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中和滴定を行ったときの滴定量とphを表す滴定曲線はなぜhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …
のような形になるのでしょうか?

中和点より左の曲線があの形になるのはph1→ph2の変化よりもph3→ph4の変化のほうが
起こりやすい(必要とされる酸or塩基の物質量が1/10でしかない)からなのは理解できますが

中和点より右のグラフがあの形になる理由が分かりません

教えてください。

A 回答 (1件)

0.1mol/Lの塩酸10mLに0.1mol/LのNaOH水溶液をちょうど10mLだけ加えると、20mLのNaCl水溶液ができます。



滴定曲線の右側のグラフは、20mLのNaCl水溶液で0.1mol/LのNaOH水溶液を希釈したときにどれくらいpHが変わるのかを考えると、理解することができます。

滴下量が10.02mLのときは、過剰なNaOH水溶液が0.02mLなので
 [OH-]=0.1*0.02/(20+0.02)=0.0001 より log[OH-]=-4.0 だから pH=10.0

滴下量が10.2mLのときは、過剰なNaOH水溶液が0.2mLなので
 [OH-]=0.1*0.2/(20+0.2)=0.001 より log[OH-]=-3.0 だから pH=11.0

滴下量が12mLのときは、過剰なNaOH水溶液が2mLなので
 [OH-]=0.1*2/(20+2)=0.009 より log[OH-]=-2.0 だから pH=12.0

滴下量が30mLのときは、過剰なNaOH水溶液が20mLなので
 [OH-]=0.1*20/(20+20)=0.05 より log[OH-]=-1.3 だから pH=12.7

pHが10→11の変化はpHが11→12の変化と比べて、必要とされる塩基の物質量が1/10でしかないことがこの計算からわかります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました
よくわかりました!

お礼日時:2012/06/12 12:11

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