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消化器の勉強をしていて、問題の中に「リパーゼが含まれる消化酵素は大別すると膵液、胃液、胆汁である」とあります。
けれど教科書を見ても、胆汁は消化酵素ではないとあります。
これはどういう意味で、膵液や胃液に並んで胆汁が出てくるのでしょうか?

A 回答 (1件)

>問題文中、「リパ~ゼが含まれる消化酵素は大別すると膵液、胃液、胆汁である」.......


↑先ず、此の前提が間違ってませんか ?
以下、検証しましょう。

(復習)
【消化液】消化腺から分泌され消化を助ける液で、消化液には、唾液・胃液・膵液・腸液等消化酵素を含むものと、「胆汁等消化酵素は含まないが酵素を働き易くするもの」とが在ります。

【消化酵素】消化酵素は、大きな食物の分子を胃腸管から吸収される様な小さな分子に化学的に分解する手助けをするものを指し、更に、分解される栄養素に依って炭水化物分解酵素、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素の3種類に分類されます。
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リパ~ゼは大半が膵臓の膵液での分泌物で、、確かに胃液にも少量の"リパ~ゼ"が含まれますが、胃液のリパ~ゼが最適に活動できるph値が 5 なのに対して胃液のpH値は 2 ですから、酸性度が高すぎて旨く作用しない為、胃では殆ど消化されません。但し、乳児の場合は胃液の酸性度が其れ程低くなく、又、乳汁に含まれる脂質が乳化されて居て酵素の作用を受け易いので例外です.......御注意をっ!!。

上記に較べ、 肝臓→胆嚢から分泌される胆汁は"胆汁酸 & 胆汁色素"を含みますが、〚消化酵素は含まない〛、〚表面活性剤として脂肪の消化・吸収に重要な働きをする、ほかの酵素を働き易くさせる〛消化液とゆう特徴が在ります。

質問文中の「教科書を見ても、胆汁は消化酵素ではない」は一寸違いまして、正しくは「胆汁には消化酵素を含まない(=が含まれない)」が正解です。
脂肪酸は、【脂肪を"乳化"して消化酵素の働きを助ける】、更に、脂肪の分解産物に作用して小腸から吸収され易い形にします。腸内に分泌された胆汁酸の90~95%は小腸で再吸収され腸肝循環を繰り返します。序(ついで)に胆汁色素は、破壊された赤血球から遊離したヘモグロビンが肝臓の細胞の作用で黄色のビリルビンになった物で、大部分は糞便中に排泄。

※胆汁の成分:水分約97%、胆汁酸約0.7%、ビリルビン約0.2%、コレステロ~ル約0.06%
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この回答へのお礼

丁寧な回答をありがとうございます。そうなんです、その通りのような気がします。
実は最初の前提は、過去に授業で出た問題の正解の回答として教わりました。でも、何回教科書を読んでもわかりません。
ドクターも先生の授業が終わってしまったのでもう来られることがなく、質問できず困っていました。


回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/09 23:49

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