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高齢者の入院時や寝たきりで、重度な方に良く行われている痰吸引。


コレらの知識に詳しい方や経験された方々へのご質問になります。


私の母ですが、やむを得ず痰吸引を免れない状態が続いておりまして……

その吸引に関して心配な事が一点あります。


痰吸引を始めて3日目に病室を覗くと吸引タンク内がピンク色で所々、血液が混ざっており。
口の周りも乾いた血が付着してました

喉と鼻からの両方から管を入れ吸引してます。


私なりに思ったのは管の先端が粘膜や壁にあたり傷つき、出血。


やはり、これは看護師さん個々の技術が問われるんでしょうか?


約5名のスタッフが交代で看護にあたられてます。


今後、出血させずに痰吸引するのは可能でしょうか?


何か良い方法が有れば、ご回答の程、よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

現役病棟ナースです。


自分で痰を上手に出せない患者さんに喀痰吸引を行う場合、喀痰吸引の際に、口腔内出血・鼻腔内出血が起きてしまうのは、ナースの技術の有無に関係なく、残念ですが、できてしまう事象であります。

原因としては、まず、唾液分泌の低下・免疫力低下・もしくは薬剤性(血栓予防の薬を使用している患者さんは、出血しやすい状態です)などに伴う、出血を起こしやすい状態であることがあります。寝たきりの患者さんは、食べ物を口から食べたり、といった自然な行為が行われていない場合が多く、唾液の分泌能力が低下しており、口の中もカラカラで細菌が繁殖しやすい状態です。
定期的な口腔ケアを行っているはずですが、それだけではなかなか乾燥が追い付かないもので、歯科医による口腔ケアも追加して行ったり、口腔内の乾燥を防ぐ保湿剤なども売られているので、そういったものを口の中に塗るだけでも、出血を防ぐことにもつながります。口腔内の乾燥は、口腔内・鼻腔内の少しの刺激でも出血しやすくなってしまうのです。また、頻回にうがいなどを介助してあげることも乾燥を防いでよいです。

当院では、喀痰吸引の刺激で、出血する患者さんには、細いタイプのチューブに変更したりもしています。通常は12Fr(フレンチ:チューブ内径を示す値です)のチューブを使用していますが、出血傾向が強かったり、鼻腔が小さいと思われる患者さんは体格におうじて、10~8Frなど小さめのチューブを選択しています。(しかし、病院の規模によっては、十分なチューブの在庫がない場合も多く難しいかもしれません)

喀痰吸引の一番の目的は、痰貯留による誤嚥性肺炎(痰が気管に落ち込むことによる肺炎)の予防と、無気肺(痰づまりによる肺の閉塞・呼吸困難)の予防にあります。
もちろん、喀痰吸引による出血の弊害は、防ぎたい事象ですが、喀痰吸引をやめることはできず、さまざまな原因で、ゼロにはできないというのが現状と思います。
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この回答へのお礼

ご回答くださり誠にありがとうございます。


現場関係者のご意見は解りやすく良い参考になりました。


率直に申しますと今回が最後の入院になります……本人には苦痛な思いをさせたくないのが私達、家族の切なる願いであります。


今年に入り飲み込み困難 から誤炎性肺炎で入院。

あらゆる治療の末、飲み込み可能な状態に戻りましたが僅か10日程です


その後は点滴生活でつい先日、誤炎性肺炎の再発で危険な山場をむかえましたが何とか乗り越えられ現在に至っております

痰吸引の問題は不可抗力と認識し理解できました

回答者様をベストアンサーにさせて頂きます。

お礼日時:2013/03/05 18:11

>これは看護師さん個々の技術が問われるんでしょうか?


技量とは関係ありません。

>今後、出血させずに痰吸引するのは可能でしょうか?
できません。

>何か良い方法が有れば
ありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2013/02/26 19:44

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