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日本語を勉強中の中国人です。謙譲語についてお伺いします。謙譲語は敬語のなかで一番難しい内容でしょうか。謙譲語はなぜ謙譲語Iと謙譲語IIに分けられていますか。これは以前からすでにあった分類でしょうか。それとも近年謙譲語を理解しやすいため、新しく作った分類なのでしょうか。ちなみに、普通の日本の方は、謙譲語がIとIIに分けられていること、ご存知でしょうか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

#1です。


お約束の訂正があります。
毎度のことですが、申し訳ありません。

×
なぜ、「弟のところに伺います」は正しくて、「弟のところに参ります」が間違いなのか、という説明がつきませんよね。


なぜ、「弟のところに伺います」は間違いで、「弟のところに参ります」は正しいのか、という説明がつきませんよね。
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます。前後の文脈ですでにわかりましたので、お気になさらないでください。

お礼日時:2014/07/20 12:22

#1です。


添削の見落としが1箇所ありましたので、追加させていただきます。

>それとも近年謙譲語を理解しやすいため
→それとも近年、謙譲語を理解しやすくするため
or
→それとも近年、謙譲語を理解しやすいように
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この回答へのお礼

大変恥ずかしいです。今後気をつけます。貴重な添削意見に心から感謝いたします。

お礼日時:2014/07/20 12:19

>普通の日本の方は、謙譲語がIとIIに分けられていること、ご存知でしょうか



長年日本人をやっていますが(笑)、知りませんでした。

「尊敬語、謙譲語、丁寧語」の3種類に分けられていた頃の敬語が「謙譲語I」(例:伺う・申し上げるなど向かう先の人を立てる場合)
旧来の謙譲語から独立させて「丁重語」が「謙譲語II」(例:参る・申すなど相手に対して改まって伝えるための敬語。但し「御持参ください」「お申し出ください」「お申し込みください」など表現の中に含まれる「参る」や「申す」は謙譲語IIとしての働きは持っていない。「お持ちください」「おっしゃってください」「御応募ください」などと言い換えれば良いから)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/keigo/chap …

参考URL:http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/keigo/chap …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。いろいろ参考になりました。

お礼日時:2014/07/20 12:17

1.謙譲語は敬語のなかで一番難しい内容でしょうか。



おそらくそうだと思います。

2.謙譲語はなぜ謙譲語Iと謙譲語IIに分けられていますか。

<敬語の指針>18~20ページに詳しく、わかりやすく述べられていますので、一読されることをお勧めいたします。
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi …
ここでは、その内容をかいつまんで述べておきたいと思います。
まず、謙譲語の定義について、多くの辞書では、「話し手が聞き手や話中の人に対して敬意を表すために,自分または自分の側に立つと思われるものや動作などをへりくだって言い表すもの。」のように説明されています。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/70039/m1u/% …
謙譲語の1と2を分けていないのがほとんどでしょう。
「先生のところに伺います」の「伺う」は謙譲語1です。
「先生のところに参ります」の「参る」は謙譲語2です。
上記辞書では、どちらも「先生に敬意を表すために、自分の動作をへりくだって言い表しているもの」なので、「謙譲語」と呼んでいるわけです。
それは、ある意味で間違っていません。
「先生のところに伺います」は正しいが、「弟のところに伺います」は、弟に敬意を表す必要が無いので間違いである、という論理が成立します。
しかし、辞書の説明だけなら、「伺う」も「参る」も謙譲語なのに、なぜ、「弟のところに伺います」は正しくて、「弟のところに参ります」が間違いなのか、という説明がつきませんよね。

このように同じ謙譲語なのに、一方は正しくて一方が間違いになるのは、「敬意を表す相手」が違うからです。
つまり、「伺う」は、「行く」という自分の動作の向かう先に対して敬意を表しています。
「参る」は、自分の話している相手(聞き手)に敬意を表しています。
謙譲語1と2を一緒にしてしまうと、こうした区別ができなくなります。
それで、前者を謙譲語1、後者を謙譲語2と呼ぶことにしたわけです。
このように分けないと、「弟のところに伺います」が間違いだから、「弟のところに参ります」も間違いだ、と勘違いする人が出てくるでしょう。
因みに、デジタル大辞泉のように分けている辞書もあります。
http://kotobank.jp/word/%E8%AC%99%E8%AD%B2%E8%AA …

3.
これは以前からすでにあった分類でしょうか。それとも近年謙譲語を理解しやすいため、新しく作った分類なのでしょうか。

わたしの知っている範囲では、最初に提唱されたのは、2006年11月の「文化庁文化審議会国語分科会報告案」で、翌2007年2月に文化審議会答申としてまとめられた<敬語の指針>だと思います。

4.
ちなみに、普通の日本の方は、謙譲語がIとIIに分けられていること、ご存知でしょうか。

以前は3分類(尊敬語・謙譲語・丁寧語)でしたが、最近は、5分類(尊敬語・謙譲語1・謙譲語2・丁寧語・美化語)も浸透してきたように思います。
全くの推測ですが、半々か、それより若干少ないぐらいの人が知っているような気がします。
ただ、3分類の辞書でも5分類が登場したことを辞書に明記するなどしていますから、今後は5分類が主流になっていくでしょう。
なぜなら、そのほうが、誤解・勘違いを減らすことができ、敬語を理解しやすくなるからです。

5.
今回のご質問文の内容は、ほぼ完璧でしょう。
ただ、タイトルは、「外国人から謙譲語についての質問です」とするほうが自然です。
  
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変いい勉強になりました。

お礼日時:2014/07/20 12:13

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