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天皇は、フィリピンの無名戦士の墓を詣でました。
一方、日本では、よく似た靖国神社には詣でません。
なぜ、詣でないのですか?

A 回答 (21件中11~20件)

>天皇は、なぜ、靖国神社に詣でないのですか?



回答:陛下が靖国に行かれる場合は「親拝される」だからです。


この問題は過去に何度も出ており、「中国様への配慮」とか「戦犯の合祀」やら「政教分離がどーしたこーした」とか「千鳥ヶ淵じゃいけないんですか」などという妄言が語られていますが、私は以下の理由から、日本人の回答とは思っていません。


天皇陛下の親拝中止についてですが、
あの国々と国内の反日団体が↓のように騒いで問題化したからです。

陛下の最後の親拝は、↓のようにいわゆる「元」A級戦犯の合祀前です。

A1:1975年、昭和天皇がいつも通り靖国神社を親拝されます。
A2:社会党がこれを問題化→天皇陛下が靖国を親拝できなくなる。
A3:1978年元A級戦犯を靖国に合祀。
A4:1985年、中国が首相の公式参拝を抗議。→仲曽根首相が参拝を中止する。

これらの騒ぎに拠って、靖国はある国々の日本叩きの材料になってしまいました。
そして、マスコミは、終戦記念日前は首相交代の度ごとに靖国の事を質問しています。



↑については、↓のメモを理由に「天皇のお気持ち」とやらを問題にする意見があります。

(いわゆる)【富田メモ】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E7%94%B0 …
《2006年7月に日本経済新聞によりその存在が報道された元宮内庁長官・富田朝彦がつけていたとされるメモ(手帳14冊・日記帳13冊・計27冊)。特に昭和天皇の靖国神社参拝に関する発言を記述したと報道された部分を指す。昭和天皇が第二次世界大戦のA級戦犯の靖国神社への合祀に強い不快感を示したと される内容が注目された。》

しかし、このメモには以下の疑問点が指摘されています。

B1:問題の部分は手帳ではなく、手帳に貼られた紙に書いてあった。(→書いた時間、人物が不明)
B2:日経新聞は宮内庁・皇室が「了解済み」として発表。(宮内庁はこれを否定しています)
B3:メモの記述に疑問。(陛下の場合は「親拝」であり「参拝」という言葉は使わない)
B4:松岡は病死であり、軍人ではなく戦死者や公務死でもない。
  →A級以前に合祀の条件を満たしていないという指摘ではないか?
B5:白鳥(敏夫元駐伊大使)を「白取」と書いている。

富田メモが天皇の意見であると判定した「富田メモ研究委員会」のメンバーは、富田メモの発表元である日経新聞が集めたものなので信用性に欠ける上に、一組織の見解にすぎず、公的・多数の結論とするには無理があります。


更に、当時の陛下のお体の問題もあります。

田久保忠衛氏(外交評論家)
「あの時期の昭和天皇が、10年も前のA級戦犯合祀について、果たして御自分の意図が正確に伝わるように御意見を述べられていたのかどうか、失礼ながら、私は疑問に思っています」

メモの書かれた1988年4月28日となっていますが、前年の9月にガンの手術が行われており、体調も思わしくありませんでした。崩御は翌年の1月7日です。


中西輝政(京都大学教授)
「東条、或いは広田弘毅外相のように天皇の身代わりになって処刑台に立った人々が靖国神社に祀られることに関して昭和天皇が抵抗感をお持ちなわけが ありません。もし、お持ちなら、それは人の道に反します。東条も広田も平沼騏一郎も皆、開戦に反対でした。富田メモから“A級戦犯”全てについて天皇が不快に思っていたと結論づけるのは、したがって不完全な解釈だと思います」


参拝中止後も宮内庁は、元A級戦犯遺族に対して、宮中のお使いを故東条英機宅に派遣し「御心配の御伝言」をされる等のご配慮をされています。


また私が見る限りでは、合祀に反対している人達は、同時に「君が代」や国旗や天皇制についても批判的な人たちばかりのように思えます。
しかし、そのような人たちが、なぜか合祀の時だけは 「天皇のお気持ち」 を尊重するべきであるという趣旨の主張をしています。

私にはこれが不思議でなりません。



更に、日本政府の見解では、いわゆる【「元」A級戦犯】は日本では犯罪者とみなされてはいません。
これについては、↓の私の回答(No4)

【サンフランシスコ講和条約11条の解釈??】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8751046.html

↑によって、A級戦犯という人達は、当時も今も日本にはいません。
彼らの名誉も国会で回復されています。
靖国神社に合祀されたのは、彼らを「昭和受難者」と定義して、合祀資格に加えるという決定がされたからです。。


仮に、彼らが戦犯であり神として祀らないのが世界のルールであろうと、それに日本が従う義務はありません。
(ヒント:主権 固有の文化)
そもそも、そんな習慣が日本以外にあるとは思えませんが。



政教分離を理由にする方もいるらしいですが、憲法への無知と(故意の)誤解によるものだと思います。

日本国憲法第20条
a:信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
 いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
b:何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
c:国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

よく問題にされている【政治家や公人による宗教施設への参拝】ですが、
↑のa、b、cのどれにも当たりません。

また、靖国には(憲法で政教分離が定められている)外国の要人も参拝していますが、
彼らがそれにより母国で非難されたという事はありません。

仮に靖国参拝が宗教的活動なら、
首相・閣僚・議員・その他官僚(外交官含む)は、在任中は他国の宗教色のある公的行事(戴冠式や祝典、葬式、クリスマスパーティその他)への出席も出来ないことになります。
(一方で、ある国の政権与党は某宗教法人から支援を受けてさえいます)

世界の要人も靖国神社を参拝しています。

【靖国神社を参拝した各国の軍人】(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=qoU7GKeulHc

更に、バチカンには日本の元戦犯を礼拝堂に祭り、位牌まであるそうです。

【靖国の戦犯1,068名の位牌はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に祀られているらしい】
http://blog.goo.ne.jp/ajiakairo/e/86f6507907a425 …

【ねじ曲げられた政教分離の原則、靖国参拝は国民の義務であり権利である】(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=MA1rYdn7mG8



「千鳥ヶ淵」についてですが、
そもそも靖国とは対象が違うので、纏めて良いとはとは思えません。

【千鳥ケ淵戦没者墓苑】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E9%B3%A5 …
(概要
千鳥ケ淵戦没者墓苑は、日本国政府が設置した戦没者慰霊施設である。第二次世界大戦の折に国外で死亡した日本の軍人、軍属、民間人の遺骨のうち、身元不明や引き取り手のない遺骨を安置する施設である[3]。閣議決定「『無名戦没者の墓』に関する件」に基づき、1959年に創建された[3][4]。政教分離の原則により、特定の宗教宗派に属さない施設とされている。)

身元不明や引き取り手のない
身元不明や引き取り手のない

身 元 不 明 や 引 き 取 り 手 の な い

更に、↓のように目的も違います。

千鳥ケ淵:戦没者の「慰霊」
靖国神社:英霊としての「顕彰」
「天皇は、なぜ、靖国神社に詣でないのですか」の回答画像11
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
長文で詳細な説明・分析でした。
天皇の参拝が。政治問題になってくるから、行けない、ということですね。そして、この政治問題化することは、いろいろ意見があるが、納得できないし、矛盾もしているところがある、ということですね。

お礼日時:2016/01/28 19:41

慰霊碑と神社は根本的に違うのです。


靖国神社の場合は奉られている人が全て神様で奉られています。その中にA級戦犯がいることは絶対あってはいけないというのが世界の常識です。
 ですから、戦争犠牲者の慰霊施設として千鳥ヶ淵を全ての政治家が活用すると何の問題も無いのです。
個人であれば何処の神社に参拝しても自由ですが、大臣となったら靖国神社に参拝したら、日本はもう一度戦争をしたいと思っていると勘違いされる行為ですので。逆に非国民的な行為だと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
悪人(A級戦犯が該当させられていますが)が神として奉じられている神社に、参拝することは、世界の常識から見ると、勘違いされる行為になる、ということですね。

お礼日時:2016/01/28 19:47

朝日新聞に文句言われるから。



国民の象徴たる天皇がこれでは示しが付きません。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
朝日新聞は、どういう文句を言ってくるのですか?

お礼日時:2016/01/28 19:28

NO2さんが示しているとうりです。



三木元総理が私的に参拝するといったので、天皇には公的な行事しかないからできないのです。

三木元総理が余計な事を言ったのが原因でしょうw
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
天皇には、私的というのはなく、すべて公的なのですね。したがって、臣下が私的なれば、公的しかない君主は行けない、ということですね。

お礼日時:2016/01/28 14:29

本来、天皇とは日本の神道の総領です。

つまり日本全国の神社の総本山です。
その総本山が一部の神社に詣でることは本末転倒です。せいぜい、伊勢神宮レベルのところにしか行かないはずです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<その総本山が一部の神社に詣でることは本末転倒です。>
本来、靖国から天皇の方に、参詣するのでしょうね。伊勢に行くのは、天皇家の発祥であるから、ですね。

お礼日時:2016/01/28 14:19

少なくとも現段階では、さすがに国際社会(アメリカとイコールではありません、念のため)から理解を得られないからでしょう。

一方で、フィリピンの無名戦士の墓を詣でることは、国際社会においては、好意的に見られること間違いなしです。多くの王室などがそうですが、今生天皇も日頃から、国際社会における摩擦の軽減に尽力しておられるように感じます。国際社会の摩擦が軽減されれば、ひいては自国が安らかでいられるからでしょう。
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この回答へのお礼

早速のお回答ありがとうございました。
フィリピンについては
<国際社会においては、好意的に見られること>
を狙っているのですね。一方、靖国については、逆に、国際社会からの理解が得られそうもない、という危惧で、参拝しないのですね。

お礼日時:2016/01/28 11:03

昭和天皇の時代


それもかなり昔は参拝していた
A級戦犯(特に東條君)が合祀されてから途絶えている

当時の宮司のことを嘘つきだと言うほど怒っていたとのこと
今のめんどくさい問題の原因は当時の宮司の軽率な行為にあり
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<原因は当時の宮司の軽率な行為>
なのですね。それは、合祀そのものではない、のですね。

お礼日時:2016/01/28 10:56

よほど頭にきていたのでしょう。


長年の恨みはらさるでおくべきかということで、
その息子はその意志をついでおられるのでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
何について、頭にきているのですか?

お礼日時:2016/01/28 08:54

東条英機ら東京裁判で処刑された者の合祀以降昭和天皇はご参拝されていません。

理由は永久にわからないでしょう。

開戦の責任と敗戦の責任がスルーされています。また彼らは戦死ではない。戦死した英霊を汚す行為である。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
合祀されたことについて、昭和天皇は不満があった、かもしれないのですね。それは、戦争の責任・戦死ではないこと、ですね。

お礼日時:2016/01/28 09:04
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
昭和天皇が、参拝を中止したのは、
<合祀問題を原因とする解釈が現在のところは有力ではないか>
とされるそうですね。ところで、天皇は合祀にどのような感情を持っているのか、いまいちわかりません。

お礼日時:2016/01/27 21:52

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