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以下の英文は第2次世界大戦において米軍の潜水艦が、日本のある駆逐艦を撃沈したときの記録です。
私なりに訳したのですが特に2カ所の訳し方が分かりません。分かる方教えて下さい。
私なりに考えた訳文を付けておきます。まとめて校正して頂けると幸いです。

<その1>Ono had a sash which trailed from the main deck clear to the water's edge.
に書かれている「clear」を上手く訳せません。

<その2>everyone seemed ready to meet his master ・・・・
に書かれている「meet his master」が何を指しているのかよく分からず上手く訳せません。
私としては、交戦した敵駆逐艦を人にたとえ「瀕死の彼は死ぬことを決心しており、神に会う準備が出来ているようだ。(キリスト教的な考え方か???)だから、最大限の礼を持って(出来る限りの正装をして)最後の一撃を加えた」と解釈しました。いかがでしょう???


three torpedoes were fired and one was observed to hit. The target's stern was blown off and the target was dead in the water. The Japs had decided to abandon ship and two officers were seen coming out of the forward hatch all dressed up with swords, sashes, and available gear. Ono had a sash which trailed from the main deck clear to the water's edge. Quite a touching scene and as everyone seemed ready to meet his master it was decided to administer the coup-de-grace; fired one more torpedo which hit under #1 turret, eliminating the bow and two loaded lifeboats.


三発の魚雷を発射し一発が命中した。目標の後部は吹き飛ばされ、目標は海中(海上)で動けなくなった。日本兵は船から退去することを決めていたので、2人の士官は二人とも帯剣、懸章と利用できる副装品を身につけた正装で前部ハッチから出るのが見え、一人の士官は澄みわたるメインデッキから水際へ懸章をたなびかせていた。とても感動的なシーンで、誰もが彼のマスターに会う(死ぬことの)準備ができているように感じていたので、とどめの一撃『 coupe-de-grace 』を加えることを決めた。さらにもう一発の魚雷を第一砲塔の下部に狙いを定め、船首と2隻の日本兵の乗った救命ボートを避けて発射した。

質問者からの補足コメント

  • 三発の魚雷を発射し一発が命中したとき、目標の後部は吹き飛ばされましたが、沈没や転覆はしておりません。潜水艦の戦闘日誌(詳細な時間経過の書いてあるモノ)から、魚雷の爆発音の後、船のきしむ音が聞こえ、スクリュー音が聞こえなくなった。そのため、戦闘不能状態になったと判断し、潜望鏡震度まで浮上し、目標の後部は吹き飛ばされているのが見えた。とあります。
    そのあとは書いているとおりの流れです。
    ちなみに、日本兵の乗った救命ボートは撃沈(攻撃)されず、そのあとに現場海域に到着した特務駆潜艇に救助されました。(日本軍の資料からも確認)

      補足日時:2016/10/14 20:17

A 回答 (3件)

補足ありがとうございます。


私の読み方は、戦闘詳報はまず経過と結論を簡潔に述べる、次いで
それに状況を補足するという観点から見ています。
eliminateは通常は「殺す、抹殺する、撲滅する、消去する」ですから、
「避ける」とは取りがたいので、「道連れにした」と解釈しました。
第一砲塔の下に魚雷が当たれば船首が吹き飛ぶのは明らかです。

私の訳の底には<•米軍機が脱出員に射撃攻撃ってこれ冗談だろう?
「駆逐艦「野分」物語」読めばわかるけど、銃撃は米軍も公式に記録してる事実 - ◦いろんな時代場所で米軍は敵を射的の的にしてる >
と言う様な情報が有りました。
当時の日本側の情報にも当たっているなら質問者の訳が正しいかも
知れません。

この文だけ切りだすと、ジャップという蔑視表現を使い、奴らは天皇の
元に死ぬ覚悟ができており、彼らに慈悲の一撃と言いながら2隻の救助
ボート(多分内火艇)を避けるのは辻褄が合いません。
避ける事ができる位置関係だったかも疑問です。爆発の衝撃で転覆して
視界から消えた、しかしボート側は自分らが攻撃されたとは考えて
いない。これも双方の証言の辻褄合わせの可能性です。

内容の解釈は、2名の将校に付いては「奴らこの際に及んでええ格好
して」も可能です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になる訳し方でした。

戦闘報告書と書いていますが実際には「航海報告書」の中の該当日の記載内容といったところですね。
飛行機の戦闘報告塩ならご指摘のような要点が先ず書かれていますよね。

お礼日時:2016/10/16 21:58

訳文を手直ししてみました。



三発の魚雷が発射され一発の命中が確認された。目標の船尾は吹き
飛ばされ、目標は海中に没した。ジャップは船を放棄することを決めて
おり、2人の士官が二人とも帯剣、懸章と持っている副装品を身に
付けた正装で前部ハッチから出てくるのが見えた。一人の士官は
メインデッキからはっきりと水際へ懸章をたなびかせていた。
とても感動的なシーンで、誰もが彼のマスター(天皇)に会う準備が
できているように感じていたので、慈悲の一撃を施すことを決めた。
さらにもう一発の魚雷を発射し第一砲塔の下に当り、船首と2隻の水兵
の乗った救命ボートを消し去った。

気に成ったのは、coupe-de-grace (仏)=Gnadenshuss(独)=
慈悲の一撃(日)、です。瀕死の者の苦痛を終わらせる為の最後の
一発で、将校のみが行い受ける権利が有るとされています。
文は当時の状況を考えると、Japsでありhis masterは天皇と考える
のが妥当でしょう。安楽死の一撃ですから、最後の文2隻の救命ボート
を避けて救った訳ではありません。彼らも死んで本望だっただろうと
云う当時の日本人観が垣間見えます。
戦闘報告は本来は簡潔です。第一行は、目標・撃った・当った・沈んだ
(場合によっては大破した)で報告目的は終わりです。後の文は潜水艦
艦長の感傷文でしょうか。

とても興味ある文のご紹介ありがとうございました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になります。

お礼日時:2016/10/14 20:05

<その1>Ono had a sash which trailed from the main deck clear to the water's edge.


に書かれている「clear」を上手く訳せません。

むしろclearにかかるthe water's edgeをうまく約す、必要があると思います。

状況としては、戦闘不能になった日本軍艦が兵を退艦させたあと、船長と将校が船と共に自沈するまでの描写だと思いますが、正装にて最後を飾ろうとする士官の懸章がどう見えていたのか、というところでしょう。

でwater's edgeというのは一般的には「水辺」などと約されます。池などの「ほとり」という意味が強い言葉です。でもこの場合は船以外全部水(海)です。
 翻ってこの場面を素直に想像すると、懸章が船の部分から海の上にたなびていて、その海と懸章のコントラストが儚い命を惜しむようにはっきり・くっきりと見えた、と言うことなのではないでしょうか。ということで私が訳すなら以下のように意訳します。

「士官の一人の懸章は船のメインデッキからたなびき、海を背景にはっきりと見えた」

<その2>everyone seemed ready to meet his master ・・・・
に書かれている「meet his master」が何を指しているのかよく分からず上手く訳せません。

キリスト教的な意味でのmasterなのか、それとも皇軍であることから天皇を意味しているのかは、私も良くわかりません。
ただ、一神教的な意味での神ならthe FatherかThe Godですから、それに類する神のようなものとして「master」を用いているかもしれません。厳密な一神教となら他の神を「神」として認めるわけにはいかないですからね。
また、もしかしたらこの戦況報告の前のほうに艦隊司令長官などが死亡していて、その彼に会いに行くのかもしれません。
ただ、meet his masterが「死ぬ覚悟」を意味していることは明白です。

ですので、私ならこう意訳します。
Quite a touching scene and as everyone seemed ready to meet his master it was decided to administer the coup-de-grace
「その刹那、感動的な立ち振る舞いの中にも彼らの覚悟を誰もが感じ取ったので、止めの一撃を放つことを決定した」


 他国の海軍の艦長も船と運命を共にする人がいたようですが、特に日本の艦長はその意思が強かったように思います。天皇の船を預かる身として船をお返しできない責任をとって切腹するの同様に自沈する、という考えです。

その考え方は当時のアメリカ軍には知られていたでしょう。ですから、戦況報告にしてはややロマンチックな表記になっているのだと思います。いずれにしても、戦況報告書を書いた人は、日本海軍の艦長にシンパシーを感じその心意気に敬意をはらった文章にしたかったのだと思います。(士官:officerであって、船長とはかかれていませんが、まあ船長クラスの軍人で間違いないと思います)
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この回答へのお礼

いつも回答ありがとうございます。
とても参考になります。

<その1>は。なかなか良い考えの訳文だと思いました。
<その2>は、「meet his masterが「死ぬ覚悟」を意味していることは明白です」と言われてほっとしました。ここの意味合いも全く自信がないところでした。
仰るようにアメリカ潜水艦の艦長は、日本駆逐艦の艦長に敬意を払った行動であり、この姿を見た(報告書を書いた)人も同じシンパシーを感じたのではないかと思いました。
とても共感できる訳文でした。ありがとうございました。

お礼日時:2016/10/14 20:03

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