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アメリカの大学に留学している者です。
イスラエルの歴史に関するレポートを書かなければなりません。
内容は日本の大学では聞かれないような面白いないようだと思いますが無知すぎて。。
お願いします助けてください!

レビ・エシュコル首相とイスラエル政府は、1967年夏に非常に難しい決断をいくつかしなければなりませんでした。
イスラエルはちょうど「6日戦争」から勝ちのぼり、そして、IDF(イスラエル国防軍)はウエストバンクとガザ地区を含む領域を支配しました。
イスラエルの政府は、これらの領域をどうするべきかについて、決定しなければなりません。
2つの対立する見解が生まれました。ひとつは平和と引きかえに領域の返還に賛成する見解。そしてもう一つは、軍で、政治、宗教的な理由のために領域を占有することに賛成する見解。
1967の勝利の後の対応としてベストなものを報告書にまとめ提出するよう、首相が両党の代表に頼んだと想像してください。

レポートは四ページ、双方の対立する立場から書かなければなりません。最初の二ページに、できるだけ早くウエストバンクの領域を返すためのイスラエルに対する説得力のある議論をしてください。後半の二ページには、ユダヤ人入植地を造り、イスラエルの占領の現状を維持することの論拠を述べてください。

あなたが議論をする際に考慮したいかもしれないポイントのいくつか:
1967年の戦争の原因とイスラエルの勝利への国際的な反応。
シオニズムのゴール。(特にイスラエルの政治的で宗教的な重要性に関する異なる意見)
イスラエルのウエストバンクのアラブ住民の態度。
ウエストバンクを占領する経済と軍の挑戦/機会。


が課題です。泣

レポートを書く為のアイデアやポイント、アウトラインなどあればよろしくお願いします!!!!!!!
たすかります!!!!!!!

A 回答 (2件)

返還するのはウエストバンクだけ?


シナイ半島やゴラン高原はどうなってるの?
軍が宗教的な理由?
色々困惑する質問なのですが、とりあえず、大まかに…


●「占領地を返還した場合のメリットの可能性」

(1)「国際的世論をイスラエルの側に引き付けやすくなる可能性が高くなります」

第三次中東戦争の切っ掛けは、
アラブ側が、アラブ・イスラエル間に展開していた国連軍の撤退を強いた事。
シナイ半島への軍を増強し緊張を高めた事。
アカバ湾を封鎖しイスラエルの生命線たる貿易及び石油輸入ルートの遮断。
をした事であり、そのため、イスラエルは戦争に踏み切りました。

アラブ諸国は第三次中東戦争勃発を「イスラエルの侵略戦争」としてアラブの正義を世界に訴えますが、イスラエルが占領地を返還すれば、イスラエルに領土的野心が無い事を世界に示す事ができ、開戦前のアラブの行為こそが問題であるとして、イスラエルの自衛戦争を世界に強調できます。

しかし占領地を維持すれば、アラブの言う「イスラエルの侵略戦争」にも一理を与え、アラブの側に立つ国を増やす事になるかもしれません。


(2)「アラブ諸国との新たな和平・平和条約の締結の可能性が高くなります」

占領地を維持すれば、アラブ諸国との敵対関係は緊張を持続したままになる事が予想されます。
しかし占領地を返還し、また国際世論を味方に付ければ、アラブ諸国との和平の機会を探れる可能性も高くなります。


(3)「軍事費、また社会福祉費増大の問題を防げる可能性があります」

占領地を維持した場合、そこに住む住民約100万人をイスラエルは抱え込む事になります。
しかも、その住民は必ずしもイスラエルに好意的とは言えず、暴動やテロの増大も懸念されます。
さらに、この他に第一次中東戦争において難民になった人々もいます。
つまり占領地を維持すれば、治安維持に大量の兵士や、その維持費、難民を含む新たな住民達の社会福祉についても配慮しなければならず、かなりの費用がかかる事が予想される訳ですが、占領地が返還されればその心配は無くなります。
また、占領地返還にともない、もしアラブ諸国との和平がうまくいけば国家予算に大きくのしかかる軍事費の削減もある程度は可能になるかもしれません。


(4)「占領地を返還すれば、そこに住む多数の敵性市民を抱え込まずにすみます」

多数の敵性市民を抱え込むのは爆弾を抱え込むのに等しいものです。つまり、治安の面で問題を抱え込まずに住むという事です。


(5)「占領地を返還し、もしアラブとの和平が合意に至れば外資を呼び込みやすくなり、停滞していた経済を回復する可能性が出てきます」

当時のイスラエルの資金源は税金等を抜くと
○西ドイツからの賠償金
○アメリカの供与・借款
○外国にいるユダヤ人による公債の購入と投資
であり、とても潤沢と言えるものでも、余裕のあるものでもなく、特にユダヤ人以外の外国からの投資は弱いものがありまた。

イスラエルは50年代から60年代にかけて農業振興政策を打ち出しており、食料自給率を30%から82%にまで拡大したり、果実・野菜の生産増大を行い、農産物輸出額を約4倍にまで増やしましたが、さすがに農業の成長も頭打ちとなっていました。
工業部門の拡大にも力を入れましたが、資金不足は否めず、先進国において労働者1000人のうち重工業に勤務する者の割合が50~100人であったのに対し、イスラエルは約37人程度でしかありませんでした。

第三次中東戦争前、イスラエルの経済は停滞し、失業率は12%にも達しおり、工業部門を発展させようにも資金が無かったわけですが、もし、占領地を返還しアラブ諸国との和平が進み、その後に外資を呼び込む事ができれば、工業部門を発展させ、経済の停滞を抜け出せる可能性も出てきます。



●「占領地を維持した場合のメリットの可能性」

(1)「占領地を維持すれば、アラブ諸国との間に縦深が形勢されイスラエルの要地を防衛しやすくなります」

第三次中東戦争前は、アラブ諸国からイスラエルの中心・要地は間近であり、砲撃により、すぐにかなりの被害を蒙る危険性や、占領される可能性がありました。
全体で言えば、第三次中東戦争における新たな停戦ラインにより、イスラエルは防衛しやすい地勢の国境(戦線)を持つに至りました。また、それまでの国境は陸地において985キロあったのが、840キロにまで縮小しています。

シリアとの国境で言えば、ゴラン高原を確保した事により、イスラエルの重要な水資源地であるティベリア湖の安全が飛躍的に高まりました。ティベリア湖は、言わばイスラエルの水瓶であり、飲料水、工業用水、農業用水を供給する死活的な戦略的重要地でした。もし、ゴラン高原からティベリア湖付近の用水路や水道設備を砲撃され破壊されれば、イスラエルは危機的状況においやられます。ゴラン高原を確保した事により、その危険性は低下しました。

エジプトとの国境で言えば、シナイ半島を確保した結果、イスラエルの主要地はエジプト軍の野砲の射程圏外となり、安全が高まります。また、エジプトの軍事行動に対しても、シナイ半島という縦深があるため、これまでに比べかなりの時間的余裕をもって対処できるようになりました。
これまでエジプトの戦闘機はシナイ半島の航空基地から、イスラエルの都市まで12分程度で飛来しましたが、シナイ半島を失った事で、エジプト本土からの出撃となり、イスラエルまでの飛行時間は倍近くにまでなりました。その結果、イスラエルはそれまでに比べ迎撃にあてられる時間的余裕が増えました。
それに今度は逆にイスラエルの軍用機がエジプト首都まで20分で到達できるようになり、航空戦術の枠が広くなり、エジプトも攻勢ばかりを考えていられなくなりました。

ヨルダンとの国境で言えば、それまでウエストバンク(ヨルダン西岸)から、イスラエル最大の都市テルアビブまで22キロしかなく、地形的にも防ぎやすい箇所もなく、容易に大砲の射程圏内であり、テルアビブは直接的脅威に曝されているという具合でしたが、ウエストバンク占領により、その危険も低下しました。

占領地の維持により、イスラエルは隣接する敵国からの攻撃に対する軍事的安全が著しく増大したと言えます。


(2)「新たなエネルギー資源を確保・利用できます」

シナイ半島には鉱物資源が存在します。
また石油も産出し、第三次中東戦争前年にはエジプトがイタリアの石油会社と手を結び250万トン生産していました。
ちなみに史実では第三次中東戦争後、イスラエルはこの占領した油田において、エジプトが契約していたのと同じイタリアの石油会社とそのまま手を結び、第四次中東戦争が始まるまでに2000万トンの石油を生産していました。


(3)「新たな土地を開拓できます」

増え続ける人口とイスラエルのさらなる発展のために、占領地での新たな開拓は有望な手段の一つとなる可能性があります。


(4)「低賃金労働者の確保」

新たな占領地におけるアラブ人は100万人にもなります。これらのアラブ人を低賃金労働者としてイスラエル経済に組み込めば、イスラエル経済の困窮を緩和させる可能性がもてます。


(5)「ウエストバンク(ヨルダン川西岸)は肥沃な土地であり、有益な土地」

ウエストバンクは近在の他の土地に比べ肥沃な農業適地が1800平方キロにもあり、農業の盛んな土地でした。
第三次中東戦争前は、ウエストバンクで生産される農産物がヨルダン、サウジアラビア、クウェートにまで輸出されていました。
工業はあまり発達しておらず、人口の7%程度しか工業に携わっておらず、それも食料品工場や、石鹸工場程度でした。
しかし、その農業用地をイスラエルの経済圏に組み込めば、有益なのが見込めます。


○つまり(2)~(5)は経済的にイスラエルにプラスになるという考え方です。
新たなエネルギー資源、新たな土地、豊かな農業地帯、安価な労働力…占領地を維持すれば、これらのものが確保でき、イスラエル経済にとって大きなプラス要因となる事が考えられるというわけです。
実際、史実でもそうでした。

なお「占領地を維持した場合のデメリット」については、最初に記述した「占領地を返還した場合のメリットの可能性」の裏返しとなります。
その中でも特にアラブ諸国との対立、緊張関係の持続は絶対に避けられないものでしょう。
史実において、
第三次中東戦争後の「第4回アラブ首脳会議」において出された対イスラエル方針、
「承認せず、交渉せず、講和せず」の「三つのNO原則」が出されていますが、占領地を維持する場合、これが覆る望みは殆ど無いと思います。

なお回答について、文字数の制限もあるので、宗教的要素・民族の精神的要素の部分についてはカットしました。

最後に…
>内容は日本の大学では聞かれないような面白いないようだと思いますが無知すぎて。。

○日本の大学で聞かれないような内容というのなら、それを日本のサイトで質問しても適切な回答が得られる可能性は低いと思います。特に、ここは専門家ばかりが回答しているというわけではありませんし、回答者数も多いとは言えませんので。
アメリカで、そういう内容を実際に勉強しているのなら、アメリカのサイトにあたった方が、経験者もいるでしょうし、資料も多いでしょうし、適切な回答を得られる可能性も日本より高いと思います。
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http://www.foreignaffairs.com/search/Six-Day%20War

127 results

沢山論文があるんだから、大学で読んではいかがですか?

シナイ半島の占領地区はどういう仮定になっているのでしょうか?
史実では、シナイ半島までIDFは占領しています。

日本人が書くなら、満州事変などの理解を入れないと、採点は厳しい物になるかと思います。
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