ABS樹脂について調べています。
ABSを光源で加熱して表面を溶融させます。
そのまま加熱し奥までどんどん溶融させていくと、まるで水が沸騰したように
内部から微細な泡が発生してきます。この泡はいったい何なのでしょうか?
樹脂が吸湿した内部水分?それとも熱分解によるガスでしょうか?
あちこち検索して回ったのですが、燃焼時発生のガスデータなどしか見つけられませんでした。
一口にABS樹脂と言っても無限に種類があることは理解しています。
基本的な事としてご教授いただけませんか。
よろしくお願いいたします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ABSはスチロールを含んでいますが、スチロールはガスを吸収します。
また高温で熱分解します。有名なところでは、発泡スチロール。スチロールのビーズにヘキサンやペンタンに浸して吸収させた後で水蒸気で加熱すると発泡します。
ただ、ABSは共重合ですから、未反応のアクリロニトリル(沸点77℃)、ブタジエン(沸点⁻4.4℃)、スチレン(144℃)の可能性もありますが・・。ABS自体に溶解している未反応のブタジエンが最も怪しい。
アクリルニトリル(刺激臭--涙が止まらない)やスチレン(いい臭い^^)は独特の臭気がありますから、加熱時の臭いで犯人は絞れるのでは?
他の加熱方法--レジェンドヒーターなどでゆっくり加熱するとか、接着なら超音波加熱が可能だが、誘電加熱は無理。
No.1
- 回答日時:
的確な回答でなくてすみません。
いろいろ火いたずらをしてきた者です。
多分ABS製のプラ製品も燃やしてみたことがあります。
熱で熔け、中からボコボコと泡が出てきます。
燃える気体が発生してるのは間違いないので、たぶん樹脂内の可燃成分が
揮発するなりして気体となり(体積が格段に増え)そのような状況になってるものと
想像します。
温度によって違うかもですが。
>そのまま加熱し奥までどんどん溶融させていくと、
光源、ってか赤外線を使って加熱する装置を使ってるんでしょうかね。
ハロゲンヒーターとか。
内部まで熔けるなら表面では更に高温になってるでしょうし、それが何度くらいなのか
は数値で把握しといた方がいのでは。
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