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英語に、passive-aggressive という言葉があり、精神医学などの専門分野では受動攻撃性と訳されていますが、英語圏では日常用語化して使われている印象です。日本でも日常用語として使いたいときに、「受動攻撃性」という言葉以外の、もっと日常に馴染める言葉があるといいなと思い、みなさんのお知恵を拝借したい次第です。

日本の日常やビジネスにおいて、passive-aggressive という言葉を使いたいとき、どんな日本語にするといいと思いますか?

「パッシブ・アグレッシブ」とカタカナで言ってしまえばいいのですが、もし日常的な日本語にするとしたら、どんな言葉にできる可能性があるか知りたくて、質問しています。

言葉そのものの直訳よりも、passive-aggressiveという言葉の持つ意味を重視した訳の案をお聞かせいただけますとありがたいです。悪口紛いの語は避けて、事実を的確に認識する目的の、簡潔で意味が伝わりやすい言葉を探しています。

自力では、「消極的間接批難」「平和擬装の間接攻撃」「責任回避用遠隔攻撃」「遠回しなごり押し」と思いついたのですが、公平に聞こえない気がしてしっくりきません。(passive-aggressiveは形容詞で自分の案は名詞ですが、名詞は形容詞的用法ができるので、ひとまずここでは名詞も良しと考えていただきたいです。)やはり「受動攻撃性」というのが無難なところなのでしょうか。

現時点で、英語Wikipediaでは passive-aggressive behavior について以下のような意味が記述されています。

Passive-aggressive behavior is the indirect expression of hostility, such as through procrastination, hostile jokes, stubbornness, resentment, sullenness, or deliberate/repeated failure to accomplish requested tasks for which one is (often explicitly) responsible.
〔訳〕パッシブ・アグレッシブな行動とは、遠回しな敵意表現である。それは例えば、ぐずぐず先延ばしにすること、敵意あるジョーク、頑固、恨みと怒り、すねた黙り込み、または、頼まれた義務的仕事(多くは明らかに本人の義務である)の遂行を故意に/繰り返し失敗することによって表現される。(訳注:腕のない私の訳で申し訳ないです。意味が通じればと思い、気持ちで添えました。)

ここで私が意味する passive-aggressive な行動とは、だいたいこのWikipediaの意味するようなもののことです。その他、断れずに約束し当日に忘れたふりをして約束を破る、責任・反対意見回避のため自分で決断せず人に決断させる、曖昧な態度をキープしながらいざ問題発覚の際には人のせいという態度をとる、などの行動です。

imply(ほのめかす、暗示する)のような、"お互い"傷つけ合わないためにやんわりと会話する等は passive-aggressive ではありません。passive-aggressive は"自分が"傷つかないための行動です。

また、ガンジー等の nonviolent resistance は passive-aggressive とは別物と私は考えています。nonviolent resistance は責任をもって非暴力の選択をし、モラルに則した信念を言葉と行動で主張しているのに対して、passive-aggressive は明らかには何も主張せずに責任回避をしながら、モラルに反した言動で相手に強制という暴力を振るうからです。なので、ここでの回答には nonviolent resistance の意味は含めないようにお願い致します。

なるべく誤解のないようにと話すうちに長くなりましたが、お付き合いいただきまして、ありがとうございます。

Passive-aggressive という語の日常やビジネスにおける日本語訳を、思いつきでも、考えてみたことでも、調べてみたことでも、ご存知の知識でもいいので、そのアイデアをシェアしていただけませんか?

よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

「不作為による攻撃」


「攻撃」のところは、文脈によっては「意地悪」「嫌がらせ」「敵対行動」などでもよいでしょう。
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この回答へのお礼

「不作為」という法律用語があるのですね!

「不作為犯」という言葉が世にあるので、passive-aggressive言動に「罪になる/ならない」という価値観が重ねられて必要以上に重い印象になるかもしれないことが少し心配ですが、それでもこの「不作為」という語は passive-aggressive を表すときにかなり便利そうです。

シェアしていただいたお言葉に加えて、「不作為による拒絶」など、まだまだ応用の余地がありそうですね。

応用が利く便利なアイデアを、ありがとうございました!

お礼日時:2013/10/03 17:24

国会で野党議員が行う採決での(牛歩)とか有名ですね。



大昔 JR(当時国鉄)の遵法闘争とか有りました。(敢えて正確にマニュアルどおり業務を遂行して遅延させました)

事件性の薄い場合の 所轄警察の生活安全課の対応とかですね、中国の人とか年中遭遇しているから沢山ありそうですね。所謂 官僚主義の弊害ですね。


意図的な遅延行為、消極的嫌がらせ、

説明が難しいので なるべく平易な表現の方が分かりやすいですね。 一語では無理があるので文脈全体で表現されては如何でしょうか?

 いやいやながら(便宜上or建前上)協力の意思だけは示した(しかし動かなかった)

 (建前上)協力の方針を口にしたが、その意思が無いのは明白だった 

あと類似した行為に(未失の故意)という用語があります。 こちらに嵌ればこれは判例があるので説明は楽です。

 
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この回答へのお礼

私は個人の passive-aggressive について考えていましたが、組織的な passive-aggressive についてのお話を伺って、なるほど!と思いました。

Passive-aggressive は、専門用語から派生して、意味を拡げて一般用語として用いられ、さらに意味を拡げて、人以外の性質についても使われるようになっているんですね。

Passive-aggressive Organizations という言い方をしている人たちもいますね。保守的で、融通がきかず、そのため予期せぬ危機に弱く、社内は出る杭が打たれる空気で、企業としての社会的成功よりも企業内人間関係に波が立たない道を選択する傾向がある、問題を抱えた組織、というような意味のようです。その対義語といいますか、良質な例は resilient organizations と言われたりしているようです。

組織でも個人でも、まさに passive-aggressive は「建前」と「本音」が重要なキーワードですね。建前と本音の使い方がバランスや思いやりを欠いて「不誠実」の域に達していることが、passive-aggressive言動が問題視される理由の1つですから。

「未失の故意」は「未必の故意」のミスタイプとお見受けしますが、「未必の故意」もまさに passive-aggressive言動の1つという気がしますね。「罪になる/ならない」という価値観が重ねられて、場合によっては必要以上に重い印象になるかもしれないことが少し心配ですが。

誤解なく伝えるには、おっしゃるように、文章で明確に説明することがなによりだと私も思います。自分の中で「これだ!」と思う語句があっても、独り合点や語句の独り歩きにならないように、話の文脈や言い方などの工夫も大切とあらためて感じました。

幅広いアイデアをシェアいただきまして、ありがとうございました!

お礼日時:2013/10/03 17:23

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