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1.約6600万年前に恐竜は全滅しました。恐竜という足かせがなくなり、哺乳類は活躍できおそらく種類が増えたと思います。
2.一方、約700万年に誕生した人類は、幾つかの哺乳類を絶滅させたようですね。
お聞きしたいことは、約6600年前からの、最初と最後を除いた約6000万年の間、哺乳類の種類は増えたのでしょうか?

A 回答 (4件)

今読んでいた本(※1)に、似たようなことが書いてあった(対象は哺乳類ではない)のですが、考古学界でも意見が分かれているようです。


結論的には、徐々に増えて行ってる派が優勢のようです。ただ、カンブリア爆発に見られるように大量絶滅などの後に種が一気に増えて、その後は個々の絶滅と分化でほぼ同じ程度の状態が続くと考えている学者も少なくないようです。
後者は特に、ワンダフルライフという本で紹介されたように、初期の爆発時により多くの系統が生み出され、その後一部(半分くらい?)の系統は絶滅し残った系統がその中で分化していく、という系統樹の形を反転させるような考え方で、今でも人気がありますね。
ただ今では、絶滅したと当初考えられていたものに現生種があると判明したり別のグループの一員と考えられるようになったりと、系統樹を反転させたほど減ってはいない、また海底の生命の跡(生痕化石)からの種類の遷移などは徐々に増えていくことを支持している様といったことから、上記のように徐々に増えていく派が主流となっているようです。


※「生物はなぜ誕生したのか」、原題は A New History of Life(邦題のセンスないだろ)。2名の共著なのですが、あきらかに1名は文章が下手というかドヤ顔したくてゲスい文章になってる感じ(科学者センスが低い)で、オススメするのはどうかとも思うのですが、最新の研究が紹介されてたりする部分は評価できます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
<結論的には、徐々に増えて行ってる派が優勢のようです。>
ですね。ただし、大きな問題であるので、異論もあり、万人が納得するとはいえない、難しいことですね。
招介して頂いた本を探してみます。
   *
私が、この質問を提起するきっかけは、恐竜の増減についてです。土屋健著の大人のための「恐竜学」を読んだからです。恐竜の属数は、
<地層の数を考慮して、>
<多少の変動があるものの、全体としては増減も減少も傾向がない。>
そうです。
また、2番目の回答者chiba2525様のご説明である
<個体数あるいは生物量(バイオマス)はそれほど変わりない>
を都合よく曲解して、哺乳類の種類はほぼ増減がない、のだろうな、と思っていました。

お礼日時:2016/05/21 21:23

そもそも恐竜がいる間の哺乳類は、夜行性や地下生活のネズミのような種だけで、生息環境や生態が限られており、必然的に種分化も乏しかったでしょう。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
恐竜が絶滅した直後は、爆発的に
<種分化>
が起きたと思います。そして、その後は、種は増加したのでしょうか、あるいはほぼ一定だったのでしょうか。

お礼日時:2016/05/15 09:23

現生動物から辿るように系統樹を作ると、そりゃ収束します。

間にどれくらい絶滅種が居たか、が問題でしょう。

ただこれは考え方でもあるのですが、生物はおどろくほど迅速に隙間なく生息圏を広げます。種の数は分かりませんが、個体数あるいは生物量(バイオマス)はそれほど変わりないのではないでしょうか。

遺伝子は変異を保持するように働くので、時間が経てばその差異は大きくなっていくのでしょう。全体を見れば、種の数は増えているのかもしれませんね。
しかし人類は、今までおおよそ20種くらい居たと考えられています(その内2~3は直接の祖先?)が、現生は1種のみです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
いろいろ考えさせて頂きました。
1.<現生動物から辿るように>
ではだめですね。絶滅したことが含まれにくいですね。
2.地球全体の
<個体数あるいは生物量(バイオマス)はそれほど変わりない>
ですね。
3.<遺伝子>
の面からは、統合でなく変異の方向に進みます。役に立たないと、絶滅することはありますが。
<種の数は増えているのかもしれません>
ですね。
4.人類の約7000万年だけを例にとれば、最初は0種、途中では、発生絶滅があり(一時は重なって数種)、そして今はⅠ種になっているのですね

お礼日時:2016/05/10 18:19
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
招介して頂いた「哺乳類の系統図」から次のことが分かりました。
1.6500万年前あたりから、「科」が著しく増えました。
2.その後も現代まで、着実に増えています。
3.科としては、消えたのはないですね。
良く分かりました。

お礼日時:2016/05/08 22:01

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