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さくら草を育ててみたいと思っています。ただ北海道の離島で冬季でも栽培はできますか?後、留意点等も教えていただきたいのです、よろしくお願いいたします

A 回答 (1件)

まずお育てになりたいサクラソウの種類は解りますか?さくら草と呼ばれる物(プリムラ属)には、野生種サクラソウと、サクラソウの近縁種、ニホンサクラソウとも呼ばれる江戸時代からの園芸種、外国の各原種と一般にプリムラと呼ばれている異種交配で作られ改良された園芸種の物があります。



もしニホンサクラソウと言う園芸種の品種物をお育てになりたいのなら北海道での栽培は難しいかもしれません。この系統はいろんな花の変異が多いコレクション性の強い日本の園芸種ですが主に関東などの本州の環境に合わせて改良され続けられてきたものだからです。もし育てても鉢栽培向きに改良されていて地面植え向きではありませんし、北海道の野生種とは性質が異なるために冬は屋外に置けず雪の下にならない様に玄関や車庫など冷気や寒風が直接当たらない場所で、芽を落ち葉などで厚く覆って保護しつつも水を適宜与え乾燥しすぎない様に気を付ける必要があるので、初心者には結構難しいでしょうね・・・。
元々は北海道自生の野生のサクラソウや地方型のものの栽培ものなら、元々自生していた場所と近かったり野生の自生分布から外れていても環境さえ似ていれば栽培は可能と思います。いわゆるサクラソウと呼ばれる物の野生種は北限は北海道南部まで自生していましたが、他の近縁種と共に近年の個体減少で希少な植物となっています。それでも代々人の手で栽培されてきた個体なら環境に馴化しているので問題なく育つ物もあります。

サクラソウの北海道で自生していた野生種(原種)の栽培物を入手したいのなら、北海道にある種苗会社で通販されていますし、その店がインターネットでも販売している所もあります。こういう所の物は北海道産の系統を使っていて野生の物より栽培環境に慣れやすいのでできるだけ北海道の種苗会社からお買いになると良いですよ。園芸品種の多い店よりも山野草を主に扱う店にはサクラソウやその近縁種が幾種類かあると思います。ただ、通販の場合はお店によって注文や値段、送料などは違いますので、お店をいくつか検索して探し比較してご自分の納得した店に、心配ならその店の評判を検索で調べてみて決めると良いでしょう。

ただ、サクラソウやその近縁種はとても環境を選ぶ植物なのであまり山野草栽培の経験の無い方には鉢での栽培は難しいでしょう。お庭に地面植えするのに最適な場所がおありなら植え付けると運が良ければ徐々に増えてくれるかもしれませんが、そこの環境が後にほんの少しでも変わったりしてしまえば群生が枯れてしまう事も珍しくなく、我が家では建物北側にあった椎茸のビニールハウスを撤去したとたんに傍にあった結構な群生がすぐに消えてしまいました。
もし近縁種の方を選ぶなら近縁種には有茎と無茎、段々に花が付く物や毬状に咲く物など花の付き方が違う物も結構あるので、高さや花の付き方一輪の花の大きさなどもきちんと確認しておくと良いです。

外国種には、外国原産の野生種とそれらを人為的に掛け合わせて作られた園芸種とがあります。こちらの方は丈夫な物が多く耐寒性さえ問題なければ栽培できるものは多いと思います。ただ、一部の種類を除いて日本のサクラソウの仲間よりも花が大きく色も鮮やかでご自分が持つイメージからかけ離れるかもしれません。
北海道オホーツク地方北部の私の所では、花一輪が小さくて野趣の残る外国産の原種プリムラ・ブルガリス、プリムラ・ベリス(2種類とも花色は黄色系)と、園芸品種の交配親に当たるプリムラ・ジュリアエ(花色は濃いピンク)、プリムラ・デンタータ(個体により各色有り)を植えていて、年々大株に育ち沢山花を咲かせています。それと園芸種でも花にあまり派手さが無いダブルプリムローズと言う八重咲きの品種も何品種か植えています。
よくお店でプリムラの名前で売られている園芸品種のプリムラ・ポリアンタやプリムラ・ジュリアンの各品種(昔はこの2系統がありましたが、最近は交配が複雑でどちらの血も引いている個体が多い)には交配が複雑で個々の株の性質が違いますから下部の下部の北海道での越冬の難しい物もありますから、こちらの方を選ぶなら生き残るもの生き残らない物がある事をあらかじめご了承ください。なお、プリムラ・マラコイデスというのは耐寒性が低めなことと、触るとかぶれる人が居ますのでお勧めはできません。
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