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日本史Bでの質問です

社会大衆党は反資本、反共、反ファシズムの三反主義を掲げたとあるのですが、
社会大衆党は統制派に近づいて云々…という流れがあった気がします
ファシズム≠統制派 ということですか??

日本型ファシズムの説明には、軍部が革新官僚や財界と提携したのが特徴、とあり、
軍部=統制派?、革新官僚=社会大衆党系の人? と思っていたので混乱してきました

このあたりのことは深追いすると大学レベルになりそうなので、できたら日本史Bの範囲+αくらいで、
政党と軍部、ファシズム進行の大枠や流れを教えてください
注文が多く申し訳ないですがお願いします

質問者からの補足コメント

  • 説明が不十分でしたので補足させていただきます

    わたしがこの疑問を持ったのは大学受験においての日本史Bの論述で扱うからです
    日本史(とくに戦争の歴史)なので学者により解釈や位置づけ、認識が細かに異なることはあろうかと思いますが、
    山川の日本史Bの教科書、及び山川の用語集や図説をもとに論述対策をしたいです

    せっかくお応えいただいて申し訳ないのですが、
    現在の日本の日本史教育方針、及び歴史認識、大学受験で要求される程度に基づいた回答を頂きたいです
    回答者さんの歴史認識ではなく、です

    受験向けの日本史でいいなどという態度は学問に不適切でしょうが、受験を突破しなければ大学に行けませんし、本格的な歴史研究ならばそれこそ大学で研究するべきで、このようないち質問サイトで議論するべきことではないと考えます

    長くなり申し訳ありません
    特に、教科書の編集者さんや高校教育の関係者さんの回答を頂きたいです

      補足日時:2016/02/07 07:27
  • わたしも統制下の日本は独伊のようなファシズムとはどこか違いがあったと認識しています
    しかし日本型ファシズムという用語はありますし、どこからを軍国主義とするかは見解が別れ、政党の対立→統帥権干犯問題など政党に端を発した流れも存じ上げていますが、
    事実上、自由主義思想弾圧や宇垣一成流産内閣など国家主義への傾倒があったことからも、軍国主義が無いと言い切ってしまう前提は教科書から多少逸脱します(少なくとも受験でその前提から論述すると模範解答にはならないので避けたいです)
    日本型ファシズムとは教育方針に則った歴史認識上どのような位置づけになるのかを知りたくて、このように質問させて頂きました

    長く詳細に回答をいただけたことは嬉しいです、URL添付もありがとうございます、確認します

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/02/07 07:50

A 回答 (6件)

社会大衆党は戦前の無産政党ですので、出発時点では反共はともかく、反資本ではあったでしょう。


それが右傾化していった、と言うことですから、どの時期の社大党を論じるかで、名前は同じでも中身は変わる。
即、全期間を通じて社大党はこうだった、と理解はしないこと。
大政翼賛会への対応を見ると、最末期の社大党はファシズム推進役でした。
統制派とは陸軍内部の皇道派に対する統制派ですから、統制派が戦争推進しました。皇道派と統制派の主張に大差はありませんので、皇道派=反戦争派とは考えないで下さい。
革新官僚なる言葉があるのかどうかは知りませんが、そもそも官僚群は政府の下で政策立案・推進を行う人々ですので、革新とは対極の位置にいます。もちろん革新官僚がいないわけではないでしょうが、力を持つには至らなかった。
大学レベルの話ではありません。もう少し視野広く学びましょう。
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この回答へのお礼

社会大衆党は全期間を通じて同じ体質のものではなかったのですね…
陸パン支持の辺りから変わりつつあったということでしょうかね
ありがとうございます

お礼日時:2016/02/07 22:53

社会大衆党云々は私の領域ではないので書きませんが、受験対策ならばむしろ教科書ベースで理解していったほうが、”正しい解答”に近づくだろうと思います。


ここはむしろ、教科書に載ってない”解答”を模索するようなところだと私は思っています。
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この回答へのお礼

なるほど…質問サイトはむしろ議論の場と言っても良いのではないかということですね
確かに言われてみれば(質問という形式上の難点はありますが)その面もあるかもしれません…
今後はそのような場でもあることを弁えようと思います、ご指摘ありがとうございます

お礼日時:2016/02/07 23:06

>URL添付もありがとうございます、確認します



回答内容を全て見ないで、評価をしているということでしょうか。


質問ですが、既定の結論を。より説明できる屁理屈を求めている ということでしょうか。(結論の真偽ではなく)
そのような質問に意味があるとは思えませんが。


>このようないち質問サイトで議論するべきことではないと考えます

ここでは、誤りを指摘する【回答】=議論 になるとは知りませんでした。



>日本型ファシズムの説明には、軍部が革新官僚や財界と提携したのが特徴、とあり、軍部=統制派?、革新官僚=社会大衆党系の人? と思っていたので混乱してきました

矛盾を説明できないなら、それらの前提(日本型ファシズムがあった)も疑うべきだと思います。


>山川の日本史Bの教科書、及び山川の用語集や図説をもとに論述対策をしたいです

後付で条件を追加しないで下さい。
それ以前に回答してくれた人に失礼だと思いませんか。

そもそも点数の為に自分を騙す屁理屈が目的なら、「学問」としての【歴史】カテゴリーは不適当だと思います。

地動説のように矛盾を屁理屈で隠しても、事実には到達できません。



>特に、教科書の編集者さんや高校教育の関係者さんの回答を頂きたいです

もしかして 私は自称「教科書の編集者さんや高校教育の関係者さん」です
といえば、あなたは意見を聞いてくれるのかしら。



↑の町村氏は当時現職外務大臣かつ元文部大臣ですが。



>日本型ファシズムという用語はありますし、

誰かが言い出しさえすれば、そのような事実があったことになるのでしょうか?
その者の意図や目的は無視していいのか。
安保法案は「戦争法案」なのでしょうか?
「強制連行」は事実だったのでしょうか?
隣国が準備しているのは「人工衛星」なのでしょうか?
「社会大衆党、統制派、日本型ファシズムにつ」の回答画像5
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この回答へのお礼

日本史Bの範囲で、と明示したことで教科書上の話と限定をかけたつもりでした。誤解を生み申し訳無いです

誤りを指摘する【回答】≠議論
「(歴史認識・見解について)〜と思います」≒議論
と判断いたしました、これもわたしの説明不足から生じた行き違いです。大変失礼しました

カテ違いとのご指摘ありがとうございます。今後気をつけます。
長くご回答頂きありがとうございました

お礼日時:2016/02/07 23:02

日本型は、昔から城構築型で、生産を育て自立型ですね。

欧米型は、植民地の歴史でも搾取型WW2で、負けたので、罪を被せて来る教えになったのですかね。近代史は、都合の歴史ですね。
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質問者様の疑問ですが、まず前提としての知識が間違っていると思います。


今時の教科書にはそのように書いているのでしょうか。
それとも、教師個人の見解でしょうか。

まず、よく誤解されていますが日本がファシズムに陥った事はありません。(詳細は後述)

「社会大衆党」ですが、位置づけとしては当時の2大政党に対する第三極です。
質問文の 社会大衆党=反ファシズム は 他の大政党=ファシズム という決めつけからの発想のように思います。


>ファシズム≠統制派 ということですか??

そうではあります。
そして皇道派≠ファシズムでもあります。(理由は後述)

皇道派と統制派の意味や、ニ・ニ六事件の経緯は以下のようなものです。

当時の陸軍は政党内閣と組んだ長州の派閥が権力を握っていました。
陸軍内でそれに反発した者(中堅や若手)が「一夕会」を結成します。
その後満州事変によって長州閥は衰退し「一夕会」は権力を得ますが、今度は一夕会の内部で↓のような派閥抗争が起こりました。
ニ・ニ六事件はそれに敗れた皇道派が起こしたものです。

両者は対外政策は違いますが、内政については大きな差はありませんでした。

【皇道派】
目的:国家の革新
手段:政財界のいわゆる「奸臣」を排除する。
主要メンバー:荒木貞夫(ソ連を警戒→予算を取れず辞任)、真崎甚三郎

【統制派】
目的:国家の革新
手段:陸軍大臣を通じて政治的に目的を実現する
主要メンバー:永田鉄山(ソ連の前に中国を叩け→2.26事件で暗殺)、林銑十郎



【みんなで学ぼう!日本の軍閥 第8話永田鉄山~統制派の虚実~】(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=gAJAsOo3x9U

双方に対する「評価」ですが、勝負がついてからの後付でしかないと思います。
権力を得た者が主義の実現をそれに拠るのは当たり前であり、負けた者が過激な論理を唱えて非常手段に訴えるのもよくあることです。
なので、統制派が負けた場合、皇道派と同じ事をしでかさなかったとはいえないと思います。

以上から、彼等を「憂国の士」とか評価する意見もありますが、2.26事件は陸軍の負け組が暴走して一発逆転の賭けに出たものだと思います。
なので、本気でクーデターを目指していたかも疑問に思います。

そもそも、そんな「義士」だったら、農村救済をしていた高橋是清(大蔵省)を殺しはしないと思います。
(現在では、この事件を軍にもぐりこんだソ連の工作員が将校を煽っていたという説もあります)

この事件の結末ですが、首相が生死不明の為に閣議が開けず国家の機能がマヒした為に、事件への対応ができませんでした。
しかし、臣下を殺された事に激怒した天皇陛下が、自ら対応を決定→4日であっさり収束 となりました。
(無知な人は、天皇を無駄なものと決めつけたり、独裁者とか言っていますが、↑のように政府が崩壊した時の大権を持つ「切り札」としての存在でもありました。これは他国にはないものです)



>政党と軍部、ファシズム進行の大枠や流れを教えてください。

私は、当時の議会は民主主義が守られており、一部の方が仰るようなファシズムや軍国主義であったとは思っていません。

この問題では、いわゆる「統帥権干犯問題」による軍の発言力の増大→軍国主義化という意見があるようですが、それは軍が言い出したのではなく、政党政治が原因になっています。

統帥権とは「軍隊の最高指揮権」であり、帝国憲法では以下のように定められています。

第十一條:天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス
第十二條:天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム

問題の発端ですが、
ロンドン軍縮会議で日本政府が条約を調印したことについて、野党の「政友会」がこの11条と12条を理由に、天皇の統帥権を干犯していると問題化しました。

↑に対して、浜口首相は以下の答弁で退けています。

【最終権限は天皇にあるが、責任内閣制度なので内閣が条約を結んでもかまわない。
これが統帥権干犯なら、外務大臣が外交をするのは外交権干犯になる。】

しかし、この後に浜口首相は暗殺され、以後も軍部は内閣にこの天皇の憲法上の権限によって圧力をかけました。
マスコミや大衆も支持した為に、議会政治の機能が低下してしまいました。

↑の結果、議会で軍の発言力が大きくなったのは事実ですが、それも国民の指示を背景にした議会政治の中での事態であり、民主主義の範囲での事だと思います。


更にこの問題では、戦争の原因を安易に「軍部」という架空の団体に押し付ける意見があるようです。
しかし、当時の陸海軍は対立しており政治的主張が一致した皆無な上に、ニ・ニ六事件のような軍内での派閥の対立もありました。
以上から「軍部」の方も、独裁などしたくても不可能だったと思います。

確かに軍は「軍部大臣現役武官制」を行使して何度も内閣に圧力をかけてはいます。
(軍部大臣現役武官制:扱いは文官だが武官しかなれない役職)
これは、軍が軍部大臣を出さなければ組閣ができない&後任が決まらない ということです。
(このような縛りができた理由ですが、ニ・ニ六事件の後に皇道派のOBが議員として復活するのを防ぐ為でもありました)

しかし、それによって軍主導の内閣を創っても、他の閣僚との対立による閣内不統一や、官庁の協力を得られないことによる辞職に追い込まれています。

このような状況によって、戦前の政権は短命でした。
敗戦までの8年間に総理7人と9の内閣が生まれています。
(戦時の東条内閣も国務大臣の造反で総辞職しています。)


以上から、当時の日本は ダメな民主主義 ではありましたが、複数の政党が存在しており何度も政権が交代していることから、ナチスのような「ファシズム」や、軍国主義ではなかったと思います。
(本当にそうだったら、このようなグダグダにはならなかったと思います。)



戦時中の統制については、何処の国でもしている事だと思います。
負けそうで苦しい時は尚更です。

戦争とは、国の全てを動員しなければ行えないものです。
そのためには、愛国心を盛り上げる為に、自国の正義(戦争の正当化)や民族の優秀性をアピールするなど、使えるものは何でも使います。
同時に、情報を統制し、敵国に利する言論は宣言されます。
これらも、どこの国でも行っていました。
スパイや工作員による情報漏洩やプロパガンダを許す国など、平時でもありません。
更に、日本は戦前から共産主義者に悩まされていました。


以上から、軍国主義やファシズムを理由に当時の日本を批判している人は、終戦間際の一部の時期の統制が、全ての時期の日本で行われていたと誤解していると思います。

戦前の日本=軍の圧政による暗黒社会 というのは、戦後にGHQが流したデマです。

連合軍は、日本が再び逆らう事のない様に、精神面から弱体化する為に、戦争の責任は全て日本にあるという宣伝をしました。(戦争は国家の権利なので、勝敗に関わらず「責任」などは発生しません)

GHQはそのようなデマを流す一方で、日本の国民については騙されていた被害者であるとしました。
これを受け入れた場合、国民は罪悪感からは解放されますが、代償として国に対する信頼を失い、愛国心やアイデンティティを喪失し、以後自虐史観による連合国に対する劣等感を抱えることになります。
一方で、連合軍は単なる戦勝国ではなく、悪い政府から助けてくれた正義の解放者になることができ、占領政策や、独立後も影響力を保持できます。

【GHQが行った、悪魔の如き言論弾圧】(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=RbY7l0xd6mw
「社会大衆党、統制派、日本型ファシズムにつ」の回答画像2
この回答への補足あり
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法治社会は、統制ですよね。

ファシズムは、賄賂や不正の有る社会この区別を出来るようになりましょう。ギャング社会ですね。それが出来無いと理解できません。
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