィックデザインの仕事をしております。



グラフィックデザイナーとひとことでまとめるには難しい位様々なお仕事があります。
専門を卒業しているので同級生には色々な人がいますので、その人達の事もふくめて回答致します。

まず、グラフィックデザイナーとして就職した人で定時に帰れている人はほぼいません。
定時にあがれる人は、プリクラの素材デザイナー。
7時頃には帰れている人はステーショナリー系です。
大抵は繁忙期は終電まで、ゆったりの時は7時~8時に帰れる環境だと思います。また、繁忙期の土日出勤なんて当たり前という会社もあります。
デザイン会社ではなく、メーカーなどの「デザイン部」であれば定時に帰れる所は多いようです。

勤務中に倒れた人もいます。過労死した人の話も聞きますね。
うつも私の知人にはいませんが、そういう話も頻繁に聞きます。どんだけ才能があっても、心の病気になると簡単な事ですらまともにできなくなってしまうらしいです。

お給料は、それなりの事務所であれば低いです。事務所というより、ちらしやPOP等をガツガツこなしていくような会社は初任給でも額面で20万前後がもらえます。前者も後者も忙しさには変わりないでしょう。

私の話をしますと、女ですが同級生の中で一番激務だと思います。3週間休み無しで働いた事もありますし、それが殆ど10時~終電帰宅。
時給で計算したら時給300円位でした。
多少の体調不良なら通常通り出勤します。でないと、社内の人にものすごい迷惑がかかるので。そういう所が体調や精神に良くないのでしょうね。
学生時代はあまり分かりませんでしたが、産みの苦しみって尋常じゃないんですよね。
それでもやめたいとは思いません。もっと上手になれるように、と日々苦労しています。それくらい魅力的な仕事だと思います。

そして、兼業では勤まるお仕事ではないです。趣味ではできても、兼業としてお金を稼ぐには最低限経験がないと無理でしょうね。
ネットで簡単にロゴを作る仕事・報酬2万円とかありますけれど、個人的にはすごく見ていて気分が悪いです。
デザインってそんなに安値で取引されるべきではないし、大抵の作品がヒドイです。それは日本のデザインレベルを凄く下げてしまっているような気がします。

デザイナーとして働くには、失うものも多く、本当に好きじゃないと勤まらない仕事だと思いますが、とっても楽しいですよ。

ちなみにメーカーの商品企画なんかは外部や内部のデザイナーに指示を出している立ち位置ですが、デザインに携わる事はできます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
現場のリアルな話や、兼業の話とそれに対する意見など、本当に丁寧にお答え頂きありがとうございました。

やはりデザイナーは職人の域ですね。
私も寝食忘れるくらい何かのデザインをしているときは楽しいのですが、それを毎日やるというさらに上の段階についていけるかどうか真剣に考えてみます。

デザイン部門や商品企画についても調べてみます。

助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/20 13:41

そういう傾向のある業界であるらしいですが、必ずしもそれで確定でもないでしょう。


きちんとした会社に雇用されるなら、普通のサラリーマンのように時間管理されると思います。
ただ、そういう職業を指向する人達も、時間管理などされたくない、自由に仕事をしたい、という傾向がありますので、自ずと成果報酬的になり、結果、のべつまくなし仕事に追われる事になる傾向もあるようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>>そういう職業を指向する人達も、時間管理などされたくない、自由に仕事をしたい、という傾向がありますので、自ずと成果報酬的になり、結果、のべつまくなし仕事に追われる事になる傾向もあるようです。

というところに驚くと共に非常に納得しました。
思えば私もサークルのパンフ作りの時は寝食忘れて作りたがっていました。

大変参考になりました!!

お礼日時:2012/05/20 13:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!