テレビ番組NHKスペシャル「神の数式」をオンデマンドで見ました。
ワインバーグが想定したヒッグス粒子に"神の意力"を感じた私は、物理学が神に限りなく迫りつつあることに驚きました。でも同時にその限界も意識せざるを得ませんでした。
物理学は現象(物質)の解明を通してこの世のなぜ?を知ろうとしていて、だから物質の仕組みは明らかにされてきていますが、そこに内在する"ちから"は物質でない故に捉えられないからです。
ゼノンのパラドックス・アキレスと亀は限りなくゼロに近づこうとしますが、ゼロ地点には到達しないように、物理学では"ちから"を掴むことは出来ないと。
また、宗教は精神を以てこの世のなぜ?を知ろうとし、こちらは彼の釈尊が早々と真理(神)なるものを実体験してしまったようですが、形のない精神故にその"教え"の広まり方は真理から徐々に外れていくと云うもので、これを宗教の弊害と捉えてみました。
どちらが信じるに足るものと云えるでしょうか。
A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
>物理学は現象(物質)の解明を通してこの世のなぜ?を知ろうとしていて、だから物質の仕組みは明らかにされてきていますが、そこに内在する"ちから"は物質でない故に捉えられないからです。
因果の列(確率的であれ)はずっと続くので、きりがありません。因果の列がなぜあるのかについての存在論的な議論は、自然科学には向いていないのかもしれません。
>宗教は精神を以てこの世のなぜ?を知ろうとし、こちらは彼の釈尊が早々と真理(神)なるものを実体験してしまったようですが、形のない精神故にその"教え"の広まり方は真理から徐々に外れていくと云うもので、これを宗教の弊害と捉えてみました。
宗教の大切な部分は「教え」ではなく、体験することにあります。
「教え」への固執は、宗教を殺します。
物理学者も究極の地点にたどり着けば一転ヒラメキに依る「真理」を体感するかもしれません。
私はその可能性を信じたい。
また、宗教の大切な部分は体験である、とのご意見は頷けます。私の帰依するお坊さんは宗教の神髄は感情に有る、と云って居ます。
好ましい方の心(優しさとか向上心とかの)の実体感を通して、ですね。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
量子力学はホーキングの例(1次元、2次元、3次元)を見ても哲学を採り入れなければ説明をなせなくなっています。
しかし、今のホーキングを含む物理学者はあんぽんたんなので好き勝手の哲学を妄想するので徒労に終わります。
ILC国際リニアコライダーを造っても徒労です。
仏陀は真理を語ることは悟らないものに語っても無駄としているので仏教、禅では知ることは不可能です。
真理は哲学を開いた者しか分かりません。哲学者はその成果を仏陀のごとく他に示しません。
そういうものです。
あんぽんたん、なんてひどすぎやしませんか。
ヒッグス粒子らしきものが発見されたと云うのだから、物理学の凄さを認めないわけにはいきません。
また真理と云う物もピンからキリまで有るようで、❝究極の真理❞に物理学は近づきつつあるように思っての質問でした。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
おっしゃられている「物理学」は、古典物理学です。
量子論のコペンハーゲン解釈以降、様々な人間原理が考えられ、
存在とは意識の外に先入的に在るものではなく、意識の内に
存する(自我仮説(時間の流れ=記憶)と空間仮説(空間の広がり
=予測)の対発生)ものだという指摘がなされています。
ちなみにゼノンのパラドックスは、時間と空間が、量子性に
よって無限分割できない(最小単位がある)という指摘により、
解決しています。
全ての存在と相互作用(力)は、超弦理論において、全ての
素粒子(ヒッグス粒子も含め)が量子重力のブラックホールの
周辺軌道における量子定常波の励起状態として得られた時点で、
原理的深まりへの謎は尽きています。
(その「量子」が、ライトコーン(=光量子の軌跡)=4次元
ミンコフスキー空間における時・空軸の虚数関係によって生じる
等距離点における0の面、即ち仮想的時空への無の射影として
得られているのだ)
意識は外部の存在を認知することで可能となる筈なので、存在とは意識の内に存するものだ、というのは❝その人にとっては❞と云う事でしかないので、“井の中の蛙”説と云いたくなります。
ゼノンのパラドックスの解決とは、どのように解決したんですか。ゼロ地点(亀に追いつく)に達し得ない事の証明がなされたと云う事ですか。
また、原理的深まりへの謎が尽きるとはどういう事ですか。
これも分かりませんでした。
いつも難しいですね。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
>だから物質の仕組みは明らかにされてきていますが、そこに内在する"ちから"は物質でない故に捉えられない
:
おっしゃるところの"ちから"、個人的には「性質」と捉えたいですね。
化学進化(分子進化)という考え方があるそうで、自然界にある簡単な分子(無機物)から、生物の体を造るたんぱく質の一種、アミノ酸などの高分子(有機物)が合成されるとのこと。
これは実験によって確認されているようです。むろん、生命を創造するところまではいってませんが、無機物から有機物が自然環境の中で自然に生まれる(進化する)性質を持っていることには着目して良いように思います。
>物理学では"ちから"を掴むことは出来ない
:
上の記述と重なるかもしれませんが、これは、たとえ仕組みはわかったとしても、なぜ、そうした"ちから"が存在するのか、その理由はわからない、ということをおっしゃりたいんですよね。
たしかに、そこは焦点になり得ると思います。
しかしですね、それを言ってしまうと、もはや思考すること自体ができなくなるように思います。
なぜなら、「わたしはなぜ思考するのか?」「この、考えようとする力はどこから来るのか?」のように考えてしまうと、そこから先へは進めなくなるからです。
個人的には、すべての存在するものは、それ自体、自らを保存しようとする性質をアプリオリに備えているところから、その存在がスタートしているような気がします。
>こちらは彼の釈尊が早々と真理(神)なるものを実体験してしまったようですが、形のない精神故にその"教え"の広まり方は真理から徐々に外れていくと云うもので、これを宗教の弊害と捉えてみました。
:
よくは知りませんが、仏教の場合は、そうしたことが言えるのかもしれませんね。
お釈迦様の悟った真理なるものは、おそらく、ひとりひとりが追体験してこそ意味があるのではないか、という気がするのですが、それを広める役を買って出た人が、商売の道具にしてしまった、ということではないでしょうか。
真理を悟ることではなく、真理を広めることが仕事になってしまった、という構図。
セールスマンは相手をだましてなんぼ、ですから、真理からどんどん遠ざかっていくのも、これまた当然の成り行きで、反面教師としての真理を示そうとしているのかもしれません。
○○寺株式会社などと称するのが、むしろ誠実な対応じゃないですかね。
仏教の場合は、たぶん、他の宗教とは若干、成り立ちが異なるのだと思います。
仏教以外のキリスト教やイスラム教などは、「外れていく」からではなく「その"教え"自体」に弊害があるような気がします。
「神」の弊害を考えるのであれば、仏教は別にしたほうわかりやすくなると思うのですが。
つまり、意志を持つ人格神、といったような意味での神が存在するのか否か、ということが焦点になるように思います。
どちらが信じるに足るか、と云う質問の立て方が適切ではなかったですね。投稿した直後から感じては居ましたが、後の祭り。
とりあえず回答を頂けるのならと、削除せずに居ましたらいくつかの回答を頂けました。
hakobuluさんの回答には共有し合える思いを感じますが、私のレベルでは共有とは言えないでしょうね。でも同じ”リング・土俵”に上がってくれているように思うので、それが“共有”しているような気分にさせるのかも知れません。
また、今回は質問自体にあまり意味がなさそうなので、このまま締め切ろうと思います。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
おじさんです。
「どちらが信じるに足るものと云えるでしょうか」
→どちらも足らないでしょうね。
その理由は、どちらも究極のことを書いているからです。
科学による物理学と宗教による精神の、どちらかが正しいというものではありませんね。
場面によって、どちらかが有効な場合があるということでしょう。
恋愛などは最も分りやすいケースです。
男女の微妙な心のズレや変化は、物理学や医学、そして宗教をもってしても解明できるものではありません。
それは大昔も、現在も、そして将来もそうだろうと思います。
分らないことはたくさんありますね。
どちらも究極の事を書いている、との表現に躓いてしまいましたが、その思いを上手く掴めないので、言葉になったら、捕捉するかも知れません。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
理論物理学は宗教の様なものですねえ。
熱力学第二法則を信仰しています。人類は無に帰すという信仰です。相対性理論にしても何かおかしいですねえ。あたかも神のようです。量子論にしてもまだ変ですねえ。
宗教では魂とか心とか精神とか 神とか霊とか輪廻とか地獄とか生まれ変わりとか 訳の分からない事にしがみついています
神は人それぞれで 10000万もの神があるといいます。それならそれでいいじゃないですか。それで争うのが愚です。
神がない人も今はとても多いです。
簡単に言うと 脳内の、物質やエネルギーの持つ性質が 精神を成しているのです。勿論環境も含めて精神を成しています
その精神に神があって人間のネットワークで共有されたり、全然違ったりするのです。
「神の数式」は面白かったですが、神も数式も概念ですねえ。現実 と言うか 人間の外にはそんなものはありません。
真理というものも求めることは大切ですが知り得ることはないでしょう。
ただ問題は どうやって人口爆発している人類の人権を守っていくか。思想信条の自由もあるわけです。
イスラム教とアメリカの対立も問題多いです。
こんな疑問より現実に起きている事に付いて悩むべきだ、と云うご意見かと思いました。
地球規模の問題だから難しいですね。
ありがとうございました。
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