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台湾が自国の領土だと主張したいのも解らないでもありません。決して、その主張に正当性があるという意味ではありません。とりあえず、自分のものだと言っておきた気持ちとして解るという意味です。

ところが、実際問題、日本のものではないと言う主張が通った場合、台湾のものになるでしょうか。その場合は中国のものになるだろうということは彼らにしても容易に想定できるでしょう。

とすると、台湾は中国の一部だとして軍事圧力が大陸方面からだけでなく尖閣諸島方面からも来ます。その程度のことは想定できると思うのですが、それにもかかわらず、日本の領土ではないと主張するのはどうしてなのでしょうか。あくまでも想像でしかありませんが、どのように想像されますか?

A 回答 (4件)

質問者さんが言っておられる事は地理的要因を頭に置くと良く分かります。



台湾と中国の国境は台湾西北部の海峡に在り、斜め45度で伸びる中国の海岸線と台湾との中間線と考えれます。勿論これに関しては、中国は台湾は中国の一部と叫び、また台湾は独立国家として国連に加盟していない事情等々からその確定には異論もある所かと思いますが、今現在の現実的な状況としては何とかその線を維持しています。

そして問題の尖閣諸島はというと台湾の東に在り、大陸の海岸線から海を隔ててほぼ平行に直線で伸びる日本列島(北方4島から石垣島海域まで)からは少しずれ、石垣島の北に存します。また距離的な観点から言うと、石垣島から尖閣と台湾から尖閣までの距離は粗同じ。中国か尖閣までの最短距離がそれより少し遠い位と言う微妙な位置にあります。

で、質問者さんの言いたい事は、台湾が尖閣は日本の領土で無いと主張した場合、では何処の領土だと言う事になり、なら中国の領土だと言う流れになった時、台湾は中国と西・北側で向かい合うだけで無く更に東側からの圧力も受けるのに、何故それを承知で日本の尖閣所有を否定するのかと言う事ですよね。

確かにこうして考えれば、もし尖閣が中国に取られれば、地理的要因から言っても台湾の存在自体危ういものになってしまう。オマケに、端から台湾が領土を放棄も出来ない事情まで考慮して質問されてしまうと、ホント答えに窮すると言った所なのですが、それでも敢えて答えを見つけるなら台湾の内政事情なのかなと考えます。

現に台湾独立の立場に立つ李登輝元総統が尖閣を日本の領土だと明言している通り、自らを台湾人と名乗り台湾独立を唱える人々にとっては、尖閣の問題によって台湾の存在を危くするよりも尖閣を日本の領土と認める事で安泰を手にする方が良いし、実際またそう考えています。しかし台湾には、台湾土着の出自で無い大陸にその故郷を持つ中国人もかなりいて、そう言った人々にとっては台湾が中国に飲み込まれる事への抵抗よりも日本への怨念の方が強いのかも知れません。

中国と台湾の関係は、日本との関係も含めてかなり複雑で、簡単に説明する事は出来ないのですが、それでも敢えて言うと今政権の座にある国民党は、元来は中国共産党との闘争に敗れ台湾に逃れてきた中国人によって立ち上げられた政党です。だから中国には抵抗があるものの又親しみもある。それに対して民進党は日本の統治によって文明を学んだ台湾土着の人民が立ち上げた政党で、中国を疎ましく思い完全なる独立を望んでいる。勿論、これもそう簡単に色分け出来るモノでは無いのですが、一応はそう言う事になるのかなと言った所です。

と、まぁ台湾に関してはこう言った事情なので、質問者さんの疑問は良く理解するものの今は国民党が政権を握っている状況なので多少中国寄りに動く事も仕方の無い事なのかなと思っています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変、参考にさせていただけました。

お礼日時:2012/09/23 17:29

台湾は、尖閣というよりも日本と手を結ぶ事を望んでいると思います。



独立国として認めて、連合として扱って欲しい所です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「連合として」とは国として認め国連加盟させよということですね。
実質、台湾は経済的にも日本にとって重要なパートナーです。

お礼日時:2012/09/23 17:28

まず最初に認識してもらいたいことは中国と台湾は別の国ではなく、同じ中国という国だということです。

中華人民共和国が中国を代表する政府で、台湾は中国の地方政権に過ぎないということです。これが国際連合の公式見解であり、日本の公式見解でもあるのです。

尖閣諸島に関して言えば、中華人民共和国と台湾の主張は、中国領だという一点では同じことなのです。つまり対日関係においては中華人民共和国と台湾は共闘できる立場です。

そのうえで尖閣諸島が中国の中央政府が領有するのか、それとも地方政府が領有するのかという問題では中央政府と地方政府は対立している関係もあります。

「主張が通った場合」というのは日本がひるんで自ら手放さない限り、起こり得ない話です。というのは中華人民共和国も台湾も国際司法裁判所に持ち込むことなど全く考えていないからです。日本は国際司法裁判所に持ち込みたいなら、どうぞそうしてください、いつでも受けて立ちますよという立場です。中華人民共和国も台湾も馬鹿ではないので、国際司法裁判所に持ち込んでも全く勝ち目が無いことは百も承知しているんです。だからこそ、彼らは騒動を起こして、日本を脅しつけてひるませるしか戦術が無いのです。

また台湾は言論の自由がある自由主義国であることも知る必要がある。台湾の言論界には、台湾を中華人民共和国に吸収させたいと考えている人もいるのです。また台湾にも尖閣諸島の領有権が日本にあると認める言論もあります。実際のところ台湾は、中華人民共和国ほど尖閣諸島問題に関しては言論が統一されていないといえます。だから台湾はつじつまの合わない、理論的に筋が通らない言動を示すことがある。

日本から見れば台湾て何を考えているのだろうと思えることもある。しかし、それは当たり前のことであって、それをどうしてかと想像する意味など全くないし、無価値です。決して一枚岩ではないからです。台湾の中には様々な対立する論があり、立場によって利害対立もあります。台湾では熱くなっているのは一部の漁民に過ぎません。それでも漁民に迎合しておけば票がもらえるから、表向き政治家は領有権を主張する。それだけのことなのです。

私たちは常に一定の緊張関係を保つ覚悟が必要です。それが独立国を維持するということだからです。世界のどんな国でも、そうなのです。緊張関係に耐えられなくなったら植民地にされるほかありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変、参考にさせていただけました。

お礼日時:2012/09/23 17:29

台湾は尖閣が日本の領土ではないと言っていますが 同時に中国のものでもないと言ってます


つまり自国の領土だと言ってます
対中関係も決して良好ではないですし
尖閣を台湾が手に入れて台中戦争になるのが一番の得策かな?
彼らには独立という大義名分がある そういう戦争にはアメリカは喜んで味方するので
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この回答へのお礼

お礼日時:2012/09/22 15:36

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