No.1
- 回答日時:
告知の是非は分かりません。
QOLや緩和医療などは身内が末期の癌の際勉強しただけです。
生きることだけでなくより良く生きるという考えも私自身勉強している段階です。
あくまでキーワードにでもなればご自身で判断の上選択肢(あくまで討論上)として参考になれば幸いです。
No.2
- 回答日時:
「残りの人生の過ごし方を考えることができる」とは「違う観点で」ということなので、以下のことはお求めの意見ではないかも知れませんが、「残りの人生の過ごし方を考える」ということについて、深く考えさせられた書き込みが、以前この掲示板でありましたのでご紹介します。
(ご存知でしたらご容赦ください)http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=134320
「癌の痛みに,モルヒネの使用を勧める理由を教えてください。」という質問で、質問者の方は20歳代前半の若い女性の方でした。癌の病床から書き込みをされていたのですが、この方は、モルヒネを投与されると眠っている時間が多くなり、そのような状態で死ぬまでの時間を過ごすよりは、モルヒネを使わず苦しみながらも、将来新しい治療法が見つかることを願いながら生きたい、と考えておられました。結局、この方はこの質問回答のやり取りの途中で亡くなられましたが、この方は癌を告知されたことで、「生きたい」と強く願われるようになったのだと思います。
とにかく一度ご覧下さい。おそらく「残りの人生の過ごし方」ということの意味を考える、一つの手がかりになると思います。
参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=134320
No.3
- 回答日時:
こうした場合、一概には決めがたいという要素が大きいということも事実なのですが(本人が知りたいと思っているか知らせないでほしいと思っているかや、本人の性格・意識レベル、本人を取り巻く社会的状況など、考慮する要素はいろいろある)、まあここではそれはそれとして。
ひとつの観点として、事実を隠されている状況における本人の心情を考える、というのがあります。いろいろな検査・治療を通して、自分でも何となく悪い病気なんじゃないかなとうすうす感じ取っている場合などに、家族や周囲のみんなが病名についてのはっきりした話を避けたり違う病名として話をしたりしている状況が、本人にとってある意味負担に感じるのではないかな、ということ。「はっきり教えて」と切り出せる人もいれば、聞きづらい雰囲気を感じてそのままにしてしまう人などもあり(このあたり本人の性格によるところも大きいでしょう)、必ずしも「聞かれたら本当のことを言う」というような形で片付けられるような単純なものではありません。また、告知されることによって今おかれている状況をみんなで共有し、一緒に闘病生活・残された時間を過ごすという側面が出てきますが、告知しなければ本人はある意味ひとり孤独に戦うことになるかも知れません。これがいいことなのかどうか、難しいところです。
また、ここまでは本人に関する心情の話をしましたが、逆に家族のほうはどうなのか? 本人もうすうすわかっているらしい様子だが、本人に言わないまま毎日看病などしていることが、その家族にとってとても重荷になっているということもあるようです。病状と今後の治療などとの兼ね合いもあって主治医から本人に病名を告げた時、その重圧から開放された安心感もあってはらはらと涙をこぼされた家族を見たことがあります。
No.4
- 回答日時:
あなたは恐らく今、そういった状況とはほど遠い幸せな時間を過ごされていらっしゃるのでしょう。
そもそも一体どういった意味からそのような討論がなされるのか・・・詳細は全く分かりませんが、私自身、癌患者の父親を持ち、少なくともこの3年間、大切な父親の命の期限を突きつけられ、半ば必然的に「生きるという事」「死ぬという事」という究極の現実と向き合っております。
正直なところ、このようなシビアな内容に関しては、経験のない者同士がいくら討論し合っても、所詮それは綺麗事(一般論)でしかないでしょう。「経験」してこそ分かる事があまりに多く、且つそれほどにも深いテーマだと思っております。
あなたは「賛成意見を言わねばならない」立場との事ですが、私は敢えて経験を元に「反対意見」を書かせて頂きます。
------------------------------
最近の医療界は「告知」が当たり前らしく、猫も杓子も容易に告知しすぎる傾向にあり、私にはどうも納得がいきません。
医師と患者、双方の信頼関係が成り立つ上での告知は、当然今後の治療にプラスに働くと思います。
が、中途半端な告知ならかえって迷惑です。
告知する側の医師にとっては、単なる業務の1つに過ぎないかもしれません。
が、患者・家族にとっては、告知されたその日から、病と真っ正面から向き合う事を余儀なくされ、否応なく「死」の恐怖と向き合わねばなりません。
要は、告知後の精神的フォローがいかに出来るか。
告知しっぱなしで、自己満足に終わっている医師が多く、その結果、患者・家族は誰にも相談出来ず、本来ならば治療の中心であるはずの「患者」が「孤立化」する事にもなりかねず、結果それがかえって病状を悪化させる危険性もあります。
「告知」は本当に難しい問題です。
医療界の風潮に流される事なく、誠意ある告知をして頂きたいものです。
以上。
癌患者を持つ家族としての意見でした。
No.5
- 回答日時:
癌患者です。
現在、転移との戦いで日々の抗がん剤治療に取り組んでいる1人です。
No.4の方も言っています通り、メンタル的な部分は治療現場ではあまり考慮されていないのが現状だと思います。
私のように、まだ余命を先刻される程のものではない(比較的軽い?)患者でさえも「がん告知」によって非常に悩み苦しみ、家族や知人にもおおきな不安と迷惑をかけています。医師をはじめとする医療現場の方は「告知のよって患者が治療をうけることを納得し、前向きに取り組んでもらうためだ」という意見もあります。
しかし、がんという病気は「完治の保障がない」病気です。医師は絶対に「完治の保障」はしてくれません。一時的な抗がん剤治療でその場は良くなても、またいつ癌が再発・転移するかはわかりません。患者は日々その不安と戦わなくてはならないのです。
ましてや、末期患者ともなれば「医師が見放した」ということですから、それを告知されて受け入れろと言っても、医学的な専門知識もなくメンタル的にも非常に弱い患者が「はい、そうですか」とすんなり受け入れられるでしょうか?
私の希望は「告知」の前に、告知をする側(医療側)は患者・家族のいまままでの生活を十分に理解し、告知後のフォローを最大限対応できるだけの環境を整えるなどの準備をしてから行うべきだと思います。
告知が悪いわけではありません。癌患者は、皆元気に日々を過ごしています。特に余命を先刻された方は元気に前向きに日々を大事に生きています。不安を考えだしたらキリがないので、あまりそういうことを意識しないようにして、楽しい事に積極的に生きています。この前向きさは告知によりもたらされたものですからね。
一般的に医師は、自分や自分の家族が同じ状況だったらどうか?ということを日々考えて仕事をこなしているのでしょうかね? 私はそういう医師の方はまだ非常に少ないと思います。インフォームドコンセント等、医師と患者の関係が最近注目されてはいますが、世の中が言うほどには現場の医師の方々はあまり進展されていないという気がします。
告知の問題は、「するべきか?しないべきか?」よりも「今の医療現場に告知に対する責任を負えるほどの環境がない」ことの方が問題だと思います。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
ホスピスでソーシャルワーカーをしていました。
ホスピスは基本的に告知され余後を含めて現状について理解され、残された時間をホスピスで送りたいと思われた方が入院されるところです。
現在は総合病院で仕事をしており、末期ガンで告知をされておらず治療を受けておられる方の援助もしています。
私はしっかりしたフォロー体制がとれるのであれば、告知はされるべきだと思います。
たとえば、病気への理解が出来ないとか、本人が希望しないと言うのであれば別ですが…。
やはり、自分の命であるのだから、自分の人生は自分で決めるのが一番ではないでしょうか?
それが、「息子に任せたいんで病名は聞きたくない」であれば、それで良いと思います。
結局苦しい思いをするのも、死んで行くのも本人なのです。
欧米などでは本人に「ご家族にこの結果を伝えますか?」ときくようです。日本でもHIVなどではそうです。なぜ癌だったら家族が先になってしまうんでしょうか?
自分で自分の治療方法を決め、人生のあり方を決めるためには、やはり情報提供が必要と思います。
病名告知はしてあっても現状告知がない方も多くおられ、「5年前に胃ガンでした」と胃ガンの全身転移の方が言われたりします。
例えば、もう2か月の余命なのに、本人は5年以上生きると思っているから「もう少し元気にならないと家に帰れないなあ、あ~、家に帰りたいなあ」と言われる事がよくあります。家族もつれて帰ってあげたいと思っているのに、「こんな状態では帰れないよ、もう少し元気になってから」と。
あなたがもう元気になる事はないのだから今しかチャンスはないんですよ。とご家族共に言いたくなりますが、余命がそれだけしかない状態になってからの告知はなかなか考えにくいものです…。
私は自分の人生であるのだから、自分で決めるべきだと思うから告知と言うよりも、告知をするかどうかを含めて自分で決めるべきだと思います。
最近、検査前に「結果についてどの程度知りたいですか?」と言うアンケートを取る病院もあります。
告知後のフォローについては、看護師や私たちソーシャルワーカーがもっと取り組むべき分野だなあと思います。
とりとめのない話でもうしわけありません。
No.7
- 回答日時:
私の父は13年間進行の遅いタイプの末期がん状態が長い癌と戦いました。
本人に告知は当時そこの病院では家族が告知の是非を決めることになっており、母は父には告知をしないで欲しいと主治医に言いました。
私は母から聞き出して父が癌であることを知らされしばらく頭が真っ白になりました。
祖母も癌で亡くなってるので余計にショックでした。
父は知らされないまま去年の3月に亡くなりました。
今思うと告知をされていなかったから父はがんばれたのだと思います。
今ではそこの病院は完全告知制になりました。
知りたくなくても知ることになります。
私は自分が癌になった場合告知をしてもらいたいです。
そのほうが病気と向き合えるからです。
最後に癌と病気の告知の是非を問う前に、経験者じゃないと、実際に家族がその病気になった人じゃないとそんな告知していいか悪いかは分かるわけないと思います。
。
私は賛成派です、祖父母、父の病気を知る前までは反対派でした。
No.8
- 回答日時:
最近では何も考えずにいきなり本人に告知してしまうお医者さんが増えてますね。
私の父の場合も、家族に知らせる前に本人に告知してしまっていました。
本当に驚きました。
しかし、逆に本人はあまりにもさらっと医者が言うものですから結局亡くなるまで告知を信じませんでした。
医者からは、あと一ヶ月ぐらいですねといわれていたので、本人に身の回りの整理をするように言ったんですが、「わしが死ぬわけない」の一点張りで身辺整理をしようとしないまま亡くなりましたので、あとの始末が大変でした。
株式が一億円ほどあるなどと母に言っていたもんだから大変でした。
私も株をやっているので直ぐに証券会社で調べてみたら100万円ほどしか残っていなかったんです。
葬式後、何かお礼のような手紙が来たり。
誰かに多額のお金を貸しているようなのですが、「死人に口なし」で、差出人不明のお礼の手紙のみでした。
やはり告知はするべきです。
かえって、交通事故等で突然になくなる方が不幸かもしれません。
自分の死期がわかるということは本当につらいんですが、綺麗に身辺整理が出来ると言うことは言いと思った方がいいもしれません。
No.9
- 回答日時:
患者に嘘をつきとおすということは、患者自身が騙されたということであり、その意識は死期が近づいたときにも遠い記憶として死ぬときまで騙されたと思いながら死ぬことである。
患者自身の意思に反する。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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