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インフレになると好景気になる、という理屈をわかる方は教えていただけないでしょうか?

(1)景気の良し悪しは実質的な所得で決まると思うのですが、違うのでしょうか?

インフレになると物価が上昇する、物価の上昇よりも所得の上昇の方が大きければ実質的な所得は上がる。
反対にデフレになると物価は下落する、物価の下落よりも所得の下落の方が小さければ所得は上がる。
つまるところ、インフレやデフレそのものではなく、所得の増減の幅との関係で実質的な所得=景気が変わるのではないでしょうか?

(2)だとしたらインフレやデフレそのものは景気とは価値中立なのではないでしょうか?

(3)我が国の場合、雇用制度は労働者の雇用そのものや賃金をかなり強固に保護しています(ただし、大企業や公務員の正規雇用者に限る)。名目の賃金を減らすことはかなり困難な反面賃金の上昇は限られています。このような雇用制度を前提としている場合、賃金は下がりにくく、上がりにくい、ということになります。

(4)だとしたら、デフレになったとしても賃金の下落に対して抑制的であるから、デフレの方が実質的な所得が上がる可能性は高いのではないでしょうか?

どういう理由でインフレの方が我が国の景気に良いことになるのでしょうか?
日本で物を作って外国に売る、というのが主要な産業なのでしょうか?

A 回答 (9件)

デフレってデフレーション(不況)のことですから。



インフレ=好景気ではありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/25 22:20

(1)・(2)について、景気の良し悪しはGDPの増減で決まり


ますが、インフレになってもGDPが増加しない場合があります。
逆にデフレでもGDPが増加する事があり、インフレかデフレかで
好景気か不景気かが決まる訳ではありません。

(3)・(4)について、デフレの場合は所得が上がらなくても
物価が下がるので、実質賃金は上昇します。
デフレとインフレのどちらが実質賃金上昇の可能性が高いかは
ケースバイケースではないでしょうか。

インフレの方が日本の景気に良い、と言う考え方は間違っています。
インフレにも良いインフレと悪いインフレがあり、今の円安による
インフレは悪いインフレです。
日本が本格的な好景気になるには財政再建が必要です。
アベノミクスは歳出削減策が無く、このままでは財政再建が出来ません。
よって、いずれ不景気でインフレ(スタグフレーション)になる
可能性が高いと予想しています。

日本で物を作って外国に売るというのは、もう限界に近いです。
今後は日本で成功したビジネスモデルを外国(途上国)に
持ち込む事が必要で、すでに幾つかの企業が行っています。
また、官民一体やオールジャパン体制でインフラ整備の仕事の
受注も、遅ればせながら始まっています。

質問者さんの言われる景気の結果、インフレ・デフレになるという
考え方は正論だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/24 10:27

>これは物価の上昇幅と所得の上昇幅とを比べて、後者の方が大きいという前提に成り立っていないとそのようには言えないと思うのですが、、、、。



発展途上国では、しばしば物価の上昇を追いかけるように所得が伸び、最終局面では所得がオーバシュートします。しかしながら、そういう国では後の調整で解雇や所得の減額で収支を合わせます。

>確かに将来物価が上がるとの見通しがあれば、今のうちに買っておこうという形で購買意欲を刺激することになるかもしれませんが、それは、消費の時期を前にずらしただけで、消費後のさらなる消費につながるのですか?消費をした後には消費が減少すると思います。
>もちろん、購入する対象が必需品なのか、嗜好品なのかによって違いはあると思いますが。

発展途上国、先進国でも同じく、技術の進化、発明といったイノベーションに伴うデフレーションがあります。技術の進歩と言い換えてもかまいませんが、発売当初、数百万円した液晶TVが一般人でも購入できるようになっているのは一例です。生活必需品も安価に製造できるようになり、価格を下げても利潤が得られるようになります。

「物価の上昇>所得の増加」は真実ですが、購入価格の低減化というのも含めて考えないと、購買指数などは説明できません。デフレ、インフレで潤う業界、縮退する業界は変わってきますが、人件費の圧縮ができない業界は厳しいといえるでしょう。

そういう観点では、一朝一夕に模倣されない業界で、大量生産、輸出比率が高い業界はインフレと外貨レートによっては、メリットが大きいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/24 09:36

円高デフレは海外に投資して物を海外でつくり輸入する。

だから物価も安くなる。結果は日本国内で物を作らないので仕事がなくなる。これがぬるま湯に入っていたら、国内経済が風邪を引くと説明しました。
海外投資で安い物を作らせて輸入していても、値段が安いだけでは長続きしないのです。中国品を見れば分ります。そのような経済構造が良いわけがありません。
日本は資源の無い国なので、資源を輸入して加工品を売ることで経済が成り立っているのです。その外貨で食料も原油もかえるのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/24 10:15

インフレが好景気ではありませんよ。

インフレは特に庶民にとって良いものではありません。所得が物価を追い越すことなどないのです。経験者ならすぐに分ることです。
デフレは質問者も指摘しているように、実質所得が上がるようなぬるま湯の経済なのです。しかし気が付いたら風邪を引いているのです。また特権階級が居座り続けて経済の活力を削ぐのです。
インフレ経済はじっとしていたら落ちこぼれる競争経済なのです。下から成り上がれる可能性も高いのです。値上がりするので人より先に買おうとしたり、今すぐ行動する方が得であったりします。この行動パターンが経済に活力を生むのです。
インフレ経済はインフレを経験してきた世代には意欲満々ですが、デフレ根性が染み付いた世代は違和感があるのです。頭を切り替えないと競争経済に負けてしますのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

インフレは消費を前倒しにするというのはわかりました。

デフレの場合も高くなった日本円で勝負をする人にとっては恩恵が大きいのではないでしょうか。
製造業だって海外の事業や工場を買収しやすくなりますし。資源調達のコストも安くなります。日本にあった工場は外国へ行ってしまうかもしれませんが。
また、総合商社も海外に投資しやすくなります。
結局のところ円安や円高を利用してどうやって金儲けをするか、という問題ではないでしょうか。

単純に日本の産業が価値のある物やサービスを提供出来ていないことが不景気の原因ではないでしょうか?

お礼日時:2014/11/22 11:53

>インフレやデフレそのものは景気とは価値中立なのではないでしょうか?



今の収入と今の消費で考えれば、仰るとおりでしょう。
過去の消費、例えば国債なんかもそうですが、インフレが進めば貨幣価値が下がるので、金額の数値は変わらないものの支払いは容易になります。

ハイパーインフレは論外にしても、インフレターゲットの枠内で進行してくれる限り、収入は増え、それに伍した形で支出も増え、しかしながら負債は緩やかに減り、金の循環が良くなります。社会全体での金の循環は、公共投資を増やし、期限があるかもしれませんが雇用を生みます。公共投資は好景気移行初期の弾み車であって、民間の投資を誘引し経済規模の拡大に繋がります。
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この回答へのお礼

>今の収入と今の消費で考えれば、仰るとおりでしょう。
>過去の消費、例えば国債なんかもそうですが、インフレが進めば貨幣価値が下がるので、金額の数値は変わらないものの支払いは容易になります。

これは確かにそうですよね。国は、国債の借金を適法に踏み倒すことができます。

>ハイパーインフレは論外にしても、インフレターゲットの枠内で進行してくれる限り、収入は増え、それに伍した形で支出も増え、

これは物価の上昇幅と所得の上昇幅とを比べて、後者の方が大きいという前提に成り立っていないとそのようには言えないと思うのですが、、、、。

比較的労働基準法を順守している大企業や公務員は、賃金を下げることや、解雇することは著しく困難ですから、雇う側は採用や賃金の上昇を控えめにするでしょう。中小企業にとって労働基準法は絵に描いた餅に過ぎないかも思いますが、、、、

>しかしながら負債は緩やかに減り、

これはそのとおりだと思います。

>金の循環が良くなります。社会全体での金の循環は、公共投資を増やし、期限があるかもしれませんが雇用を生みます。公共投資は好景気移行初期の弾み車であって、民間の投資を誘引し経済規模の拡大に繋がります。

金の循環が良くなるのは物価の上昇と比べて所得の方が大きく上昇しているからではないでしょうか。

確かに将来物価が上がるとの見通しがあれば、今のうちに買っておこうという形で購買意欲を刺激することになるかもしれませんが、それは、消費の時期を前にずらしただけで、消費後のさらなる消費につながるのですか?消費をした後には消費が減少すると思います。
もちろん、購入する対象が必需品なのか、嗜好品なのかによって違いはあると思いますが。

お礼日時:2014/11/22 09:57

(1)景気の良し悪しは実質的な所得で決まると思うのですが、違うのでしょうか?


    ↑
景気が良い、というのはGDPが上昇することです。
そしてGDPは政府支出と企業支出、それに消費者の消費
によって決まります。
消費活動が全体の60%を占めます。

所得が増えれば消費が増えますから、GDPも増加する
可能性が高くなりますが、だからといってそれだけで
景気が良くなるとは限りません。
ま、実際は所得が上がれば大体のところGDPも増えますが。


(2)だとしたらインフレやデフレそのものは景気とは
 価値中立なのではないでしょうか?
     ↑
インフレになれば、物価がどんどん上がりますから
今のうちに買っておけ、ということで消費が増えます。
デフレはその反対になります。


(3)我が国の場合、雇用制度は労働者の雇用そのものや賃金をかなり強固に保護しています
     ↑
その通りですが、最近それが崩れています。
特にボーナスは悲惨です。
だからこそ失われた20年になってしまったのです。

経済は、結局は供給と需要の関係で決まります。
日本は先進国なので供給力は十分にありますが、需要が
供給に追いつかなかったのです。
その差は30兆円。
これがデフレ不況の原因です



(4)だとしたら、デフレになったとしても賃金の下落に対して抑制的であるから、
 デフレの方が実質的な所得が上がる可能性は高いのではないでしょうか?
    ↑
公務員の方ですか?
所得はず~と下がってきましたよ。
15%も減っています。
だから消費が伸びなかったのです。



”どういう理由でインフレの方が我が国の景気に良いことになるのでしょうか?”
     ↑
インフレになれば購買意欲を刺激します。
物価に合わせて賃金も上昇します。
だから景気が良くなります。



”日本で物を作って外国に売る、というのが主要な産業なのでしょうか?”
    ↑
日本は貿易立国だといわれていますが、それは過去の話です。
日本のGDPにおける貿易額の比は、世界平均の半分ぐらいです。
主要な産業とは言えません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>景気が良い、というのはGDPが上昇することです。
>そしてGDPは政府支出と企業支出、それに消費者の消費
によって決まります。
>消費活動が全体の60%を占めます。

>所得が増えれば消費が増えますから、GDPも増加する
可能性が高くなりますが、だからといってそれだけで
景気が良くなるとは限りません。
>ま、実際は所得が上がれば大体のところGDPも増えますが。

景気とはGDPの増減なんですね。ご指摘ありがとう。ございます。

>>(2)だとしたらインフレやデフレそのものは景気とは
 価値中立なのではないでしょうか?
     ↑
>インフレになれば、物価がどんどん上がりますから
今のうちに買っておけ、ということで消費が増えます。
>デフレはその反対になります。

これは今一つよくわからないのですが、購買意欲を今刺激するか、それとも将来に向けて刺激するかの違いでしかないと思います。
この1,2年で見た場合にはもちろん物価が上がる見通しがあれば早い段階で消費するのが好ましいという判断になると思いますが、その分、将来の消費が減るだけだと思います。
反対に物価が下落する見通しがあれば、今は消費を控えるけれど、将来は消費をしようということになりそうな気がします。
ですので、少し長期的に景気を見た場合には、あまり影響がないと思います。

もちろん、消費の対象が日用的に使用する物やサービスなのか、それとも嗜好品なのか、等によって異なるとは思いますが。


>>(3)我が国の場合、雇用制度は労働者の雇用そのものや賃金をかなり強固に保護しています
     ↑
>その通りですが、最近それが崩れています。
>特にボーナスは悲惨です。
>だからこそ失われた20年になってしまったのです。

>経済は、結局は供給と需要の関係で決まります。
日本は先進国なので供給力は十分にありますが、需要が
供給に追いつかなかったのです。
>その差は30兆円。
>これがデフレ不況の原因です


>>(4)だとしたら、デフレになったとしても賃金の下落に対して抑制的であるから、
 デフレの方が実質的な所得が上がる可能性は高いのではないでしょうか?
    ↑
>公務員の方ですか?
>所得はず~と下がってきましたよ。
>15%も減っています。
>だから消費が伸びなかったのです。

所得が15パーセント下がっていたとしても物価がそれ以上に下がっていたら消費は伸びると思います。
物価の減少幅の方が所得の減少幅と比べて小さかったのでしょうか?


>>”どういう理由でインフレの方が我が国の景気に良いことになるのでしょうか?”
     ↑
>インフレになれば購買意欲を刺激します。
>物価に合わせて賃金も上昇します。
>だから景気が良くなります。

インフレになれば現在の購買意欲を刺激しますが、将来に向けての購買意欲は減退すると思います。
ですから、長期的に見た場合には、消費は変わらないと思います。将来には現在と比べて物やサービスを買わなくなるのでしょうか?

物価に合わせて賃金も上昇するというのは何故でしょうか?
物価の上昇と賃金の上昇とは無関係ではないでしょうか?
バブル期は、物価の上昇と比べて賃金の上昇の方が大きかったかもしれませんが、これからはそうではないでしょう。景気が良かった、あるいは、将来景気がもっと良くなるという見通しのもとで賃金が上昇しただけではないでしょうか。

人を雇う側から見たら採用はリスクがとても大きく、インフレがあったとしても、そう簡単に賃金を上げないと思いますよ。一度上げたら下げづらいので。定年間際の世代の人の賃金が何故あんなに高どまりしたままなのか疑問に思えませんか?
もちろん、ボーナスの形で支給することは可能ですが、それでも、物価の上昇よりも小さい上げ幅にしないと企業が存続できなくなってしまいますよ。

私は、インフレやデフレが景気の原因ではなく、景気の結果ではないかと感じます。

お礼日時:2014/11/22 09:18

失われた15年という言葉をきいたことがあるでしょう。


これは、日銀が適切なデフレ対策を取らなかったからといわれています。
デフレにより、その間に日本は先進国で唯一、経済が縮小した国になっています。
諸外国で、デフレは非常に危険といわれますが、それは、日本をまさに反面教師とした格言のようなものなのです。

国内だけに限っても、デフレで実質的な所得は減少しなくても、経済活動自体が縮小するということです。

-------
また、藤原正彦は以下のように述べた[71]。「デフレ不況を十数年も放置してきた責任の大半は日銀にあるのだ。リーマン危機以来、アメリカは通貨供給量を三倍に増やすなど米英中韓その他主要国の中央銀行は猛然と紙幣を刷り景気を刺激した。日銀は微増させただけで静観を決めこんでいる。ここ三年間で円がドル、ユーロ、ウォンなどに対し三割から四割も高くなったのは主にこのせいだ。今すべきことは、日銀が数十兆円の札を刷り国債を買い、政府がその金で震災復興など公共投資を大々的に行い名目成長率を上げることだ。札が増えるから円安にもなる。工場の海外移転にも歯止めがかかる。ここ十四年間、経済的困窮による自殺者が毎年一万人も出ている。日銀は動かない。」
白川退任後の日銀体制

2013年3月、安倍首相は白川退任後、量的金融緩和に積極的な黒田東彦や岩田規久男を総裁や副総裁に採用した。黒田は所信表明でデフレ脱却へ日銀の金融政策を刷新する考えを示した。長年、日本銀行を批判してきた黒田は、15年にわたる日本のデフレーションの責任の所在を問われると「責務は日銀にある」と明言している[72]。また、黒田はリーマン・ショック後に日銀の金融緩和が欧米より消極的だったことが円高の一因と指摘し、日銀のマネタリーベース(資金供給量)やバランスシート全体の大きさを注視する姿勢を鮮明にした[73]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B7%9D …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/22 08:42

まず言葉の定義から。



好景気=GDPが増加と定義します。
文面からすると、個人所得の増加を好景気としているようですが、それは誤りで、現在の通念に従い、景気の良し悪しは、GDPが増えたか減ったかを基準とすべきです。


>(1)景気の良し悪しは実質的な所得で決まると思うのですが、違うのでしょうか?

景気の良し悪しをGDPの増加か減少でとらえると、実質的な所得が増えると、増えた分を全額貯金に回す人は少ないでしょうから、所得が増えた分個人消費が増えるので、GDPの増加につながります。

ただし、個人所得が増えなくても、企業の収益が増えて企業の設備投資が増えるとか、あるいは純輸出(輸出-輸入)が増えて、その分GDPが増加することもあるので、個人所得以外の要因もありえます。


>(2)だとしたらインフレやデフレそのものは景気とは価値中立なのではないでしょうか?

GDPの定義(GDP=個人支出+設備投資+純輸出)からすると、質問者さんの認識どうり中立のように見えますが、実は違います。

それについて、(4)でまとめて説明します。


>(3)……賃金は下がりにくく、上がりにくい、ということになります。

(3)については、認識どうりです。一般には、「賃金の下方硬直性」と呼ばれています。


>(4)だとしたら、デフレになったとしても賃金の下落に対して抑制的であるから、デフレの方が実質的な所得が上がる可能性は高いのではないでしょうか?

これについてですが、たしかに賃金は下がりにくくなりますが、逆に上がりにくくもなります。
また、失業してしまった場合、次の就職が難しくなり、その間賃下げどころか無収入になるリスクが増えるのです。

簡単に説明しますと、デフレとは平たく言えば物価が下がる現象です。
ということは、商品の値段が下がりますので、必然的に企業の売上も下がります。
しかし、給料はなかなか下げずらいので、新入社員を減らすとか、あるいは社員をリストラして、会社が赤字にならないように(経営者は)するわけです。

もし、自分が居残り組に残れればいいですが、来年入社予定だったのに内定取り消されたとか、あるいは出世コースから外れてしまい、リストラ対象になってしまう人もいるわけです。

その結果、会社に残れた人は勝ち組となり、物価が安くなった分、給料が上がらなくても生活レベルは上がります。
しかし、正社員で入社できなかったとか、あるいはリストラされた人になると、一気に生活レベルが下がるわけです。


こうして、勝ち組と負け組の間の格差が広がるという現象が、社会的に広まるわけですし、収入の減った負け組が増えれば増えるほど、GDPも下がるので景気も悪化します。

大雑把ですが、まとめるとこんな感じです。
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この回答へのお礼

>好景気=GDPが増加と定義します。
文面からすると、個人所得の増加を好景気としているようですが、それは誤りで、現在の通念に従い、景気の良し悪しは、GDPが増えたか減ったかを基準とすべきです。

ご指摘ありがとうございます。景気とはGDPの増減なんですね。


>>(4)だとしたら、デフレになったとしても賃金の下落に対して抑制的であるから、デフレの方が実質的な所得が上がる可能性は高いのではないでしょうか?

>これについてですが、たしかに賃金は下がりにくくなりますが、逆に上がりにくくもなります。
また、失業してしまった場合、次の就職が難しくなり、その間賃下げどころか無収入になるリスクが増えるのです。

>簡単に説明しますと、デフレとは平たく言えば物価が下がる現象です。
>ということは、商品の値段が下がりますので、必然的に企業の売上も下がります。
>しかし、給料はなかなか下げずらいので、新入社員を減らすとか、あるいは社員をリストラして、会社が赤字にならないように(経営者は)するわけです。

>もし、自分が居残り組に残れればいいですが、来年入社予定だったのに内定取り消されたとか、あるいは出世コースから外れてしまい、リストラ対象になってしまう人もいるわけです。

>その結果、会社に残れた人は勝ち組となり、物価が安くなった分、給料が上がらなくても生活レベルは上がります。
>しかし、正社員で入社できなかったとか、あるいはリストラされた人になると、一気に生活レベルが下がるわけです。
>こうして、勝ち組と負け組の間の格差が広がるという現象が、社会的に広まるわけですし、収入の減った負け組が増えれば増えるほど、GDPも下がるので景気も悪化します。

こうなった場合でも、勝ち組の実質賃金が負け組の実質賃金の下落を上回れば消費は増えてGDPも増えると思います。もちろん、勝ち組と負け組の格差が大きくなることが良いことなのかと言われれば良くないのでしょうけれど。
だから、デフレが景気に悪影響を及ぼすということがわからないのです。

また、仮にインフレになったとしても、私は、物価の上昇と比べて賃金が同等以上に上昇するとは思えないのです。我が国の雇用制度を前提とした場合、大企業や公務員の正規雇用職員については、賃金を減らしたり、解雇することは容易ではないからです(もちろん、中小企業にとっては、労働基準法なんて全く意味をなしていないものですが。)。容易ではない以上正規雇用の職員の採用は限定的にしますし、また、賃金の上昇も控えめにします。
雇う側から見たら、人の採用はかなりリスクが大きいのです。

そもそもインフレやデフレは景気の原因ではなく、景気の結果なのではないでしょうか。

お礼日時:2014/11/22 08:39

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