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11歳の息子が上室性頻拍または房室頻拍と診断され、アブレーションを勧められました。ただ受診した済生会病院では小児へ経験がない医師にお願いするか、県外の小児不整脈科のある病院を紹介するとのこと。県内には循環器病院もあるのに、そこへの紹介は難しいような印象です。大学の派閥を超えての紹介は大変なんでしょうか? その為に費用をかけての県外受診は負担が大きすぎるのですが。

A 回答 (2件)

いくつかの理由から、県外の小児不整脈科のある病院に、是非、受診すべきです。

以下、理由を述べます。

①小児の不整脈のカテーテルアブレーションには、全身麻酔を必要とする
12歳未満ですと、基本的には、全身麻酔下での治療が必要です。ですので、その麻酔に習熟した麻酔科医を要する小児専門病院で治療を行う必要があります。

②極まれですが、合併症が生じた際に、小児心臓外科のバックアップを必要とする場合がありえる(あくまで稀です)
とても稀ですが、アブレーションで合併症が生じた場合に、直ちに外科的な治療を要する可能性があります。ですので、小児心臓外科のバックアップ体制が存在する病院である必要があります。(成人の心臓手術と小児の心臓手術は、大きく異なる分野です。)

③頻拍の生じやすい先天性心疾患の存在がないかを評価してもらう必要がある
頻拍を合併する事がある先天性心疾患が存在しないか、専門家に診てもらう必要があります。その評価によっては、治療の仕方が変わってくるから、です。そして、先天性心疾患というのは、非常に特殊な分野ですので、成人の循環器内科の先生や、一般小児科の先生は、それらの評価については専門外となります。ですので、小児循環器で評価してもらう必要があります。

④そもそも、その頻拍を、今の段階でアブレーションするべきなのかどうか自体を、検討してもらう必要がある。
上記で述べましたように、成人と小児では、上室性頻拍であったとしても、治療戦略や必要とする施設が大きく異なります。ですので、例えば、「あと2年成長するのを待つ」などといった選択肢も考えられるのかも知れません(その点については、具体的な内容が不明なので、なんともわかりませんが)。そういった、小児特有の、「成長と治療時期、そして待っている間のリスクの問題」については、専門家でないと明らかに出来ない事も多いものです。ですので、やはり、小児循環器を受診しなければなりません。

さて、「県内の循環器病院」というお話ですが、

・・・と、ここまで書いていて、ふと表題の「福井での」に気が付きました(笑)。そこでちょっと調べてみたのですが、福井県済生会で受診しているのは、小児循環器の先生なのでしょうか?第一と第三水曜日に外来をしていらっしゃるようです。もし、その、小児循環器の先生が息子さんにアブレーションを勧めるのであれば、私の書いた③と④についてはクリア出来ていると思います。つまり、その先生がアブレーションを、今のうちに勧めるのならば、そうするべきであるだろうという事ですし、他の先天性心疾患の合併は無い、と、いう事だろうと考えます。

そして、質問者さんがお書きになっている「県内の循環器病院」とは、「福井循環器病院」の事でしょうか?こちらでは、小児のアブレーションはやっていないのではないか・・・と、考えます。

福井県済生会さんでならば、確かに①②を満たせそうなので、可能は可能かも知れません。けれども、やはり、そもそも①②自体に十分慣れている病院の方が、当然良いだろうと思います。そしてそもそも、アブレーション専門診療科を備えた病院自体が非常に少ないので(それは成人でもそうです)、たとえ遠くとも、例えば大阪市立総合医療センターで治療してもらうべきだと考えます。

私の息子だったら、「絶対に」そうします。
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この回答へのお礼

丁寧な回答、ありがとうございます。

4番ある様に、今頻拍発作で日常生活に支障を来しているとはいえ、いきなりのアブレーションの提案で戸惑っていた所です。成長を待って、とも書かれている文献も見たので、疑問が残ります。
息子の主治医は金沢大学の出向の先生で、成人の循環器内科医師に相談してくれました。小児での経験も少なそうなので、お願いするのは不安です
循環器病院では小児のアブレーションしていないことは知りませんでした。
主治医よりは県外なら、富山県立中央病院を勧められました。でも施設なども整い症例件数も多い大阪市立総合医療センターへ転院を前向きに主治医と話し合います。子供に一番いい選択をできたらと思います。

背中を押していただき、ありがとうございました。

お礼日時:2016/12/23 19:05

子供は特別な事がおきやすいですから、県内の循環器病院を紹介されても、小児への経験が無い医師、と同じですよ



小児医療の経験が豊富な専門の医療機関での受診をお勧めしますよ、それが例え県外だったとしてもです。

医療費が高額になりそうなときは限度額適用認定証をご利用ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3020/ …

おだいじに
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この回答へのお礼

ありがとうございました。県外への転院を前向きに検討することにしました。

お礼日時:2016/12/23 19:06

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