プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

公共経済学の課題で詰まっています。

消費者AとBが2材XとYを完全競争で自由に交換できる状況で
効用関数が
A=12Xa+3XaYa
B=3XbYb+9Yb
であり、財(X,Y)をAは(10,12)Bは(17,20)持っているものとする。
Xの価格が2、Yの価格が1の時

1)XとYの超過需要または超過供給はいくらか?
2)市場均衡におけるX財のY財に対する価格比はいくらか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

後で使うので、財Xの価格をPx、財YのそれをPyと書くと、消費者Aの効用最大化問題は


  
(1) max A = 12Xa + 3XaYa

s.t.

(2) PxXa + PyYa = 10Px + 12Py

を解く。予算制約(2番目の式)の右辺は消費者Aの初期保有量の市場価値(消費者Aの所得)だ。この最大化の1階
の条件は、

 (12+3Ya)/3Xa = Px/Py

すなわち、

(3)  (4 + Ya)/Xa = Px/Py

となる。

(なぜ、こうなるかは

  http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8303774.html

の私の回答を参照されたい。)


(2)と(3)を連立させてXaとYaについて解くと、PxとPyの関数であるそれらが、消費者Aの財Xと財Yの需要(関数)だ。これを解くと、

(4)  Xa = 5 + 8Py/Px

(5) Ya = 4 + 5Px/Py

同様にして、消費者Bの効用最大化問題を解いて、消費者Bの財Xと財Yの需要を求めると

(6)  Xb = 7 + 10Py/Px

(7) Yb = 10 + 10Px/Py

となる(以上、確かめてください。計算間違いしていると以下の議論は無意味?になる!)
財Xと財Yの市場需要はそれぞれ(4)と(6)、(5)と(7)より

(8)  X = Xa + Xb = 12 + 18Py/Px
(9) Y = Ya + Yb = 14 + 15Px/Py

となる。よって、財Xと財Yの超過需要は(8)と(9)より

(10)   X - (10+17) = -15 + 18Py/Px
(11) Y - (12 +20) = -18 + 15Px/Py

となる。価格がPx=2、Py=1のときの、財XとYの超過需要を求めるためにはこれらの価格を(10)と(11)にそれらの価格を代入すればよい。均衡価格比は(10)あるいは(11)において超過需要=0となる価格比Px/Pyを求める。((10)がゼロとなる価格比が見つかれば、その価格比のもとで(11)は必ずゼロとなることを確かめよ、これをワルラスの法則という。)
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