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文書を作るとき、「幸いです」と「幸いに存じます」でよく迷いますので、どちらが正しいか、どなたかご説明していただけますでしょうか。
たとえば、
「ご参考にしていただければ幸いです。」と「ご参考にしていただければ幸いに存じます。」
「ご参考になれれば幸いです。」と「ご参考になれれば幸いに存じます。」

A 回答 (4件)

書簡文体では「幸甚」が多いでしょう。



「次手を以て平田先生の高免を得れば幸甚である。」(芥川龍之介「平田先生の翻訳」)
「重ね重ねの御無禮を御海容下さらば幸甚に存じます。」(太宰治「文盲自嘲」)
「推理をたのしみながら愛読をたまわれば幸甚です。」(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 読者への口上」)
「發熱せざれば幸甚に御座候。」(水上瀧太郎「貝殼追放」)

この場合、「ご参考になれれば」はやや不自然で、「ご参考になりますれば」「ご参考になるようでしたら」「ご参考いただけたら」などでいかがでしょう。

メールなど今様の文体としては「幸いです」で十分でしょう。
「この記事が何らかのお役に立てれば幸いです。」
http://www.aozora.gr.jp/aozorablog/?p=163
「あわせてごらんいただければ幸いです。」
http://mirror.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyou20 …

なお、思うという意味での「存じます」は、聞き手を意識した演説や対話調の文章にのみ使われるものです。
「謙譲語Bの「存じる」のほうは、聞き手のいるときに限り、文末で丁寧語「ます」を伴って使うのが普通です。」(菊地康人「敬語」講談社学術文庫)
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この回答へのお礼

詳しいご説明本当にありがとうございました!大変勉強になりますた!質問してよかったです。よろしいければ今後もよろしくお願いいたします。

お礼日時:2012/10/04 06:12

前の方の回答に同調するのではないのですが。



どちらが正しいと言うことはなくて、どちらも正しいのです。

「存じます」の「存ずる」は謙譲語なので、謙譲語を使うべき相手に使えば正しい。
「存じます」の「存ずる」は謙譲語なので、謙譲語を使うべきでない相手に使えば正しくない。
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この回答へのお礼

謙譲語について、最勉強させていただきました。ありがとうございました!

お礼日時:2012/10/04 05:40

どちらも正しいです。


「存じます」とは「思います」という意味なので
「幸いです」と
「幸いに思います」という違いだけですから
使い分けはご自由に迷って選んでいただいて構いません。
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この回答へのお礼

>>>ご自由に迷って選んでいただいて
1件目の回答の影響で、続きの回答が同調になりがちというのは、本当みたいですね。

お礼日時:2012/10/02 15:35

どちらも正しいですよ。


但しこの時代において「存じます」は最早古語です。
余程目上の方や格式張ったケース以外では、返って慇懃無礼
という場合も有り得ます。
大概の場合においては「幸いです」で十分でしょう。

この回答への補足

アドバイスありがとうございました。
ビジネス文書には、格式張った書き方が通用するので、あえて質問させていただいた次第です。
「...存じます」という表現は、ビジネス文書だけでなく、普段も本当によく見かけますので、大活躍していると思います。

補足日時:2012/10/02 12:55
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この回答へのお礼

どちらも正しいというのは、本当かもしれませんが、微妙なニュアンスの相違があると思いますので、そこでわからないと、迷いが出るのです。引き続きご説明いただけると有難いです。

お礼日時:2012/10/02 13:54

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