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反原発デモのニュースを見ていて、いつも気になる事があります。

自然環境保護の目的で反原発のデモをしていると思うのですが、じゃ、どうして火力はOKなの? という事です。

地球温暖化と叫んで大騒ぎしていたのは、つい2年ほど前の事ですよ。 なのに、今ではサッパリ ・・・

今では二酸化炭素をそれほど出さないで燃やす事ができるようになったとか聞きますが、排出量がゼロになったわけではないですよね? だったら、原発も火力も全て反対するのが本当ではないでしょうか?

これを考えると、反原発デモのバックに中国がいるとか、昔の学生運動家の連中がまた悪さをしているとか、これらが本当らしく思えてきます。

もしそうだとしたら、このクソ熱い時にデモに参加するなんて、アホとしか言いようがないと思うのですが ・・・

質問を繰り返します。 反原発のデモをやっている人は、なぜ火力も一緒に反対しないのでしょうか? 地球温暖化なんてクソクラエと思っているのでしょうか?

A 回答 (31件中1~10件)

 完全に討論の様相を呈していますが、丁寧でまじめな「お礼」をいただきましたのであえて三度目の投稿をさせていただきます。



 個人的なことですが、わたしがネット上での原発論議に触れたのはこの二週間ほどです。素人が自分の意見を対等な立場で表明できる点では感心したのですが、同時に単なるポジショントークがまかり通っている状況には辟易しました。
 たしかに原発反対・懐疑派には左翼が目立つかもしれませんが、原発問題・エネルギー問題そのものは政治党派の別は関係ありません。正直に申し上げれば、現在進行中の問題を理解するつもりのない人たちが慣れ親しんだ図式に落としこんでわかったつもりになっているだけ、なのだと思います。
 反原発運動の背後に中国を見ることも同様です。いま現在、中国がこの運動に影響力を行使しているわけではありませんし、たとえなにがしかの接触があったとしてもどうでもいいことです。日本人が日本の問題を考えて答えを出そうとしているときに、中国は関係ありません。問われるべきは、その答えは正しいのか否かだけです。
 強いていえば、先の回答に書きました、すでに日本が再生可能エネルギーの分野で遅れをとっていることには関心がありますが。

 かく考えるので、わたしは「いまの日本政府に対する不信」もとくに意識していません。不満に思う点は多々ありますが、そもそも党派や政府を全体として信頼する(信頼しない)姿勢をとっていないからです。これをする人は信者です。最終的には選挙で単純な答えを出さなければなりませんが、レッテルを貼って理解したことにはしたくありません。
 現状でわたしが結論的に答えを出しているのはこれまで原発を推進してきた人たちです。事故前にはまだ素人には判断がつかない分野でしたが、もはや決着はつきました。ほんとうは彼らを専門家として当てにしなければならないはずなのですが、いまだに現実の結果を受け入れない姿勢を見るにつけ、どうしても信用できないのです。

 ちなみに、オスプレイについてはあまり詳しくないので判断を保留してます。強硬な反対論者はいつもいるものですが、その枠をこえて地元が盛り上がっている(ように見える)のは、要するに「無視された」と怒っているのかと想像するのですが。

 ご質問の原発を停止したときの節電および代替エネルギーですが、これは論者によって幅があるので一概に反対派の意見を「回答」できません。あくまでもわたしの個人的な見解なら、以下のとおりです。

 まず、現在の電力需給予測は恣意的な範囲が大きく、実際にはPPSなどの活用、自主的および政策的な節電、火力発電等のフル稼働(質問者様が懸念されている)で、原発を稼働させなくてもまかなえる――まかなわざるをえない、事故を起こすより良い――という判断に傾いています。それほど非現実的な想定とは思っていません。だからこそ、左翼ではない橋下さんも途中まではこちらだったわけです。
 節電自体も10%程度ならさして苦にはならないのでは、と考えます。わたし自身は昨年の関東の節電を、自分も参加する競争ととらえ、じつは結構楽しんでました。「夏はこんなに暑かったんだ」と感動したり、毎月の請求書を賞状のように受け止めたり。それまでも節電はしているつもりでしたが、まだ工夫の余地があったことも発見でした。質問者様には「不謹慎」と怒られそうですが…。
 なお、産業界に対する悪影響も喧伝されているほどとは思いません。影響がないとは申しませんが、どちらかといえば言い訳に近いと聞こえました。企業の海外流出も円高も経済不況も、どれも震災前からの課題です。工夫の余地はまだあります。
 節電で命にかかわる人がいるのは承知していますが、だれもそこまでは求めていないのですから、必要な対策をとればいいだけだし、どれも実際に対策が取れる事案だと思います。

 将来的には原発以外の電源を開発して、というのは賛成派の皆さんも同意していらっしゃるようです。ただ、わたしは成り行きに任せていたら達成できない、あるいは致命的な遅れをとると考えています。「いつかは」ではなく「いま」始めなければ、このままになるのではないでしょうか。
 他国の事例を見ても、電力の自由化、発送電の分離、送電網のスマート化と地域間の連携、買い取り制度の拡充は必須と心得ます。再生可能エネルギー・蓄電・節電等の技術開発も当然求められます。これらのためには莫大な時間と費用が必要になります――それでもあの益体もつかない核燃料サイクル計画よりましでしょう――から、当面は石油以外の火力(石炭、天然ガス、シェールガス等)の効率化と充実化、国際基準での安全管理を厳正に施した原発の稼働に頼らざるをえません。

 じつは、わたしは原発そのものに対しては絶対反対ではありません。ただ、最低限必要だと考える対策がないがしろにされたままなので反対しているのです。大飯でいえば免震重要棟の建設、現実的な避難計画の作成、活断層の緊急調査、ストレステストの終了、防潮堤のかさ上げ、オフサイトセンターの見直し、等になります。
 必要な対策をとり、かつ将来的なエネルギー政策の展望が描けたなら、原発の稼働はあって良いでしょう。2030年の比率で10%くらいが適性なのでは、と考えます。新設なしで40年廃炉を実行しても15%に届かないのですから、それほど非現実的な数字ではありません。

 また、際限なく節電はできない、というのは感情としてはもっともと思いますので、わたしは3年が限度と考えます。3年以内に安全対策と原発行政に対する信頼を取りもどさなければならない、これがタイムリミットでしょう。この切実さが推進派には足りないと感じています。
 「湯水のように電気をつかう人」は判断基準がありませんので回答不能です。わたしは結構いたと思いますが、そう思わない人を説得する材料も持ち合わせていません。

 震災は日本が生まれ変わる好機になる、現実の問題にもっと現実的に立ち向かう国になる、と期待したのですが、結局あっという間に慣れ親しんだ、目先のことに終始する不毛な対立に戻り、様式化されたダンスを踊っています。わたしはそのことに腹を立てています。
 願わくばいまからでも変わっていってほしいです。エネルギー問題はそのきっかけとして良い案件だとも思っています。

 前回、前々回を上まわる長文になってしまいました。申し訳ありません。
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この回答へのお礼

sync-mag 様、何度もご意見を頂き、有難うございました。
今回のお話を伺って、sync-mag 様は単なる反原発原理主義者ではない事が分かって納得しました。
もしかしたら、基本的には私と相通じるところがあるのではというような印象を受けました。

私も福島のあの惨状や核のゴミ問題に接して、これ以上日本に新規原発を増やす事は無理だと感じています。 と言って、私たちには現実の生活があります。口先の綺麗事で片が付くものではありません。
その狭間で日本人同士が大きく意見が対立しているのだと感じています。

幸か不幸か、今回の震災で全国の電力会社の傲慢な経営体質が露呈しました。発送電分離など今後は電力の供給体制に大きな変革が求められるようになると思います。

最後に反原発デモについてですが、やはり左翼系の臭いが強い人がメディアに登場する事は逆効果のように感じています。できれば、(菅直人のような売名行為目的ではなく)本当の意味での「市民運動」がこの日本でも展開すればなと願っています。

何度も真摯なご意見を頂いて、有難うございました。

お礼日時:2012/07/27 16:36

 No.28です。

お礼ありがとうございました。
 あわせて再度のご質問をいただいたようですので、ルール違反かもしれませんが答えさせていただきます。

 まず大前提として、純粋に筋を通すことにこだわるなら文明を拒絶した原理主義しかありません。個人としては尊敬しますが、これを社会に要求するととんでもないことになります。
 安全と便利をともどもに実現しようとするのはあたりまえのことです。そして、両方を「完全に」実現できないならどこかで妥協するしかありません。その点で、わたしは火力発電のCO2問題は近い将来解決しなければならないし、飛行機は安全追求を続けなければならないと思いますが、原発に関してはこの努力が信用できないでいます。

 飛行機がOKで原発がダメな個人的な意見を以下に書きます。

 まず、飛行機についてはすべての技術(安全)情報が開示されています。企業秘密や保安上の理由から部外秘とされていることでも、しかるべき技術があれば開示できます。そのため、飛行機の技術(機械、運航、経営等)は専門家によって厳しい批判にさらされてきただろう、とある程度信頼できるのです。
 しかし、原発は事業者と規制当局、研究者、政治家(ついでにマスコミも)がなれあいの関係を作って、批判的な意見の持ち主を排除してきた経緯が明らかになってしまいました。15メートルをこえる津波の可能性が指摘されながら軽視したり、IAEAの基準にしたがった避難計画の作成が東電によってつぶされたり、など枚挙にいとまがありません。
 この同じ人たちがみずからの過失を認めることなく元にもどそうとしている現状に危機感をおぼえます。反省しないのなら進歩だってありません。

 次に、飛行機についてなら、わたしにも選択権があります。どの会社、どの便、どの型式と選べますし、国内なら乗らないという選択肢もあります。飛行機の危険は公知のものであり、そのうえで安全対策を告知してこちらに選択権をゆだねてきました。
 しかし、原発はそもそも「重大事故はない」としてきたのだし、ほかに選択肢もなかったのですから、飛行機と同列にはおけません。電力が自由化されている国であれば、個人の信条にしたがって原発のない高い電気を選ぶこともできますが、日本でこれはできません。「文句があるなら電気を使うな」はまるで居直り強盗のセリフです。
 この手の選択肢がいっさいないのですから、原発自体に反対という人だけでなく、見すごせない問題点があるという人まで、現状では「原発反対」に単純化されざるをえないのです。

 一点目と二点目を合わせて補足します。
 航路や空港などについては住民に選択権がありませんでした。おかげで成田空港などずいぶんもめましたが、最終的には政府・事業者が自分たちの過失を認めることで和解にこぎ着けました。こういう姿勢が見えないので、わたしはいまだに彼らを信用できないでいます。
 原子力ムラの住人たちは一般的な責任を認めても、具体的な点はすべて「責任なし」と主張しています。しつこいようですが、現実の問題に対して具体的に答えない人たちを、あなたは信用できますか?

 さて、三点目です。質問者様も予期されているとおり、被害の規模と質に相違があります。飛行機の事故は大惨事を引きおこしますが、どれほどひどい事故であっても犠牲者と被災地、被害の継続する期間は局限されます。これはこれで暴論ですが…。
 その点、原発はいったん重大事故を起こせば数万人(展開次第では3000万人も予想されました)規模におよびますし、他国さえ巻き添えを喰らいます。しかも、それがいつ収束するのかわからない状態です。飛行機事故で集落や町を根こそぎしてしまうような事故など考えられません。
 原発の避難地域に取り残されて餓死した人の話とか、あの無人の町並みを見て「こっちのほうがマシ」とはお思いにならないでしょう。もちろん、本来は比べるようなものではないのですが。ちなみに「直接の被害者」はこれからの話です。

 反原発運動の背後に中国の陰謀をかぎ取っているようですが、戦後わが国に対して福島第一ほど莫大な被害を与えた事例はないのですから、これこそ他国の陰謀をかぎ取ってもよろしいのでは? 原発ムラは某国のスパイにちがいないとか。
 まじめに答えれば、少なからざる郷土が祖国から失われようとしているときに怒るのはじつに「愛国的」です。中国の扇動など考慮しなくても理解できることです。

 ところでこの中国ですが、原発を推進しながら再生可能エネルギーの分野でも力を入れており、すでに日本ははるか後塵を拝しています。主力である風力はわずか18分の1、太陽光でも抜かれてしまいました。世界シェアはまさに中国メーカーが席巻しつつあります。彼らはすでに原発を当座のものと見切っているわけです。当座でも強行できるのはまさに民主主義のない国なればこそですが。
 もしもわたしが中国の指導者で、かつ日本の弱体化を狙うなら、原子力発電を推進するよう後押しするでしょうね。少なくとも、飛行機を落としているより確実ですから。

 地球温暖化も飛行機事故も避けたいのはだれもが同意できます。ならば、問わなければならないのはどうすれば被害がなくせるか、減らせるかでしょう。原発に関して、この苦労を背負いこまずに被害を比べて「許されるべき」と主張されても、わたしは賛同しかねます。

 またしても長文回答、失礼しました。
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この回答へのお礼

sync-mag 様、愚問に対して何度も真摯にお答え頂いて深く感謝します。
ご意見を伺って、やはり日本政府に対する根深い不信感が根底にあるように感じました。
ある意味で、今のオスプレーの配備問題と同じような印象を受けています。

原発を火力、それに航空機の危険性と同列に考える事は様々な理由から無理があると思いました。
早く原子力に代わる新しいエネルギー源が開発される事を願うばかりなのですが、果たしてそれは
いつの事になるのか分からないというのが現状かなと思います。

何度も愚問を呈して申し訳ないのですが、最後にもう一度だけ教えて頂けないでしょうか?
それは、別の方にもお聞きしたのに回答が無かったのですが、今のこの節電協力は一体いつまで
続けなければいけないのか? という事です。
今日もうだるように暑いですが、会社に行っても電車に乗っても実にゆるく設定されたエアコン、
大きなビルでも数台あるエレベーターで稼働しているのは数台のみでボタンを押しても一向に来る
気配もない、来ても満員通過、ビルのネオンが消えたため夜になったら薄暗い町、風力発電の
せいで高くなった電気料金、それに堪りかねて海外に出ようとする企業 ・・・ 一体いつまで
こんな状態が続くのでしょうか? 

こういう意見を述べると、おそらく反原発の人たちは (まるで水戸黄門の印籠のように) すぐに
「福島の人たちの気持ちを考えろ!」とか反論しますが、国民の我慢にも限度があるように懸念して
います。日本人は福島県民だけじゃないからです。

それと、デモ参加者の代表のような感じで、大江健三郎氏とか坂本隆一氏の反原発の演説がテレビで
流されていますが、この人たちは極めて強固な左翼思想の持ち主だったはずです。(Wikipedia 参照)
そのため彼らの顔を見た瞬間、「あ~あ、やっぱり ・・・」と思ってしまいますし、「バックには
中国がいる」とかの噂が全くのデタラメではなさそうな雰囲気を感じますので、デモの主催者はよく
考えた方が良さそうです。 
イメージって本当に大事ですから。

あと、反原発派の主張によく出るのが、「今まで日本人は電力を湯水のように浪費してきた。それを
補うために原発が考えられた。今後は考え直すべきだ。」というのがあります。
一瞬なるほどと思ったのですが、考えれば電力を湯水のように浪費する人って日本に本当にいましたか?
そんな企業もありましたか? 電気はタダではありません。
我が家でも家族が多いので夏のエアコン使用で一か月の電気代が数万円に跳ね上がります。そのため
昔から誰もいない部屋のエアコンはつけない、夜寝るときは全ての明かりも消す ・・・ 自然に節電を
続けてきたわけです。 
余程の大金持ち以外で、「電力を浪費」する人なんて本当にいたのですか?

すみません、話が脱線してしまいましたが、さっきの質問にお答え頂ければ幸いです。

お礼日時:2012/07/25 17:16

原子力発電より火力発電の方が効率が悪く金がかかり、二酸化炭素を多く排出するためです。


少し扇動すれば大幅に日本の国力を下げることができ、自分の国のCO2排出量を目立たなくすることができますから、もちろん中国・ロシア・韓国等の近隣諸国が動かないわけがありません。

中途半端な知識を持った野心溢れる学者が力説するテレビ番組によって知識を得て、
自分で何も調べようとしない反原発論者は何によって動かされているか最後まで考えないでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。
何だか、あのデモのバックに特定の国が関わっているという噂が本当のように思えてきました。
あのデモには何かスッキリしません。

お礼日時:2012/07/24 18:09

 No.24さんの言うとおり、CO2による地球温暖化はいまだ継続中です。

ただマスコミが騒がなくなっただけで、別にウソだと立証されたわけではありません。
 おそらく中国とアメリカが反対しているので劇的な進歩が望めないことと、なにしろ地球環境という長期的な現象なので変化が目立って見えないことが原因でしょう。要するに「あきた」とも言えますが。

 「なぜ火力にも反対しないのか」というご質問ですが、これは単純に時間的なスパンの相違であり、まさにプライオリティと捉えているのだと思います。
 原発に反対するような人には環境保護主義者も多そうですから、中には火力発電にも反対という人がいるかもしれません。しかし、地球温暖化は今日明日でどうにかなるものではありませんが、原発はいつ事故を起こすかわかりません。
 いまだに福島第一の事故原因は解析中で、東電が主張するとおり津波だけが原因なのか疑問が出されつづけています。津波が襲来する前にすでに破損していたなら、ほかの地域でも危険はあります。おりしも原発直下の活断層が指摘されている昨今でもあります。
 とにかく、原発が重大事故を起こせばどうなるのか、わたしは骨身にしみました。

 ほかの方へのお礼で、くり返し「大停電になればわかる」「火力発電が大事故を起こせば」と書かれていますが、関東はまさしく去年計画停電を経験しました。大規模停電になりそうだと、いきなり電車の本数が減らされたりしました。「もっとうまくやれないのか」と怒っている人は多かったですが、大部分は「あれだけの大災害なのだから仕方ない」と受け入れていたと感じました。感じただけなので、証拠はありませんが。
 ついでに発電所の大事故はまさしく福島第一が起こしましたよ。それに懲りたから原発反対が盛り上がっているのです。

 原発に反対という人でも、その理由や、ではどうすれば良いのかという展望については人それぞれです。
しかし、現在の反対運動は「原発反対」という一点で一致した人たちの集まりなのですから、それだけをくり返すことになります。結果的に、どうしても単調で無思慮な要求に聞こえるのでしょう。
 ネットだと真偽不明な思いこみが氾濫していますが、とりあえず飯田哲也さんの著作とかあたってみてはいかがでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。
このサイトでの議論は禁じられているようですが、実は、あのデモ参加者に対して、もうひとつ懐疑的なところがあります。
それは「あれほど安全、安全というのなら、なぜ、飛行機の運用に反対しないのか?」という事です。

一旦、飛行機事故が起これば数百人の生命が一瞬にして失われる実に悲惨な結果になりますよね。
助かる事は奇跡に近いほど、あり得ません。
でも、「いつ落ちるか分からないし、もし都市の真ん中に落ちたら大変な事になる、従って、原発と同様、飛行機の運用も今すぐにやめろ!」という主張が出ても不思議ではないのですが、私は聞いた事がありません。

しかも原発の場合、福島の事故が「直接」の原因となって命を失った人はいないと聞いています。一人もです。

飛行機は毎日この日本国内で数百・数千という便数が飛んでいると思いますが、「絶対に安全」と言えるのでしょうか? 
なぜ原発はダメなのに、(速度は遅いが被害規模がケタ違いに大きくて深刻な地球温暖化に直結する)火力はOK、事故ったら全員の命が助からない飛行機もOK・・・何だかダブルスタンダードだとお思いになりませんか?

お礼日時:2012/07/24 18:06

ヤバさのスピードが 全く違うんでないのかい?



放射能は福島の事で一目瞭然。

でも、炭酸ガスは 真綿で首締めるようなスピード、まあ、それまでには 技術が解決してくるだろうと・・・

イイことではないが、同列に並べるのはどうも無理があると思うが
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この回答へのお礼

有難うございます。
たしかに、おっしゃるように地球温暖化の速度は遅いかも知れませんが、2年ほど前まで大キャンペーンを張っていた人たちの主張が正しければ、「速度は遅いが、規模が桁外れに大きい」問題になるようです。(ただ、私はこの主張にも懐疑的ですが)

そのとおりだとして、暴論を覚悟で言うと、仮に原発事故が起きても被害はせいぜい数百キロ範囲程度。地球の裏側まで被害を受ける事はない。離れた外国から見れば、所詮は他人事で済む話のようです。
しかし地球温暖化は全世界的な規模で人類の安全が脅かされる。
従って一刻も早く火力発電など、化石燃料を使う産業は廃止しなければいけない・・・こういった理屈になるはずです。となると、同列に扱っても良さそうな感じがします。

ただ、どっちの方が怖いか、という話になりそうですね。

お礼日時:2012/07/24 17:53

NO11です。

お礼ありがとうございました。
>たしかに、デモの謳い文句に自然環境保護という表現
>は無いかも知れませんが、原発を事故を起こすと国土
>が崩壊する、すなわち「自然環境の破壊」と同じでは
>ないでしょうか?
>福島に戻れない人が多いのも、要は放射能で自然が破
>壊されて人間が住めなくなったからだと思いますが。
(以上便宜上改行挿入)

おっしゃる通りです。原発事故の恐ろしさは空前絶後です。今度事故が起これば日本国内、まともに生活できる地域がなくなってしまう可能性だってあります。原発を稼動しなければ経済に悪影響がある、どころではありません。平均気温が一度上昇した、二度上昇した、そんな問題どころではありません。二度と起こしてはならないのです。だから「再稼動反対」云々を叫んでいるのです。

火力発電によって環境破壊が起こったとしても、原発事故の比ではないと自分は考えています(事故が起こらなくても使用済み核燃料の問題もあります)。ですから必要悪かも知れませんが当分火力発電を主体にせざるを得ない。原子力に頼るよりはましだ、というのが自分の立場です。

以上から自分の関心事はとにかく原発を止めること、当面それだけなのです。どなたかが書かれていましたようにプライオリティが比較にならないほど高いということです。
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この回答へのお礼

再度のご意見、有難うござしました。
真面目にお答え戴いて感謝します。

お答えを聞いて感じたのですが、デモに参加している人たちとは、やはり価値観あるいは優先順位が大きく違うと感じました。
私は原発は「いずれは」廃止すべき運命にあると考えています。
なぜ、即刻ではなく、「いずれは」なのか?
例えば全ての原発を今日にでも廃止したところで核のゴミ問題が即刻解決してゼロになる事はあり得ない、仮に数字で表現したとすると、100かかるのが120かかる事になるということでしょうか。
こう言うと、「そら、すぐに全て廃止しないと20も負担やリスクが増えるだろうが」という反論があると思いますが、その20を回避するために日本全体や国民生活をガタガタにして良いのか? という事でしょうね。

ここが意見の分かれるところだと思います。
すみません、このサイトでは議論は禁止されていると思いますので、ここまでにします。

ただ、去年から続いている節電の動きは一体いつまで続けるべきだとお考えでしょうか?
正直言って、いい加減ウンザリしている人が私の周りにメチャクチャ多いのですが。

お礼日時:2012/07/24 17:45

>>原発反対運動は、ある意味で自然環境保護の観点から行われているはずです。


なぜなら、原発で事故が発生→大量の放射能で国土が汚染→自然破壊により人類に悪影響が出る。

あなたのこの理屈なら原発は廃止しなくてはなりませんね。
なぜなら、原発からは発電し終わった時に放射性廃棄物が出るからです。
あなたは、この事を一切、考えていませんね?

日本では、地震や火山噴火等に耐える強固な施設でなくてはならず、地下水にも汚染がないよう地下300mの箇所に多重バリアを引いて処理する手法が提示されているが、場所の選定からして大変であり、候補地の目途すら立たない状況にある。(wikipediaから引用)

あなたは日本のこのような条件で原子力発電し続ける事に不安はありませんか?
そして、ぜひとも、原発推進派の人達に聞いてみてください。
「放射性廃棄物は最終的にどうするつもりなのか? 大地震が来て、また、事故が起こったらどうするつもりなのかと。」
原発推進派の人達は何も答えられませんから。
火力発電から出るCO2と放射能では、人体、環境に与える影響力が違いすぎ、比較になりません。

それと、原発反対派の人達の考えの背景には、政府、メディア、東電に対する不信感があります。
この三者は嘘をついていて、本当の事を隠しているのではないか?という思いが常にあるのです。
http://diamond.jp/articles/-/13456?page=2
このようなスピンコントロールをされれば、誰だって不信感を持ちますよね。
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この回答へのお礼

有難うございます。
> あなたのこの理屈なら原発は廃止しなくてはなりませんね。
なぜなら、原発からは発電し終わった時に放射性廃棄物が出るからです。
あなたは、この事を一切、考えていませんね? ・・・

質問の主旨から外れて申し訳ないのですが、別の方へのコメントでも申し上げたのですが、あの惨状を見ると、私も原発はいずれは廃止しなければならないと考えている一人です。 いずれは。
ここがデモをしている人たちと決定的に違うところだと思います。
ニュースを見ている限り、「日本がどうなろうと知るか、とにかく今すぐに止めりゃ、それで良いんだ!」という、極めて短絡的な考えの持ち主が大勢いるようですが、私は違います。
そのため、彼らに対して懐疑的になっているわけです。

2年前までテレビで頻繁に地球温暖化の話題が取り上げられていたのを、お忘れではないと思います。
その筋の専門家(?)たちの話を聞いていると、今日明日にでも全世界的な悪影響が広まるような話し方だったと記憶しています。
たしか、朝生でも武田邦彦氏と激論を繰り返していた事も記憶しています。
(私は、武田氏の主張の方に同意していましたが ・・・)
従って、反原発なら反火力も主張しないと、アンバランスというかアンフェアになるはずです。あるいはダブルスタンダードと言うべきか。


すみません、これ以上は議論にしかならないので控えます。
ただ、質問させて下さい。
節電、節電と言いますが、一体いつまでこんな状態を続けるべきとお考えでしょうか?
暗い町や駅、ぬるいエアコン、公の場所でも節電のため使用停止になっている様々な機器 ・・・ 去年は1年だけの辛抱だけだと思っていましたが、今年もです。
来年も再来年も続けるのですか? 再生エネルギーなんて何十年先の話だと聞いています。 そもそも、そんなもので国の電力を支えるなんて、あり得ないという主張も聞きますが。

お礼日時:2012/07/24 17:34

「地球温暖化とは切り離して行動されている」


「火力を増してCO2を増やす方が、地球気候安定という目的にもかなうはずです」
「CO2 が温暖化の原因だと思っているのは、日本だけみたいですよ」
「地球は暑くなっていない。海面上昇もしていない。北極、南極の氷も溶けてない。」
「CO2が温暖化の原因だと信じている科学者は、1割程度です。」
「温暖化を唱えることで儲かる人たちがいるようですしね・」
「二酸化炭素は地球温暖化に影響していないと思います。」

反原発派が並べ立てた、出鱈目な嘘、言い訳、言い逃れの数々である。

COP18へ独で作業部会 先進・新興国「差異」が焦点、難航必至 14日から (1-3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120514/mca120 …

それでは、毎年気候変動枠組み条約締約国会議が開催され200弱の国から1万人前後の要人が出席しているのは何のためだというのでしょうか。

外務省 第17回 気候変動枠組条約締約国会議(COP17)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/kiko/co …
気候変動枠組条約・京都議定書
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/cop.html

昨年第17回めの会議が南アフリカのダーバンで開催され、今年は第18回めの会議がカタールのドーハで開かれます。日本からは毎年、外務省、環境省、経済産業省を中心に多くの要人が参加しています。

もう十分でしょうか。自然環境保護は反原発派にとっては詭弁の材料に過ぎないということです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
CO2による地球温暖化阻止の国際会議は行われていたのですか。不勉強でした。
となると、デモ参加者たちは再生エネルギーで不足する分は火力発電でと訴えているようですが、これも自然環境保護の観点から避けるべき事態になりますよね。

原発はダメ、でも火力はOK ・・ 何だか胡散臭いものを感じて仕方ないのですが、10数万人(?)ものデモ参加者は火力発電に対して一体どんな考えを持っているのでしょうね?
「やっぱり矛盾しているよな」と感じる人はいないのでしょうか・

お礼日時:2012/07/22 14:02

某サイトで拝見した上手い言い回しを紹介しますと、


「放射脳」なので、他の事はどうでもいい。後先なんか考えてない
のだそうです
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この回答へのお礼

有難うございます。
やっぱり、あのデモに批判的な意見も多いのでしょうね。

お礼日時:2012/07/22 13:52

他の方もおっしゃっておられますが


今回の場合、デモに参加されている殆どの方は
地球温暖化とは切り離して行動されていると思います。
そして温暖化の件ですが、メタンガス、地球温暖化、家畜で
ググってみて下さい。あなたの知らなかったことがわかるはずです

もっとグローバルにものを見られるように努力しましょう
そして勉強して下さい。。
無知というのは罪だと思います
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この回答へのお礼

有難うございます。
原発反対のデモと、地球温暖化阻止と、どうして切り離して考えるのか、それが分かりません。
地球に悪影響があるもの、人類の健康に悪影響のあるもの ・・ これらは全て、彼らにとっての「悪」になるはずです。
原発はダメ、でも火力はOK ・・ 何だか胡散臭いものを感じて仕方ありません。

お礼日時:2012/07/22 13:51
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