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A(C11H14O2)を還流冷却機のついたフラスコに入れ、十分量の水酸化ナトリウム水溶液を加え、反応が完結するまで加熱した。室温まで冷却後、酸性になるまで希硫酸を加え、ジエチルエーテルで抽出した。ジエチルエーテルを除くと二種類の化合物BとCが得られた。BとCを分離後、無色の結晶として得られたBに炭酸水素ナトリウム水溶液を加えたところ、発泡を伴って溶解した。また、Bをシクロヘキサンに溶解し、凝固点降下を測定することによ。、Bの分子量を算出したところ、約240であった。つぎに、Cを酸化したところ、化合物Dが生じた。CとDにそれぞれ水溶液中で水酸化ナトリウムとヨウ素を作用させたところ、いずれの場合にも黄色の同じ物質が沈殿した。また、Cに濃硫酸を加え、160〜170℃に加熱したところ異性体の混合物が生じた。なお、Cは光学異性体であった。
①化合物AからDの構造式を示せ
②凝固点降下の測定により求めたBの分子量から、シクロヘキサン中でのBの存在状態を構造式で示し、それについて60字以内で説明せよ。

①と②に加えて、
NaOH処理の目的を教えてください

A 回答 (1件)

問題そのものは基本的ですが、それを1から説明するのは物凄く面倒なので、回答する気になりませんね。


まあ、そんなわけで概略だけ。
反応はエステルの加水分解でBがカルボン酸でCがアルコール。
シクロヘキサンの凝固点降下(シクロヘキサンに溶けるかどうかいささか疑問ではあるが)の実験で分子量が約240というが、カルボン酸Bの分子量がそんなに大きいわけがないので、2量化が起こっていると考えるべき。これはカルボン酸の凝固点降下の問題で頻出事項。なので、カルボン酸の分子量は約120。ということはおそらく炭素数が7のカルボン酸。
アルコールの側は不斉炭素をもつので、炭素数は4以上。分子式を考えればアルコール炭素数4に決定で、カルボン酸の炭素数は7に決定。だとすれば、アルコールは2-ブタノールに決定。これは、『水溶液中で水酸化ナトリウムとヨウ素を作用させたところ、いずれの場合にも黄色の同じ物質が沈殿した』(=ヨードホルム反応を起こす)の記述と一致。
分子式を考えればカルボン酸は安息香酸に決定。
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