質問内容は以下の3点です。
1 ユダヤ・キリスト教の神は男か?
2 アダムはそもそも男として創造されたのか?
3 アダムは両性具有(アンドロギュヌス・アンドロギュノス)だったのか?
なお、ここでいう両性具有は、神話、魔術、哲学的な意味での両性具有の意であり、両性が合一している状態、あるいはそれが未分化の状態、気の思想でいえば「陰陽和合」くらいの意味です。
ですが、医学的な意味で論じていただいても構いません。
ユダヤ・キリスト教の伝統的な解釈から、語源・言語学的な観点からなどなど、様々な角度から論じていただいて結構です。
過去のわたしの質問のとおり、この質問に正解はありません。
――ユダヤ・キリスト教の教学的な意味での正解はありますが・・・――
わたしは、皆さんがこの問題をどのように考えるのか、ただ、それを知りたいだけです。
ですから、怖がらずに、自由にこの質問に答えてください。
そして、みなさんが導き出した答えを教えてください。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
ぶっちゃけ話でもいいですか。
(あ) 神に性はありません。
(い) 雌雄の性があるのは この経験世界です。神は その経験事象では
ありませんから 性を超えています。
(う) 《超えている》という規定は 案外むつかしいです。経験事象とし
ての《有る無し》を超えていますし 《因果関係》をも超えています。
(え) ということは 神は有ると言っても無いと言っても どちらの表現
も神に当てはまると推し測られます。有神論も無神論も どちらも間違いだ
とは言えない。
(お) ものごとの原因結果の関係を超えているということは そのような
経験事象に容易に自由にカカハリを持つと推理され得ます。
(か) よって 《性を超えたナゾ》に 人間が性を付与して表現すること
が起こり得ます。
(き) メソポタミアあるいはエジプトあたりの人びとにとっては 神をま
づ擬人化しそこで 性として譬えるなら男もしくは父と見なしたのだと思わ
れます。
(く) 日本人なら 女ないし母と捉えたかもわかりません。ヨーロッパ人
だって 聖母マリアを崇拝するまでに到ったのは 《神=母》派が多いのか
も。
(け) 神によるこの世界における因果関係へのカカハリ――あるいは ひ
ょっとして要らない容喙?――は いわゆる摂理ないし因果応報の説といっ
た見方で現われます。
その具体的な応用――たとえば《この災害は神の怒りだ》説――は 正解が
決められるという性質のものではないはずです。
(こ) 《有る無い》への介入は やはり《よみがえり・復活・再生》とい
う物語として語られて来ています。
(さ) ヒトは 神がおのれに似せてつくったものだと表現されたとき 経
験思想としてなら 男でもありえ女でもあり得るはずです。さらには 《性
を超えた存在》としてつくられたとも推理できます。
(し) おそらく《性を超えた存在》の線で 両性具有といったお話も出て
来たのでは?
(す) 女は 男のあばら骨を抜き取ってつくられたというお話は まづだ
れかさんにおそわったのですが この肋骨という言葉が シューメールあた
りで同時に生命をも意味するということらしい。だから 女=生命 といっ
た類推でそういった話にまとめられたのかと。
(せ) ▲ (創世記 1:27) ~~~~
神は御自分にかたどって人を創造された。
神にかたどって創造された。
男と女に創造された。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ これは 男も女も 社会における一般的な人間としての関係――二角関
係――において捉えた場合の《創造》ではないかと。
(そ) 次は 一般的な関係ではなく 両性が互いに特殊にかたちづくる関
係――ツイ(対)関係――を表わしているのでは?
▼ (創世記 2:7-24 ) ~~~~~~~~~
7: 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に
命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。
・・・
20: 人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に
合う助ける者は見つけることができなかった。
21: 主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あ
ばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。
22: そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神
が彼女を人のところへ連れて来られると、
23: 人は言った。
「ついに、これこそ わたしの骨の骨 わたしの肉の肉。
これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう
まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
24: こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。
・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ 一般普通の《二角関係》ではなく この特殊なツイの関係は 特にはけ
っきょく《婚姻》としての連れ合い関係を言っていると。
cf.【Q:ヒトは二度造られた?(創世記)】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8868765.html
こんにちは。
お互い知らない仲ではありませんから、ここはフランクに。
そして、千文字の字数制限では何も語れないので、両性具有の一点に絞って。
☆(し) おそらく《性を超えた存在》の線で 両性具有といったお話も出て
来たのでは?
◇哲学的にいえば、《超えた》ですね。《超えて》いなければおかしい。
ただ、それだけかと言えば、すこし違います。
世界の神話の類型として、始原の神に近い存在ほど、両性具有的に語られ、こうした特徴を有していることも念頭において質問しています。
生むという言葉が適切かどうかわかりませんが、
古事記ですと、イザナギが天照、月読、スサノヲをひとりで生む。
例の《ウケヒ》で、モノザネを介しますが、天照、スサノヲは単独で神々を生む。
また、スサノヲが高天原に上ってくるとき、男装をしてスサノヲを向かい討とうとする。
―――――――――
アリストパネスは、かつて男と女の他に「男女(おめ)」と称された両性具有者がおり、いずれも手足が4本ずつ、顔と性器も2つずつあったと説いた。ところが、ゼウスによってそれらを両断したため、手足が2本ずつ、顔と性器が1つずつの2人の「半身」となったが、それぞれが残された半身に憧れて結合しようと求め合った。・・・
だが、原初の世界あるいは人間が両性具有であったとする神話は世界各地に存在し、原初への回帰を意図した儀式(成年式や結婚式での異性との衣装交換などの形で残されている場合もある。
両性具有は哲学や錬金術やグノーシス主義などにおいてもシンボリズムとして取り上げられる場合があった。
https://goo.gl/adQUPL
―――――――――
無理があるのは承知のうえで――一番、厄介なのは、単語の”性”ですね――、
このような文脈で、『創世記』のアダムとイブの物語を読み解くことは可能か
という問いでもあります。
No.12
- 回答日時:
No.11です。
何度もお邪魔します。2.3.の質問について、グーグルで検索をしてみました。イブ誕生前のアダムは、トランスジェンダーであった、あるいは、アンドロギュヌスであった、という考え方が確かにあるようですね。それに対して、こちらのウェブサイトでは、アダムとイブに分ける手術の前は、Ha'adam=Humanity(ヘブライ語のテキストで黄色)と呼ばれる、まったく別の存在であった。(英語ですみません。)
http://newlife.id.au/equality-and-gender-issues/ …
Ha'adamの背骨から女性を取り出したと同時に、アダムは初めて男性(ブルー)になり、イブは女性(ピンク)になった。それゆえに、男性と女性は全く平等である、と述べられています。妥当、かつ、女性にとっては嬉しい解釈です。
(まだまだ、一般的には、アダムは創造の時から男性で、イブはアダムの背骨から、”アダムの補佐役”として、ついでに作られた、という認識が浸透しています。残念なことです。)
3については、創造もつかないというのが本音です。おしべとめしべを同時に体の中に持ち、カンガルーのように受胎卵を育てる生物だったかもしれませんね。自己完結しています。
+++
おまけです。お忙しければ、どうぞ、無視してください。
ヒンズー教に関する質問なのですが、もしご存知でしたら、教えていただけないでしょうか。ヒンズー教は、一神教であり、多神教でもある、地域ごとのインド土着の宗教を総括するものであり、紀元前二千年には、もう祭祀が行われていたらしいことが、判りました。一方、放浪前は、現在のイラクに住んでいた、ユダヤ人のアブラハムは、紀元前1800年頃に生まれたようです。
文化はいつも高いところから低いところに、川の水のように流れてゆくということで、インダス文明の最高神の顔が、ユダヤの神の顔に、大きく影響を与えた、ということはありましょうか。当時の中近東は、インドの思想に深く傾倒していた、というのを、宗教史で読んだことがありましたが、何せ、インドの思想に疎いので、もし、教えていただければ幸いです。
かねがね、なぜ、アレクサンダー大王が東征した際、ペルシアで止まらずに、インドまで、まるで、やけくそのように足を延ばしたか、疑問に思っていましたが、もし、当時のインドが、のちのギリシアのような、知的階級のあこがれの地であったなら、疑問が解けるように思います。
よろしくお願いします。
こんにちは。
そして、
回答、ありがとうございます。
☆文化はいつも高いところから低いところに、川の水のように流れてゆくということで、インダス文明の最高神の顔が、ユダヤの神の顔に、大きく影響を与えた、ということはありましょうか。
◇両者に直接的な関係はないと思います。
ですが、
古代インダス文明と古代メソポタミア文明との間では、シュメルのウル第3王朝(BC21)くらいには既に文物の交流――おそらくインド洋を用いた海上交易――が行われていたようです。
――シュメルの神話には、この文明は海からもたらされた、というものがある。現在では否定されているようですが、シュメル語とインドのドラヴィダ語との共通性(日本語と同じSOVの構文)などを根拠にシュメル人とインドの先住民族との関係性を論じた時代もあったようだ。シュメル人はアラブ・ユダヤなどのセム系とは違う民族なので――
この他にも、有名なツタンカーメンの黄金マスクにアフガニスタン産出のラピスラズリが使用されているなど、現在のインド、パキスタン、アフガニスタンとの交易が行われていた証拠があります。
さらに歴史は遡る、あの有名なギルガメッシュ(叙事詩)以前のシュメルの歴史を語っている
エンメルカルとアラッタ市の君主
には次のようなことが語られています。
〜〜〜〜〜〜
『エンメルカルとアラッタ市の領主』によれば、エンメルカルが金属細工や工芸品で知られた都市アラッタを服属させようとした。しかしアラッタ市はウルクから7つの山を越えたエラムにあった。降伏を勧告する使者を立てるものの彼はエンメルカルの長大な言葉を覚えることができず、何度練習しても復唱できなかった。そこでエンメルカルは粘土板を整え言葉を粘土板の上に置いた(即ち文字を記した)。使者はアラッタに到着し、粘土板に書かれた言葉通りに降伏を勧告し、アラッタの領主を威圧した。これが最初の文字記録であるとされている。
https://goo.gl/cB4hxE
〜〜〜〜〜〜
ここで語られているアラッタ市は、現在のアフガニスタンに実在した古代都市とされ、古代シュメル文明と古代インダス文明との都市間で交易が行われていたようです。
などなど、われわれが今日想像する以上に、古代インドと古代メソポタミアの文明間では文物のやりとりが行われていたようです。
(補足に続きます!!)
No.11
- 回答日時:
補足の映画、ありがとうございました。
近年まれに面白く拝見しました。二時間二十分から、ついに、最後まで観てしまいました。ご本尊様は十一面観音のようであり、お使いは聖天さまのようにも見えました。星が渦巻き、惑星が進路を変え、空が落ちてくるような、迫力のある映像なのですね。
ヨハネの黙示録もやはり、トランペットの響きから始まるように記憶しています。そして、天使が大気に渦巻き、聖人たちが降りてきて、神が降臨され、イエスキリストと思しい、いけにえの羊を、ヨハネは見たような。。。記憶違いがありましたら、週末に訂正します。
こちらのビデオでは、神は、恐ろしくも神々しい外見をしていると、何度も繰り返し、人々が歌います。(盆踊りのようでもありました。)”永遠であり、限りがなく、すべてを内包し、フォーエヴァー”との形容は、讃美歌と共通です。形なく、同時に、形質がある。神は、超越したソウルである。などと、キリスト教(たぶんイスラム教とも)との共通点が多いです。
そうこうしているうちに、受肉(incarnation)の話が出てきて、興味深く観ておりましたら、一巻の終わりで、第二巻に続く、ということで、なんとも。。。こちらも週末に時間が取れるかもしれませんので、楽しみにしています。やはり、三時間でしょうか。。。
神を感じるセンサーというのは、英語では、Graceと呼ばれるように思います。グーグルでは翻訳不能でした。
辞書ではこんな風に。(in Christian belief) the free and unmerited favor of God, as manifested in the salvation of sinners and the bestowal of blessings.
神からの贈り物ですが、人間の立場からすると、確かに、霊なのかもしれませんし、脳の中の、機能なのかもしれません。ひらめき、というのは、興味深いです。そして、贈り物を受け取る人と、そうでない人がはっきり分かれているのには、こちらのサイトを見ても、一目瞭然です。これは、人間の優秀さとは、何のかかわりもないのですね。
まとまりのない文章で申し訳ありません。私の描いたイエスキリストが、ヒンドゥーの神様に似た気もしますので、こちらも、週末に頑張って添付してみたいと思っております。
No.10
- 回答日時:
男と女が重なった
隙間のシルエットの形が
神様というか
見守る者だと思っています
性器を隠し生きるのは
人だけですよね
そこに答えがあります
神に背いて人は
自分達の都合で
やましい生き方を
しているのです
蛇が聖書に出てきますよね
悟りや真実を知れば
全ては蛇だと辿り着きます
神様は蛇です。
人の形も蛇になります。
足の隙間は自分達の
体の一部です。
どの動物の形も
人の普段の生活で
見る視点ではなく
蛇の形に見えるかどうか
色に惑わされぬよう
斜めにしたりして
シルエットを探ってみてください蛇になります。
蛇が形を変えて
魂、光を肉体に宿らせ
人の爬虫脳に蛇の色を
使って遊んでいるんです。
性器は蛇です。
男性器、蛇
女性器、蛇の口の中
全てのものは
黄金比、卵です。
人の骨は蛇です。
肋骨を見ればわかりますよね
人の脳に爬虫脳脳があります
他にも脳がありますが
それは蛇が形を変え
人として認識してるに
過ぎません。
脳は右脳左脳という
2匹の蛇が後尾してる
形をしています。
脳の形が蛇だと知れば
何故、髪の毛はもみあげという牙があり襟足という
尻尾があり
分け目はYの字なのか
理解できると思います。
それに爪があるのは何故か
舌が尻尾なのは何故か
眼球は何故、
蛇の形をしているのか
歯と歯茎のデザインは
蛇の鱗です。
身体の付け根、いたるところにYの字は沢山含まれています。
Yの字は蛇の舌先です。
女性の股を閉じた形も
Yの字ですよね。
爬虫脳脳によって
人は色がある世界をみて
男女違うものと
惑わされているのです
さらに形さえも
人だと思い込んで
生きているんです。
全てが蛇だと知れば
身(実)の周りの人々が
蛇に気づかず
蛇のように生きる
アダムとイブのままに
なります。
No.9
- 回答日時:
理屈っぽ過ぎるひとりのキリスト者です。
▲ (創世記1:27) 神はご自分にかたどって人を創造された。すなわち、
神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
☆ 《神のかたち》とはどういうことか?
『三位一体論』においてアウグスティヌスは 神なる《父と子と聖霊》という
三つの位格を 人について《記憶と知解と意志》という三つの精神の機能とし
て捉える道を示しています。
神の三つのペルソナについてタトへとしての説明(これは 私見です)を合わ
せて 次のように理解します。
△(人は神の似像 imago dei ) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
三位一体なる神・・・・神(父なる神・・・子なる神・・・聖霊なる神 )
光のタトへ・・・・・・光(光源・・・・・発耀・・・・・明るさ・暖かさ)
↓ ↓ ↓ ↓
人におけるタトへ・・・精神(記憶・・・・知解・・・・・意志 )
↓ ↓ ↓ ↓
社会におけるタトへ・・国家(司法・・・・立法・・・・・行政 )
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 神を感じるセンサー
☆ というのは 部分的に顔と顔を合わせて神と語る――ヒラメキでしょうか
――ということ。でしょうか。
あるいはつまり 《いまは わたしたちは鏡にぼんやり映るものを見ています》
なのだとか。
人間についての:
◇ 両性具有
☆ というのは こういった人間および社会についてのヒラメキないし分析に
とって 男は女の 女は男の その性にまつわる思想や心理をも よりよく知
ることが出来るようにというところから導き出した――願望としての・希望と
しての――基礎理論であるのかも知れない。・・・
生物学等が 単なる希望ではないといった事実を明らかにしてくれるかも分か
りません。
こんばんは。
◆ 神を感じるセンサー
☆ というのは 部分的に顔と顔を合わせて神と語る――ヒラメキでしょうか
――ということ。でしょうか。
◇ヒラメキや直観(する能力・力)になるのでしょうね。
あるいは、霊感。
脳科学的には「神の御座」でしょうか。
脳に神の御座みつかる?
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/10484 …
回答、ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
何事にも首を突っ込みすぎるアウグスティヌスの一生徒です。
モーセは顔と顔を合わせて友達のように神と話をしました。(出エジ
プト記33:11)
しかも 神の顔を見たら 人間は生きていけないと言われました。
(同上33:20)
人間なるモーセは 神の顔を見たのか・見ていないのか?
モーセは その《対話》のとき こうも言っています。
▲(出エジプト記 33:13) ~~~~~~
・・・お願いです。もしあなたがわたしに御好意を示してくださるの
でしたら、どうか今、あなたの道をお示しください。
~~~~~~~~~~
☆ ということは なおまだ知りたいことが モーセにはあった。ま
だそれについての《神の顔》は見ていない。
すなわち:
▲(パウロ:コリント前書 13:12 ) ~~~~~
今、私たちは鏡にぼんやり映るものを見ていますが、その時には顔と
顔とを合わせて見ることになります。
今、私は一部分しか知りませんが、その時には、私が完全に知られて
いるのと同じように、私も完全に知ることになります。
~~~~~~~~~~~~~
☆ という《その時》のごとく《完全に知られているのと同じように
完全に知ったかたちで》顔を顔を合わせて見ていた・・・のではなか
った・・・らしい。
理屈っぽ過ぎますか?
部分的に見た神の顔は どんなだったでしょうか。・・・
No.7
- 回答日時:
想像力のありすぎるキリスト教徒です。
文献をあげないで、聖書を読んでの読後感から回答することをお許しください。
モーゼがシナイ山で、ごくまじかに神と接したとき、神様は、モーゼに、”害になるから私の顔を見ないほうが良い”とおっしゃったようです。アブラハムにも、モーゼにも、その存在を知らしめるのは、火は燃えているけれど、一向に焼け落ちない木なのを考えると、神は、まじかに見たら、目がつぶれるような、恐ろしい容貌をしていることが考えられます。神の使いである天使も、人間に近づくときは、必ず、”恐れるな”と、警告します。
そこから翻って、”神は、自分に似せて人間たちを作った”という一文を考えたとき、私は、これは、誤訳ではないかしら。。。と考えてしまいます。(ラクダが”針の目”を通るほど難しい、も誤訳だとされています。)英語ですと、God created man in His own imageとなっていますが、これが一体、どういう意味か。。。ぼんやり想像しますと、神は人間の中に、神を感じるセンサーを埋め込んでくださったのではないか、というのが、現在のところの私の結論です。神に祈ることができるのは、人間だけですので。
そういうふうに考えると、神は、人間界の制約から、広く羽ばたくことになります。私は、そんな神を愛するのです。
こんにちは。
KJVなどの英語に翻訳された聖書の箇所を見てみましたが、確かにイメージですね。
体を似せて作ったとは書いていないですね。
☆モーゼがシナイ山で、ごくまじかに神と接したとき、神様は、モーゼに、”害になるから私の顔を見ないほうが良い”とおっしゃったようです。アブラハムにも、モーゼにも、その存在を知らしめるのは、火は燃えているけれど、一向に焼け落ちない木なのを考えると、神は、まじかに見たら、目がつぶれるような、恐ろしい容貌をしていることが考えられます。
◇この箇所を読んで、インドの聖典『バガヴァッドギーター』の一場面が頭の中に浮かんだので、その画像を補足に埋め込みました。
よろしかったら、ご覧になってください。
これを見て荒唐無稽に思い笑い飛ばすヒトは、おそらく、宗教や神話(的表現)を理解できない人なのだと思います。
他に表現する方法がないので、この表現しているだけですから。
No.6
- 回答日時:
NemurinekoNyaさん こんばんは
最近、自分の無知に愕然としている毎日なのですが。
ここは、直感だけでお答えします。
人間は神の似姿であるということであるのなら、神も生物的性質を備えていると判断します。
生物の性について、
1.単為生殖
2.性転換
を思いつきました。
単為生殖により増殖して種を維持している生き物がいる。
生物は雌の性質を備えている。
環境の変化に適応するために、個体群の中から性転換して雄になる個体が出てきて生殖能力を高めた。
植物や魚の中には、相対的に性転換する種がいる。
神は人間のつくった共同体の中から、相対的に性転換のごとく現われた。
神を強引に性として捉えるなら、神とは雄でもなく、雌でもない、個体群の中から現われる「神」の性だと思います。
>ユダヤ・キリスト教の神は男か?
人間は偏見的な認識をするので、そういう共同体の中では雄や雌としての認識しかできない。
まぁ ただの思いつきですから。^^
こんにちは。
性転換はまったく思い付きませんでした。
トランスジェンダーなどの存在をまったく思い付きませんでした。
どうやら、わたしに、いわゆるLGBTの方々への根強い偏見や無理解があり、それで無意識のうちに性転換を除外したのでしょう。
反省であります。
回答、ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
◇ 両性具有
☆ の問題。ううーん。わたしはお手上げですねぇ。
▲(Genesis 2:7 ) וַיִּיצֶר יְהוָה אֱלֹהִים אֶת־הָֽאָדָם עָפָר מִן־הָאֲדָמָה וַיִּפַּח בְּאַפָּיו נִשְׁמַת חַיִּים וַֽיְהִי הָֽאָדָם לְנֶפֶשׁ חַיָּֽה׃
https://www.blueletterbible.org/kjv/gen/2/1/t_co …
△ wa-yiitser Yahweh Elohim et-ha-adam 'aphar min-ha-adamah
▽ and-He-formed Yahweh Elohim (acc.)-the-man dust from-the-ground
wa-yiphah be-aphav nishmat hayyim
and-He-breathed in-nostrils-his breath 〔of-〕life
wa-yyihi ha-adam le-nephesh hayyah
and-he-was(became) the-man to-soul living
▲ (KJV) And the LORD God formed man of the dust of the ground,
and breathed into his nostrils the breath of life;
and man became a living soul.
▲ (新共同訳) 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、
その鼻に命の息を吹き入れられた。
人はこうして生きる者となった。
*
▲ (Genesis 2:22) וַיִּבֶן יְהוָה אֱלֹהִים אֶֽת־הַצֵּלָע אֲשֶׁר־לָקַח מִן־הָֽאָדָם לְאִשָּׁה וַיְבִאֶהָ אֶל־הָֽאָדָֽם׃
https://www.blueletterbible.org/kjv/gen/2/1/t_co …
△ wa-yyiben Yahweh Elohim et-ha-tsela' asher-laqah min-ha-adam le-isshah
▽ and-he-made Yahweh Ekohim (acc.)-the-rib which-He-had-taken from-the-man to-woman
wa-yebieah el-ha-adam
and-He-brought-her to-the-man
▲ ( KJV )And the rib, which the LORD God had taken from man, made he a woman,
and brought her unto the man.
▲ (新共同訳) そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。
主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、
こんばんは。
神、人(男)は一般名詞であり、必ずしも、それの性を表していない。
人称代名詞の、英語ですとheは、神、人という一般名詞の性を受けただけのもの、つまり、文法的要請にすぎない。
神をあらわす”エール(エル)”は、古代ユダヤ人が入植したカナンの地で広く神を指す語であるとともに、入植以前のカナンの地の最高神――年老いた男の神さまとして――の名でもあるので、この名詞の性を勝手に変えることはできない。
アダムについては「地」が男性名詞ですから、それから作られたということで、(ひとまず)男性(名詞)として扱われる。
無理があるのですが、
「統語的な要請で、あたかも、性があるように表現されているだけだ」
という論法が成立するかどうか・・・。
正直、非常に苦しいです。
英単語のmanが「おとこ」、「おんな」を人一般を指すようにですが・・・。
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参考として、マタイによる福音書第22章を引用します。
―――――――――
22:25さて、わたしたちのところに七人の兄弟がありました。長男は妻をめとったが死んでしまい、そして子がなかったので、その妻を弟に残しました。 22:26次男も三男も、ついに七人とも同じことになりました。 22:27最後に、その女も死にました。 22:28すると復活の時には、この女は、七人のうちだれの妻なのでしょうか。みんながこの女を妻にしたのですが」。 22:29イエスは答えて言われた、「あなたがたは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。 22:30復活の時には、彼らはめとったり、とついだりすることはない。彼らは天にいる御使のようなものである。 ・・・」
http://bible.salterrae.net/kougo/html/matthew.html
―――――――――
これは、聖書ではなく、インドの聖典『バガヴァッドギーター』のものですが、
神さまの真の姿はこのようなものなのかもしれません。
この画像は、YouTubeのものですが。
2時間20分くらいに登場します。
王子アルジュナの求めに応じ、ビシュヌの化身であるクリシュナがその真の姿(?)を現した場面です。
人間は生身のままではこれを直視できない、精神・肉体的に耐えられない。そこで、神の助力を得て、アルジュナはこの姿を見ることが可能になる。
しかし、それでもなお、アルジュナは、恐れおののき、心を乱します。そして、「このままでは、わたしは恐ろしさのあまり死んでしまいます」と、クリシュナがもとの人間の姿に戻ることを懇願します。
この場面が思い出されたので、参考までに、補足しました。
(お礼の続き1)
〜〜〜〜〜〜
ヴァルナ(サンスクリット語: वरुण Varuṇa)は、古代インドの神であり、ミトラとならぶ最高神でもある。ミトラとともに太古のアスラ族、アーディティヤ神群を代表した神である。
・・・
ヴァルナの起源は古く、紀元前14世紀頃のミタンニ・ヒッタイト条約文には、ミトラ神と共にヴァルナ神の名があげられている(条約=国家間の契約ということから)。 しかしヴェーダの時代にはヴァルナの地位は下がり始めており、インド神話においてもインドラのように人々に親しまれる神ではなくなっていた。
https://goo.gl/Sf6ZYy
〜〜〜〜〜〜
ヒッタイトですから現在のトルコあたりまで古代インドの最高神というべきヴァルナという神の存在は知られていた。
(お礼の続き2)
ヴェーダでは、ヴァルナは天則・リタの守護者と考えられており、同じく、古代イランの契約の神・ミトラとともに、国家間の条約にその名が記されたのでしょう。
そして、この条約を破ると、天罰が下る(^^)
〜〜〜〜〜
インド神話における天の法則。天則と訳されることがある。峻厳な律法神であるバルナによって保護される掟で,自然界も人間界も,神々すらもこの一貫した天則に従わなければならないものと考えられた。
https://goo.gl/CeSbnJ
〜〜〜〜〜
ユダヤ教の「神とユダヤの民との契約」思想のプロトタイプをここに見ることができます。
契約は、古代オリエントではごくごくアタリマエのことで、この当時、すでに、現在の契約書のように微に入り、細にいった契約文書が取り交わされていたんですよ。
(さらに続きます)
たとえば、
「うちの国の商人が、そちらの国で殺害された場合、そちらの国は銀◯シュケルで補償しろ。羊△匹、山羊□匹支払え」
というようなことまで記される。
かつて、世界最古の法典とされたハンムラビ法典以前に
ウル・ナンム法典
が紀元前22〜21世紀には編まれていた。
古代オリエントは、契約と成文法の世界なんですよ。
ウル・ナンム法典
https://goo.gl/TfgMyA
旧約聖書の神さまは契約の神ですから、ひょっとしたら、古代インドのヴァルナや古代イランのミトラの影響をうけているのかもしれませんね。
(まだ続きます(^^ゞ)
話は前後しますが、古代インドと古代イランのアーリア系の民族は、同一の起源とされており、神話つまり神々、そして、言語的に共通性がある。
古代インドの神々の分類法の用語に従いますけれど、
アーリア系の神々は、日本語で天と訳されるデーヴァ神族と、阿修羅で訳されるアシュラ神族に2分されます。
そして、古代インドではバラモン・祭祀者によって供物で買収可能なデーヴァ神族がもてはやされた。
アシュラ神族は供物で買収ができないです。ですから、時代が経るにしたがって、アシュラ神族の地位は下がってゆき、最終的には悪魔的な存在になってしまいます。リグ=ヴェーダの古層では、アシュラ神族の方が神格が高かったようですが。
一方、古代イランでは、古代インドで買収可能とされたデーヴァ神族は、なぜか、悪魔へと堕ちてゆきます。先に出てきたミトラ、そして、ゾロアスター教の最高神アフラマズダは、アシュラ神族に属します。
古い時代の神話が、古代インドとイランでは共通していますので、
ブッダが悟りを得る前に悪魔が美しい娘を送って誘惑しようとしたように、
悪魔が美しい娘を送ってゾロアスター教の開祖ゾロアスターを誘惑しようとした
といった、同じような伝説が残っていたりします。
古代オリエントを統一した古代イランのアケメネス朝ペルシアの国教はゾロアスター教で、ユダヤ民族をバビロン捕囚から解放した。
旧約聖書のダニエル書の世界。
ですから、このとき、ユダヤの指導的な地位にいた人々は、ゾロアスター教やアフラマズダそして天使と無縁ではいられなかった。
そして、その後のユダヤ教、そして、後にユダヤ教から分離したキリスト教に大きな影響を与えたと考えられます。
ですから、古代イラン・インドの神話の共通性、そして、ゾロアスター教を介して、ユダヤ・キリスト教と現在のヒンズー教の共通性を考えたほうがいいのではないでしょうか。
☆かねがね、なぜ、アレクサンダー大王が東征した際、ペルシアで止まらずに、インドまで、まるで、やけくそのように足を延ばしたか、疑問に思っていました・・・
◇アケメネス朝ペルシアの大王を超える存在になりたかったのではないでしょうか。
そのためには、インドまで支配下に組み込む必要があった。
このことは大王という称号に現れているんじゃないですかね。
大王というのは、古代ペルシアの王様の称号ですから。
実は、キリスト教でさかんに語られる「神の子」も古代ペルシアの王を指す言葉。
少し脱線しますが、
なぜ、イエスがローマ帝国によって磔にされたかといえば、「神の子」という言葉をユダヤ人の王と解釈され、ローマのイスラエル支配を覆すおそれのある危険分子とみなされたから。
だから、ローマの提督ピラトはイエスに「お前はユダヤの王なのか」と質問するんですよ。
ローマ人は政治的だから、宗教なんぞに興味はない!!