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AASやICP-AESの検量線のための試料について質問です。
大抵の場合、1000 ppmの標準試料を買ってきて、
希釈して10 ppm(100ml)にします。
それで、6ppm、100mlを作りたいとき、どうすれば良いのでしょうか?
10 ppm を60 mlとって、40 mlの純水を加えて、100 mlにすればよいと思うのですが、
60 mlとるとなると、かなり大きなホールピペットになってしまうと思います。

私は電気系でそういう点にはかなり疎いのですが、
化学系の皆様はどのようにされていますでしょうか?
ご教授ください。

A 回答 (6件)

手段としてはホールピペット20ml×3だとか30ml×2だとか50ml+10mlとかですか。



また、これだけの大きさになると、まったく別の手法として、重量と溶液の比重から求めるなんて方法もあります。

個人的ながら、作業感覚としては60mlを体積で正確に測り取るということ自体に無理があると思います。
自分なら他の方も書かれていますが、二次標準を10ppmではなく100ppmとして、6mlとって100mlに定容する方法をとりますかね。
(1ml~10mlならば1ml刻みでホールピペットは市販されていますし。)

なお、元素によっては市販でいきなり100ppmの標準液を手に入れることもできますよ。
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> 大抵の場合、1000 ppmの標準試料を買ってきて、


> 希釈して10 ppm(100ml)にします。
> それで、6ppm、100mlを作りたいとき、どうすれば良いのでしょうか?
> 10 ppm を60 mlとって、40 mlの純水を加えて、100 mlにすればよいと思うのですが、
> 60 mlとるとなると、かなり大きなホールピペットになってしまうと思います。

10ppmにするとき,どうやってるんですか?
まさか標準液 1mL をホールピペットで計り取って,99mL の水をメスシリンダで計って入れてたりするんですか?

ふつう,化学の人間は,こういうときにはホールピペットとメスフラスコを使います.
1mLをホールピペットで計り取り,100mL のメスフラスコに標線まで水 (でいいかどうか,この場合は疑問もあるが) を入れるという操作です.
6ppm にしたいなら,0.6 mL を取って 100mL にすればよく,その場合は,メスピペットという道具を使うことが多いでしょう.
ただし,メスピペットではホールピペットほどの精度が出ないので,必要とする精度によっては2段階希釈を行うこともあるでしょう.
たとえば,10mLをホールピペットで100mLメスフラスコに取って,水を標線まで入れる:100ppmになる.
ここから6mLを取って(6mLのホールピペットも売っているが,5mLと1mLでも),別の100mLメスフラスコで100mLにする:6ppm.
このあたりが常識的手順でしょう.
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この回答へのお礼

大変よく分かりました。有難うございます。

お礼日時:2013/01/31 20:07

分析化学の実験は、学部程度しかやったことがないのですが


検量線は、通常直線のところを使います。(濃度が高すぎて曲がっているところではない)

>60 mlとるとなると、かなり大きなホールピペットになってしまうと思います。

10mlを6回ではないでしょうか。(これは、これで誤差が大きくなるのであまり自信はありませんが)

それと、前の人が書いている回帰直線、回帰計算とは
データを最小自乗法を使って一次関数で近似(?)する方法です。
(データに最も近い一次関数を求めるといったほうがいいでしょうか)
詳しくは、統計学の教科書を見てください。

私の時は、関数電卓で計算していましたが、今はExcelなどで
できると思います。
(さすがに、検量線を2本作って平均を取っている人は見たことがありませんが)
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 突っ込みどころ満載のご質問ですが、研究室に所属しているなら教員に訊くべき。


もっとも、「検量線」なんぞは、基本中の基本。何も考えずに言われたまま操作している輩が多いので・・・
 私は不出来な院生だったので、常に『なぜ』と悩み、以下に辿り着きました。

AASやICPは、感度が良いので、検量線で10ppmというのは、オーバーするのでは。
また、6ppmなんぞは、中途半端。さらに、検量線なら、溶液は一つの元素に1mlもあれば十分。元素数が多いのなら増量が必要ですが、それでも10mlで足りるのでは。

1) 市販の1000ppmの標準液100μl(0.10mlは、私は不正確)に、蒸留水を9.90ml(9.9mlはズボラ)を加えて、10.0ppmの液を作製
2) 10ppmの液を、0、0.20、0.40、0.60、0.80、1.00mlを採り、それぞれの試験管に蒸留水10.0、9.80、9.60、9.40、9.20、9.00ml加えて、0~1.00ppmの検量線を作製します
 5ppmが最大濃度なら、1)で0.50ml採り、9.50ml加えて50ppmを希釈する。

 以下は、宿題です。
(1) 100μlと0.1mlは、数学ではイコールですが、操作は違います。
(2) 9.8と9.80も、パソコンでは同じですが、操作は違います。
(3) 検量線の測定は、標準液の濃度を1つの「1点検量」なんぞを見ると『こいつ、何も分かっていない、馬鹿丸出し』と感じます。また、検量線を2本つくり、その平均をとるのを見て、『愚の骨頂』と呆れました。
 私は、0を除いて、4点か5点をとります。

なお、検量線は、直線回帰が多いのですが、AASやICPは、直線回帰はシンドイ。ましな回帰式をつかっています。
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10ppmの調整液を20mlのホールピペットで3回、100mlのメスフラスコに移し変えるのが良いのではないでしょうか。


メーカーのカタログを見ると、50ml以上のホールピペットもあるようですが。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
20 mlホールピペットを3回使用すればいいということですね。。

お礼日時:2013/01/29 10:27

中間(10.00ppm)を省く


中間を100.0ppm等にする

精度を維持できる希釈率で行うこと

1000 ppmの標準試料を希釈して10.00 ppm(100.0ml)にするには
標準資料1.000mlを量りとる必要があります
それよりも 100.0ppmを経由する方が精度が期待できることが多いです
1.000mlよりも10.00mlの方が同じ技量なら精度が期待できる

常に精度有効数字を考えることです

>10 ppm(100ml)にします

などと平気で書くことは 精度も有効数字も重視していないことの表れです

この回答への補足

回答有難うございます。
端折って書いたので、希釈してというのは、1 mlをはかりとってという意図では書いてありません。
私の質問の本質は精度や有効数字ではなく、作業の仕方についてです。。。

補足日時:2013/01/29 10:26
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