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A社はB社に吸収されました。A社はB社の株を保有していました。この場合の仕訳ですが、どのようになるのでしょうか?経理士さんは最近の方法を行う???「自己株式」「マイナス表現」とかいう言葉を並べますが、具体的にはよくわかりません。
なにか、勘定科目を新たに追加するらしいのですが、どのような科目を作り、どのように仕訳するのでしょうか?お教えください。

A 回答 (1件)

新しく追加する勘定は「自己株式」です。

(資本の部の科目)

回答の都合上、合併比率や、商法規定は無視します。

A社の吸収合併時の貸借対照表が、
資産は現金80とB株式20だけで、
負債は借入金40、
資本は資本金50
利益剰余金10
だったとします。


B社の合併仕訳は、受け入れる純資産を全部資本金にしたとすれば、

現金80   / 借入金40
B株式20  / 資本金60

この場合、B社がB社株式を持っている、つまり自己株式を保有していることになります。このとき先ほどの「自己株式」勘定で処理します。

よって、科目を振り替えます。

自己株式20 / B社株式20


自己株式は借方残になるので資産科目のようにみえますが、
この自己株式は3年ほど前から、他の有価証券と同様に資産計上する方法から、自己資本を減少させる資本のマイナス項目として扱うことになりました。

つまり、資産の部を増加させるのではなく、自己株式を資本の部から控除するということです。

貸借対照表には資本の部の一番下に、 自己株式△20 と記載します。


「合併差益」勘定(資本準備金)も新たに追加する可能性もありますが、
場合によってはこのうち一部が課税対象になりうるなど、この先の税務上のことはさらに難解ですので税理士に丸投げしましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
非常によくわかりました。
たすかりました。

お礼日時:2004/06/05 19:40

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