dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

ある雑誌の背表紙に次の文章が載っていました。
「すべての町は救えない」
この意味は、「すべての町は消滅する」ということですか?
あるいは、「ほとんどの町は消滅するが、少数の町のみは救える」ということですか?

A 回答 (7件)

『すべての町は救えない』



「は」の用法次第で2通りの解釈が可能です。
http://www.excite.co.jp/world/j_dictionary/ITEM- …
a.【 ① 特に一つの物事をとりあげて提示する。】という主題提示用法の場合。
⇒「すべての町は消滅する」
(ex)あんな国土の狭い国に対して各国が一斉に核攻撃をしたら、すべての町は救えない。
b.【 ② 題目を提示して,叙述の範囲をきめる。】という限定用法の場合。
⇒「ほとんどの町は救えるが、少数の町は救えない」
この場合、「すべての町に限定すれば救えない」という意味になるため、「すべてでない町は救える」という意味が必然的に付与されるわけです。
主題提示なのか限定用法なのかは、シチュエーションなり前後の文脈なりによって異なりますが、単独の文としては後者の意味と捉えるのが自然でしょう。
(ex)可能な限りの力で対応するつもりだが、何しろ想定外の攻撃だったので、すべての町は救えない。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
はの用法は、簡単ではないですね。
<主題提示用法>
の場合と
<題目を提示>
す場合とがあるのですね。どちらが使われているかは、
<シチュエーションなり前後の文脈なりによ>
るのですね。

お礼日時:2016/03/28 14:59

すべての町は消滅する、十分理解、通用します。


すべての町は消滅しない。
一見否定形は簡単に表現できます、ほとんど頭を使う必要がないといってもよいほど。
でも上の例では「消滅」を否定しているだけですね、現実にどうなるかは一切触れていません。
これが否定形の落とし穴です、消滅することはないが、再生不可能・・・その他「消滅」以外であれば何でもありです、ましてや「すべて」、つまり複数ですね、であれば「消滅」以外ありならば「生き残る」もありですね、ましてや数ある中で1つや2つは?。
子供に注意するのに、否定形を使ってはほとんど効果が期待できない、こんな理由です。
例 廊下を走らない!、子供の理解、寝転がってもいい、ケンケンとびはしてもいい・・・・その他「走る」以外はすべてOK。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

再三のご回答ありがとうございました。
「すべての町は消滅しない。」にある「しない」は、何を対象に否定しているかは、3つの可能性が考えられますね。
1.「すべて」を否定
2.「消滅」を否定」
3.「すべての町は消滅」
ですね。今回は、3ということですね。私は論理学を少し学わねばなりません。

お礼日時:2016/03/31 19:41

#5ですが、訂正があります。



×
主題提示なのか限定用法なのかは、シチュエーションなり前後の文脈なりによって異なりますが、単独の文としては後者の意味と捉えるのが自然でしょう。


主題提示なのか限定用法なのかは、シチュエーションなり前後の文脈なりによって異なりますが、実際問題としては後者の限定用法で使うシチュエーションのほうが多いと思います。
---------------------------------------------------
このように訂正させていただいたのは、自然かどうかという問題ではなく、単にどちらのシチュエーションが多いか、つまり、どちらの意味として使われる場合が多いか、という確率の問題にすぎないからです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございました。
単独の文章の場合では、限定用法の方が確率的に多いのですね。

お礼日時:2016/03/28 15:02

「は」と「が」の違いです。


すべての町が救えない、これ全滅を意味します。
すべての町は・・・・「は」は本来は限定、ですが、限定の内容が「すべて」となっているため、救うという場合はすべてである必要がありますが、それを否定しています、つまりすべてというと不可能、(部分的なら可能かも・・)。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
すべての町を救う、の場合は、全て、となる(当然ですね)。
この”すべての町“を否定すると、すなわち”すべて”を否定すると、一部は救える、ということになるのですね。(論理学を、せめて初歩段階のそれを、少しかじらなければならない、と痛感してきました>

お礼日時:2016/03/30 08:55

>ところで、救える町は無い、という解釈が適切でない理由はありますか?



 漢文で「全部否定」と「部分否定(一部否定)」というのを習いました。
不常有 常には有らず
常不有 常に有らず
 漢文の場合は、語順がはっきり違いますが、日本語では、「は」が有るかどうかどうかの差です。それを援用すれば、「すべての町は救えない」は部分否定です。
 この論理が明快と言えないなら、表現者が書き方を変える必要があります。
 それにしても、雑誌の編集者はいかにもセンセーショナルな言い方をしたものですね、すべてが消滅すると受け取れるようなこの書き方をするは。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<「は」が有るかどうかどうか>
なのですね。はがあれば、
<部分否定>
になるのですね。

お礼日時:2016/03/27 22:14

どのような意味で使っているのか分かりませんが、その町の人口や財政状況などから単独での存続は無理で、町村合併などになれば、元の町はなくなることになりますから「救えない」と言えるでしょう。



また、核爆弾などで、その町のすべてが破壊されて人も死に絶える、ということであれば、これも「救えない」です。

「すべての町は救えない」ですから、「すべては救えないが救える町もある」という意味でしょうね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<「すべては救えないが救える町もある」>
ということですね。
ところで、救える町は無い、という解釈が適切でない理由はありますか?

お礼日時:2016/03/27 11:49

> ある雑誌の背表紙に次の文章が載っていました。


> 「すべての町は救えない」

 何処にも消滅という言葉はありません。
 「すべての町は救えない」は「一部の街は救える」と受け取るのが適当と考えます。つまりご質問に書かれている後者ですね。
 全部救えない場合は「すべての街を救えない」でしょう。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!