1つだけ過去を変えられるとしたら?

∫[0,(n+1/2)π]t|cos(t)|dt=∫[0,1/2π]t|cos(t)|dt+Σ[k=1,n]∫[(k-1/2)π、(k+1/2)π]t|cos(t)|dt
というような式変換がありました。(k,nはともに自然数)


どのような式変換でこのような形になったのかがわかりません。
何をしたのでしょうか?

A 回答 (3件)

∫[0,(n+1/2)π]t|cos(t)|dt


=∫[0,1/2π]t|cos(t)|dt+Σ[k=1,n]∫[(k-1/2)π,(k+1/2)π]t|cos(t)|dt
ここまでの式変換は、積分範囲0~(n+1/2)πを
[0.1/2π]
+[(1-1/2)π,(1+1/2)π]=[1/2π.3/2π]
+[(2-1/2)π,(2+1/2)π]=[3/2π,5/2π]
+[(3-1/2)π,(3+1/2)π]=[5/2π,7/2π]
+[(4-1/2)π,(4+1/2)π]=[7/2π,9/2π]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
+[(n-1/2)π,(n+1/2)π]
に区切っただけですね。
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|cos(t)|(0≦t≦nπ+π/2)のグラフを考えれば分かります.(図はn=5のとき)



(1)0≦t≦π/2のグラフ:山の右半分

(2)π/2≦t≦nπ+π/2のグラフ:n個の山

(1)に対応する積分が

∫[0,π/2]t|cos(t)|dt=∫[0,π/2]tcos(t)dt=(π-2)/2

で,(2)については,k=1,2,・・・,nとしてk番目の山に対応する積分が

∫[(k-1/2)π、(k+1/2)π]t|cos(t)|dt

このままでは絶対値は外れませんが,変数変換

t=s+kπ(-π/2≦s≦π/2)

を行うと

cos(t)=cos(s+kπ)=cos(s)cos(kπ)-sin(s)sin(kπ)=(-1)^kcos(s)
|cos(t)|=cos(s)(∵-π/2≦s≦π/2)

となって絶対値が外れ,

∫[(k-1/2)π、(k+1/2)π]t|cos(t)|dt=∫[-π/2,π/2](s+kπ)cos(s)ds

=∫[-π/2,π/2]scos(s)ds+∫[-π/2,π/2]kπcos(s)ds

=2kπ∫[0,π/2]cos(s)ds=kπ(π-2)

と簡単に計算できます.結局(2)に対応する積分は

Σ[k=1,n]∫[(k-1/2)π、(k+1/2)π]t|cos(t)|dt=π(π-2)Σ[k=1,n]k

となります.

後は(1),(2)を統合すれば計算完了です.
「積分(三角関数)の絶対値の外し方について」の回答画像2
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0から(n+1/2)π



0から(1/2)π
(1/2)πから(3/2)π
(3/2)πから(5/2)π
...
(n-1/2)πから(n+1/2)π
に分けた。
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