アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

水圧の高い海底では電気分解は起こりますか  耐水圧電極はありますか

A 回答 (1件)

深海底の熱水噴出口に形成される硫化鉱物のチムニー(煙突)では,高温の熱水が吹き出すチムニーの内部と,冷たい海水にさらされているチムニーの外部で電位差があるようです.つまり,電流が流れている.



海洋研究開発機構 ブルーアースシンポジウム2016
http://www.jamstec.go.jp/maritec/j/blueearth/201 …
上記URLのp.85(山本ほか「深海熱水噴出口における自然発電の実証と電気生態系の調査」)に載っています.

チムニーの内外で電位差があるという事は,電子が流れている(=電流が流れている)ということなので,酸化還元反応が起こっているようです.燃料電池を設置することで,発電を行える可能性があるみたいですよ.これらの調査は,深海底を潜水調査する無人探査機「ハイパードルフィン」によって行われています.

電極の件は分かりませんが,内部に空洞のない金属電極であれば,3000m程度の深海では問題なく使えるのではないでしょうか.数百気圧程度ですし.

ちなみに,深海底は高い水圧のため,100℃を超えてもH2Oが液体として振る舞うことができます.そのため多量の金属がイオンとして含まれて,熱水噴出口で多種の金属が還元され,沈殿します.新たな資源帯として期待されているそうです.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

有難うございました これからもよろしくお願いいたします

お礼日時:2016/03/24 19:59

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!