生物の問題の解説をお願いします。

ショウジョウバエの突然変異体の中で体食、眼の色、はねの色の三種類の対立形質の遺伝の仕方を調査した。体色は灰色のもの(灰体色･･･G)と、黄色のもの(黄体色･･･g)があり、眼の色は赤色のもの(赤眼･･･R)と朱色のもの(朱眼･･･r)がありはねの形は(正常はね･･･N)と、ちぢれたはね(異常はね･･･n)がある。
３遺伝子すべてについてへテロ接合体の雌と黄色体･朱眼･異常はねの雄を検定交雑したところ、得られた次世代の形質とその個体数は次のようになった。ただし、これら３遺伝子はX染色体上に存在する。

黄体色･朱眼･異常はね 53
黄体色･朱眼･正常はね 108
黄体色･赤眼･異常はね 331
黄体色･赤眼･正常はね 5
灰体色･朱眼･異常はね 3
灰体色･朱眼･正常はね 342
灰体色･赤眼･異常はね 95
灰体色･赤眼･正常はね 63

問:遺伝子G,R,N間の組み換え価(%)を、四捨五入して小数第一位まで求めよ。なお、すべての組み換え価について、上のデータの数値からけいさんすること。

ちなみに、答えはGR間31.9% RN間12.4% GN間21.1%となっています。

よろしくお願いしますm(_ _)m

No.1 回答者： komoriguma 回答日時： 2015/07/14 19:42

こういう質問をする時は、自分としてはここまで考えて、ここまでわかったけれどもこのところが分からないという風に質問するようにしましょう。

どこまで分かっていて、どこからが分からないのか分かりません。
連鎖と組換え価について、基本的なことは分かっているものとして解説します。

g-R,G-r　間の組換え価は　（53+108+95+63)/1000×100＝31.9％　…　Aとします
n-R,N-r　間の組換え価は　（53+5+3+63)/1000×100＝12.4％　　　…　Bとします
g-n,G-N　間の組換え価は　（108+5+3+95)/1000×100＝21.1％　　…　Cとします

と、とりあえずは計算できますね。

そのことから元々の連鎖群は　g-ｎ-R　と　G-N-r　であることが分かります。

しかし、A＝B+C　となりません。
この原因は、[gNR]　と　[Gnr] 　という表現型の個体は、　
gとN(Gとn)　及び　nとR(Nとr)　の　2カ所で同時に組み換えが起こっている結果生じたからです。

従って、
g-R,G-r　間の組換え価は、本当は

　（53+108+5+5+3+3+95+63)/1000×100＝33.5％

と計算しなくてはならないのです。これを、二重組み換えといいます。

従って、質問者さんが参照したGR間の解答は、間違いです。