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日本語を勉強中の中国人です。自分からの連絡を言う時に、「連絡が遅くなりました」の中の「連絡」はなぜ時々「ご」をつけたりして、時々また省略されるのでしょうか。もしその連絡という行為は相手からの動作であれば、「ご」をつけることは理解できますが、自分からの連絡はなぜ「ご」をつけるのでしょうか。

質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (9件)

#3です。


ちょっと補足したほうが良いかもしれませんので、ふたたびおじゃまいたします。
要点をまとめると、次のようになります。

1.相手に向かう動作なら、謙譲語1を使うのが自然。
ですから、
・お(ご)~する(いたす)。
・お(ご)~申し上げる。
などの表現ができます。

2.相手に向かっていない動作、または、特に相手に向かっていることを重視しているわけではない動作なら謙譲語1は使わないほうが自然。
ですから、「お(ご)~」という型は使えません。

#3さんが非常に良い例を挙げておられます。
「運転する」というのは、明らかに「相手に向かう動作」ではありませんよね。
ですから、
・ご運転(いた)します。
・ご運転申し上げます。
のような表現は、基本的に不自然になるわけです。
要は、「相手に向かう動作か否か」という点が最も重要なのです。
ただ、「相手に向かう動作か否か」の区別が難しい動詞、難しいシチュエーションも多くあるため、ネイティブでも判断に迷う場合が結構あります。
 
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この回答へのお礼

再びありがとうございます。いい勉強になりました。

お礼日時:2014/05/23 23:16

#8です。



すみません。追加です。
「袋に(あなたが購入された商品を)お入れしますか」の略だということが分かれば、それほど違和感は覚えないでしょう。
  
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/05/25 09:15

#5です。


もう少し補足したほうが良さそうですので、また、おじゃまいたします。

1.
#7さんが挙げておられる【「お」「ご」の使い方になれる】というサイトは、謙譲語とはほとんど関係ありません。
美化語について、「お(ご)が」なじまないものについての記述です。
それはそれで良いのですが、かなり杜撰な記事内容ですね。
いちいち挙げるとキリが無いのですが、たとえば、「尊敬語や謙譲語になったり、また丁寧語になったりします」と書きながら、すべて尊敬語の例だけしか挙げていない。(尊敬語と丁寧語の区別が分かっていない可能性さえありそうです)
「最近、急にお賑やかになりましたね」「部長、お靴はこちらでしょうか」といった表現は良い、という記述もあります。しかし、こんな表現をする日本人はいません。あくまで、
「最近、急に賑やかになりましたね」「部長、お履物はこちらでしょうか」でしょう。
逆に、「おりんご」という表現は普通にしますが、不適切な美化語として分類されています。
このようなサイトを参考にしようとすれば、却って混乱を招くだけでしょう。
名詞の場合でも、「あなたへの連絡」の場合は、「相手へ向かう動作」なので、「ご連絡」という謙譲語1を使うわけです。簡単な理屈です。この本質さえ押さえておけば、臨機応変に解釈することが可能になります。

2.
「連絡する」という動詞の場合も同様です。
#7さんがご紹介になった『敬語再入門』にある、[を高める] という分類は、謙譲語1すべてに当てはまる用法ですから、分類法としては意味がありません。
あくまで「相手へ向かう動作か否か」で判断すれば良いだけです。
「祝う」という自分の動作の向かう先が、「先生の誕生日」に向かう動作なので、「お祝いする」という謙譲語1を使う。
「会う」という自分の動作の向かう先が、「社長」なので、「お会いする」という謙譲語1を使う。
「祈る」という自分の動作の向かう先が、「神」なので、「お祈りする」という謙譲語1を使う。
例に挙がっている「袋にお入れしますか」の場合は、
「入れる」というわたしの行為の向かう先が、「相手の購入商品」に向かう動作なので謙譲語1を使うわけです。
「入れる」という動作をする場合、手は相手の購入商品をつかみますから、「相手(の物)に向かう動作」と捉えることができるわけです。
     
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この回答へのお礼

何度もご丁寧に教えていただき誠にありがとうございました。大変参考になりました。今回はとりあえずこの辺で。

お礼日時:2014/05/25 09:14

 No.4でコメントした者です。


 古いブロク記事のなかに、本題に関係しそうなものがあったので(ご※)参考までに。
 ※この場合の「ご」もあってもなくても「間違い」ではありません。「ご」があったほうが丁寧なだけです。

「ご連絡(名詞)をする/いたす」と「ご連絡する(動詞)/いたす」には共通する部分と共通しない部分があります。

「ご連絡(名詞)」の場合は、No.1でリンクを張った下記のような考え方をするべきでしょう。一応法則はありますが、慣例としか言いようがない部分が多いようです。
【「お」「ご」の使い方になれる】
http://tensinohitomi.web.fc2.com/tadasiikeigo/No …

「ご連絡する(動詞)」の場合は下記のように考えるべきでしょう。
【「袋にお入れいたしますか」「お/ご~いたします」は二重敬語か Yahoo!知恵袋】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2405. …
「ご連絡する(動詞)」は、通常は[「……に」を高める] でしょう。この場合は連絡先が「あなた」などになります。
 例外的に[「……のために」を高める] もありそうです。「(あなたのかわりに)ご連絡しましょうか」のような場合です。
 ただ、こういう考え方をしても、「(あなたのために)お入れします」がちょっとヘンな理由や、「(あなたのために)ご運転します」と言わない理由は説明できません。
 このあたりが難物です。
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この回答へのお礼

おすすめのサイトは開けられませんでした。残念です。何度もご丁寧に教えていただきどうもありがとうございました。

お礼日時:2014/05/25 09:09

#5です。


訂正です。

×
#3さんが非常に良い例を挙げておられます。


#4さんが非常に良い例を挙げておられます。
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この回答へのお礼

はい、了解いたしました。ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/23 23:17

 No.1でコメントした者です。


 質問の内容に沿う形で補足します。

 今回は自分の行動の「連絡」(名詞)に「ご」をつけるか否かという質問ですよね。
 結論だけを書くと、つけてもつけなくても「間違い」ではありません。
 名詞につく「お/ご」は尊敬語と考えると妙なことになります。自分の行動に関してですから、尊敬語の話は関係ありません。
 この場合の「ご」は謙譲語で、「ご」をつけるほうが敬度が高くなるということです。

「連絡が遅くなりました」は「なりました」の部分が丁寧語です。
「ご連絡が遅くなりました」は「なりました」の部分が丁寧語のうえに、「ご連絡」が謙譲語になっているからです。下記のように下にいくほど敬度が高くなります。

連絡をします〈丁寧語〉
 ↓
ご連絡をします〈謙譲語+丁寧語〉
 ↓
ご連絡をいたします〈謙譲語(ご連絡)+謙譲語(いたす)+丁寧語〉


 ただし、敬語の問題に関して、このように単独で考えるのはあまりよい方法とは思えません。
「謙譲語」と「尊敬語」をセットで考えるほうが理解が深まります。
 名詞の「(ご)連絡」だけではなく、動詞の「(ご)連絡する」をセットで考えるほうが理解が深まります。
 ちゃんと説明すると非常に長くなります。
 下記の『敬語再入門』を読むことをおすすめします。
 たとえば、「(あなたに)ご連絡します」とは言えても「(あなたのために)ご運転します」とは言えません。これは一種の慣例であって、論理的に説明するのは困難です。

【敬語の基本資料】敬語の心得/敬語の基本/尊敬語/謙譲語……etc.
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n158066
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この回答へのお礼

再びありがとうございます。いろいろとても参考になりました。何年前に「敬語入門書」の中国語版を読んだことがあります。もう一度読もうかな。

お礼日時:2014/05/23 23:13

1.


ご存知のように、尊敬語というのは、相手の行為に対して使います。
文化審議会答申<敬語の指針>によれば、「お(ご)」が付く尊敬語の型には、以下の4つがあります。
・お(ご)~になる。
・ご~なさる。
・お(ご)・・・だ。
・お(ご)~くださる。
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi …
(ex)
・相手方へは先生がご連絡なさいます。
連絡するのは先生の行為なので、「ご~なさる」と尊敬語を使います。
この場合、「相手方へは先生がご連絡します」という表現は誤りになります。
これは、次に示すように謙譲語1の型だからです。

謙譲語1というのは、「相手に向かう自分の動作」に対して使います。
「お(ご)」が付く謙譲語1の型には、次の3つがあります。
・お(ご)~する。
・お(ご)~申し上げる。
・お(ご)~いただく。
(ex)
・先生にはわたしからご連絡(いた)します。
連絡するのはわたしの行為なので、「ご~する」と謙譲語1を使います。
「連絡する」というのは、先生に向かう動作です。
このように、同じ「お(ご)」でも、一緒に用いられる言葉によって、尊敬語になったり謙譲語1になったりするわけです。

2.
謙譲語1については、
(ア)自分の動作が「相手に向かっている」と捉えるのが妥当なシチュエーションと、
(イ)自分の動作が「特に相手に向かっていることを重視しているわけではない」、つまり、あくまで「自分が行なう動作という要素に着目している」と捉えるのが妥当なシチュエーションとがあります。
微妙ですが、たとえば、次のような場合が想定できるでしょう。
(ア')
「取材旅行の日程が決まりました。先生には、わたしからご連絡しておきます」
(イ')
「今回の○○賞、先生は落選されたようだ。気が重いなあ。だれが連絡する?」
「しょうがない、わたしが連絡するよ」
  
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この回答へのお礼

ご丁寧に回答していただきありがとうございます。参考にさせていただきます。

お礼日時:2014/05/21 23:34

「連絡」は名詞ですが、「~する」とか「~をとる」等の動詞を付けて使用します。


意味は「アクセス」に近いと思います。「アクセス」の場合も「~する」などで活用させます。
こちらから相手に連絡を図るときは、自分の動作に敬語である「ご」を付けるのは基本、誤りです。但し、相手が敬語を付すべき立場の人とか顧客であれば、その相手への敬意の印として「ご」を付すことも、一般化しています。つまり、立場の違いを重視して、敢えて敬語を付しているわけです。その場合は、自己の行動である「連絡」に対してではなく、行動の目的である相手への敬意と解せます。
『確認の上明日(後日)、改めて連絡します』ではブッキラボーで失礼に感じるときには、『改めて連絡させて戴きます』等の敬語とすべき所、「ご連絡」で間に合わせています。
『連絡が遅くなりました』は正しく、此処に敬語を用いるのは誤りです。
『ご連絡下さい(お待ちします)』は、相手に行動を促す用法ですから、当然敬語の「ご」が必要です。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。

お礼日時:2014/05/21 23:24

 本題に関しては下記をご参照ください。

これは日本人でも間違っている人が非常に多い難問です。今回は「2)名詞につくもの」の話でしょう。簡単に言うと、名詞につく「お/ご」は3種類あります。
1)尊敬語(主として相手の行動などに)
2)謙譲語(主として自分の行動などに)
3)美化語
【よくある誤用33──敬語編3 自分の行動などにつく「お/ご」】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133134

 質問文に関して。
 いつもはたいへん自然な日本語をお使いだと思っていましたが、今回のは少し不自然ですね。ただ、日本語を母国語にしている人でも、こういう文を書く人はいます。
 余計な言葉はできるだけ省くほうがよいかもしれません。
「という」「こと」などはとくに要注意です。

>自分からの連絡を言う時に、「連絡が遅くなりました」の中の「連絡」はなぜ時々「ご」をつけたりして、時々また省略されるのでしょうか。
→自分からの「連絡」に「ご」をつけるときとつけないときがあるのはなぜでしょうか。どのように使い分ければよいのでしょう。
 くらいでしょうか。細かい部分を説明すると非常に長くなるので省略しますが、ひとつだけ。
「つけたりして」は「片たり」になっています。
【45定番の質問 「~たり」の使い方】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n148591

>もしその連絡という行為は相手からの動作であれば、「ご」をつけることは理解できますが、自分からの連絡はなぜ「ご」をつけるのでしょうか。
 相手からの「連絡」に「ご」をつけるのは理解できますが、自分からの「連絡」になぜ「ご」をつけるのでしょうか。
 くらいですかね。
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。質問文までも貴重な添削意見をくださり心から感謝いたします。

お礼日時:2014/05/21 23:18

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