
質問1
直流機の電気子巻線に電流が流れるのは、発電機では「界磁磁束中を回転子を回した時」、電動機では「電源を接続した時」、の二つだと思います。
下線①では「負荷がかかって電気子巻線に電流が流れる」と書いてあります。
これは、「界磁磁束中を回転子を回した時」と「電源を接続した時」の両方を指しているのでしょうか?
なぜ、「負荷がかかる」といった言葉が使われるのでしょう?
直流機が動作している状態を指すのでしょうが、「直流機が動作する」という事と「負荷がかかる」という言葉が同じである事が今一つ結びつきません。
質問2
下線②でいうところの「主磁束」というのは「界磁磁束」を指しているのでしょうか?
質問3
下線③の「ギャップの磁束」というのは、「固定子と回転子との間にある空間の界磁磁束」を指しているのでしょうか?
教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)
- 最新から表示
- 回答順に表示

No.5
- 回答日時:
>>電動機の場合
>たとえ最大の回転数の状態であっても、電気子巻線に電流が流れているのであれば、それによる磁束は生じているかと思います。
>そして、その磁束は電気子反作用の原因そのものです。
>
>にも関わらず下線①にあるように
>「負荷がかかって電気子巻線に電流が流れると…磁束分布に悪影響を与える」
>といった書き方がされているということは、
>「電動機が無負荷の時に生じる電気子巻線による磁束は、界磁磁束に問題となるほどの悪影響は与えない」
>といった事があるのでしょうか?
回答>>電動機が無負荷の時に生じる電機子巻線による磁束は非常に弱いです。電機子巻線によって発生する磁界は電機子電流に比例しますので、無負荷時が一番電流が少ないので電機子巻線による磁束は一番弱くなります。その結果、界磁磁束に問題となるほどの悪影響は与えないということになります。
>ここでいう鉄心とは界磁極の鉄心
界磁鉄心が磁気飽和したら、どうして主磁束が減少するのでしょうか?
飽和状態以上に主磁束は増やせないので、問題無いような気がしたのですが…。
回答>>その飽和した界磁極の領域は電機子反作用の結果として磁束密度が上がるわけです。それはその狭い領域に主磁極の磁束のかなりの量の磁束を通さないと全体の磁束は減ってしまいます。ところがその領域の磁路が飽和してしまうと通せる磁束数が減ってしまい全体としての磁束数が減少してしまいます。

No.4
- 回答日時:
>発電機の場合、電気的な負荷がないと、どうして電流が生じないのでしょうか?
回答>>電気的な負荷がつなげられなければ発電機の出力はオープンになって電流の流れる経路がなくなるので電圧は発生するけれど電流は流れません。
>電動機の場合、「機械的な負荷(トルク)」が無いと、モーターが回らないのはどうしてでしょうか?
回答>>機械的な負荷が無い場合、モーターは最大の回転数で回転します。その時の電流が最も少ない。負荷が増えてゆくと、モータの回転数は下がってゆくが電流は増えてゆきます。
>磁界中を垂直方向に電流が流れれば、負荷が無くても回るような気がしました。
回答>>その通りです。
>すみません。追加でもう一つ教えてください。
>添付図①に鉄心の一部が飽和し、主磁束の減少をきたす。
>とありますが、ここで言う鉄心とは何を指しているのでしょうか?電気子鉄心でしょうか?
>仮に電気子鉄心だとすると、どうして電気子鉄心が磁気飽和すると主磁束が減少するのでしょうか?
回答>>ここでいう鉄心とは文章の流れから読み取ると界磁極の鉄心ということになりますね。
電気子鉄心じゃないんですが、電気子鉄心は界磁極の主磁界が通る磁路になりますからその磁路が磁気飽和を起こせばその磁路を通る磁束も減少しますね。

No.3
- 回答日時:
質問1
発電機の場合、「負荷」とは発電機の出力端子に接続されている「電気的な負荷」を意味します。一方、電動機の場合、「負荷」とは電動機の出力軸に加わる「機械的な負荷(トルク)」を意味します。しかしこの本の説明文は舌足らずで不十分ですね。
質問2
>下線③の「ギャップの磁束」というのは、「固定子と回転子との間にある空間の界磁磁束」を指しているのでしょうか?
その通りです。
質問3
>下線③の「ギャップの磁束」というのは、「固定子と回転子との間にある空間の界磁磁束」を指しているのでしょうか?
その通りで「固定子と回転子との間にある空間の界磁磁束」を指しています。
No.2
- 回答日時:
No.1です。
>ある資格を取る為の参考書で、その中では一番良いとされている参考書です。
「良書」と言われるものが、万人に「適している」とは言えません。
そういった「評価」「推薦」をするのは、その道の達人、よく理解している人が多いです。そういう「上級者」は「簡にして要を得た表現」「厳密で正確な記述」を好みますが、初心者には「たとえ話、回り道も含む懇切丁寧な説明」や「多少厳密さを欠いても直感的に分かりやすい記述」が必要な場合が多いです。
あくまで「理解を助ける」のが参考書ですから。
頑張ってください。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 工学 円筒状のコイルにおける磁界強度の計算式について教えて下さい。参考書では円筒状コイルに電流を流した際の 2 2022/11/16 09:42
- 物理学 (2)コイルの位置での磁束密度の大きさと向きを求めよ、ただし、コイル内では磁束密度の大きさは場所によ 1 2023/05/07 01:40
- 物理学 一辺がLの正方形のコイルです。 上の方の図でコイルに直流電源Eを接続したところ、コイルには電流iが流 2 2023/06/03 23:58
- 物理学 自己インダクタンスについて 導線回路に電流が流れているとき、電流とその電流によって発生する導線回路を 1 2023/05/22 15:02
- 地球科学 地磁気が生じる原因が地下のマグマの対流が電流を伴っているからなのですか。 1 2023/02/20 10:03
- 工学 リレーと電磁接触器の選定について 2 2023/07/12 23:31
- 物理学 モーター 整流子 2 2022/12/20 03:12
- 物理学 無励磁作動型電磁ブレーキの作動について 4 2022/05/18 11:18
- 物理学 円形コイルに磁界をかけた時について質問があります。 1.左上で、コイルに対して垂直に一様な磁場Hがあ 1 2023/06/15 14:26
- 物理学 磁場と磁束密度についての質問です。 4 2022/10/30 01:09
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
パッケージ形空気調和機とユニ...
-
電気モーターに負荷がかかった...
-
トリップコイルの動作原理について
-
”~等”の英訳について、and the...
-
モーターのロータとアーマチュ...
-
マグネットスタンドについて
-
モーター負荷が増大すると電流...
-
変圧器(トランス)についてなぜ...
-
電気屋さん!直流変流器(DCCT...
-
電源トランスの磁気飽和について
-
発電機
-
変圧器の鉄心には電流は流れて...
-
漏れ電流測定について
-
図1のコイルの中心の磁界の向き...
-
切り口の半径が2cm、平均長さが...
-
電界と磁界は「どちらが先?」...
-
モータについて、以下を教えて...
-
IT調理器は何故アルミ鍋を暖...
-
物理の磁界の問題について質問...
-
電磁接触器の構造について教え...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
電気モーターに負荷がかかった...
-
パッケージ形空気調和機とユニ...
-
変圧器(トランス)についてなぜ...
-
トリップコイルの動作原理について
-
モーターのロータとアーマチュ...
-
(機械の)アマチュアとは何の...
-
モーター負荷が増大すると電流...
-
電磁弁の寿命。
-
電気屋さん!直流変流器(DCCT...
-
くま取りコイルって?
-
モータについて、以下を教えて...
-
電磁接触器の構造について教え...
-
多芯ケーブルの誘導電圧について。
-
壊れた扇風機、風力発電機にな...
-
”~等”の英訳について、and the...
-
マグネットスタンドについて
-
3相交流はわざと電流を0にして...
-
「弱め界磁」と「弱め磁束」の違い
-
おもちゃであった電気ショック...
-
ソレノイド電磁弁を常時励磁の...
おすすめ情報
アドバイスありがとうございます。
ある資格を取る為の参考書で、その中では一番良いとされている参考書です。
ですので、よほどの事が起きない限りは変えるつもりはありません。
お時間の許す限りでお付き合い下さい。
よろしくお願い致します。<(_ _)>
ありがとうございます。
発電機の場合、電気的な負荷がないと、どうして電流が生じないのでしょうか?
電動機の場合、「機械的な負荷(トルク)」が無いと、モーターが回らないのはどうしてでしょうか?
磁界中を垂直方向に電流が流れれば、負荷が無くても回るような気がしました。
すみません。追加でもう一つ教えてください。
添付図①に鉄心の一部が飽和し、主磁束の減少をきたす。
とありますが、ここで言う鉄心とは何を指しているのでしょうか?電気子鉄心でしょうか?
仮に電気子鉄心だとすると、どうして電気子鉄心が磁気飽和すると主磁束が減少するのでしょうか?
教えてください。
ありがとうございます。
>発電機の場合
負荷を接続しないと回路が解放となるため、起電力は生じるけと、電流は流れないのですね。
勉強になりました。
>電動機の場合
たとえ最大の回転数の状態であっても、電気子巻線に電流が流れているのであれば、それによる磁束は生じているかと思います。
そして、その磁束は電気子反作用の原因そのものです。
にも関わらず下線①にあるように
「負荷がかかって電気子巻線に電流が流れると…磁束分布に悪影響を与える」
といった書き方がされているということは、
「電動機が無負荷の時に生じる電気子巻線による磁束は、界磁磁束に問題となるほどの悪影響は与えない」
といった事があるのでしょうか?
>ここでいう鉄心とは界磁極の鉄心
界磁鉄心が磁気飽和したら、どうして主磁束が減少するのでしょうか?
飽和状態以上に主磁束は増やせないので、問題無いような気がしたのですが…。
ありがとうございます。
>飽和した界磁極の領域は電機子反作用の結果として磁束密度が上がるわけです。
↑↑↑この一文は、
「界磁磁束の中にある電気子巻線に、電流が流れる事で電気子反作用の原因となる磁界が生じる。
界磁磁束と電気子巻線の磁界とが合わさり、界磁鉄心の磁気飽和状態を超える磁束密度が生じる。」
といった事を表していると考えて良いでしょうか?
>それはその狭い領域に主磁極の磁束のかなりの量の磁束を通さないと全体の磁束は減ってしまいます。
>ところがその領域の磁路が飽和してしまうと通せる磁束数が減ってしまい全体としての磁束数が減少してしまいます。
↑↑↑これらがよくわかりません。お手数をお掛けして申し訳ありませんが教えて頂けませんでしょうか?
よろしくお願い致します。<(_ _)>