英語ディクテーションの進め方についてアドバイスいただけますか。
ボクはどうしてもリスニングが苦手のため、これまで難易度が高そうで敬遠していたディクテーションを2週間前に始めました。市販のCD付英語教材(具体的には「究極の英語リスニング Vol.3」アルク))の60秒から120秒くらいの会話を書き出す形です。実際の流れはこんな感じです。
1)普通に聴く。1回では半分くらいしか内容(主旨)を理解できないので数回繰り返し聴く。この方法ではこれが限界かなと感じるところまで繰り返して聞く。これでだいたい6~7割くいまで理解できる。
2)会話スピードを70%くらいに落としてまた繰り返し聞く。これで新たに拾えることもあるが大きく拾えることはあまりない。ここまではただリスニングしているだけ。
3)ここから書き出しを開始。できるだけセンテンス単位で書き出そうとするが長くい場合や聞き取りが難しい場合はフレーズで切ったり、それ以外で切って繰り返しリピート再生して書き出す。これを全会話終了まで繰り返す。どうしてもわからない部分は()にしておいたり、自分が聞こえた音と近い音をカタカナで残す。これで何とか8割から9割くらいは(とにかく)書き出せる。
4)各スクリプト前段で解説している単語やイディオムを確認してみる。これで聞けなかった単語や熟語の音が判明することもあるが結構知っていたりするので大きく判明することはない。
5)これまで書き出した会話文を最初から読み直して会話の流れの理解に努める。この際、上の方法で書き出したものの文法的におかしいとか、抜けがありそうと判断した場合は再度聞き直してみる。特に定冠詞、不定冠詞、接続詞、不定詞のto、指示代名詞、省略された助動詞、ofやforなどの前置詞、be動詞、複数名詞のsの抜けなどがないかも意識して確認
6)上記が済んで全文となるトランスクリプトと突き合わせる(一言一句確認)。
こんな方法で1日1会話やっています。
それで現在の状況なのですが、これだけ意識して聴いていても冠詞や複数のsを必ずどこかで聞き落としています(冠詞で5-8個程度)。またtheとthatとtheirを聞き違えていたり、aとourを聞き違えていたり、to不定詞のtoがまったく聞こえていなかったり(当然文法的におかしい書き出しになってしまっています)、that節のthatが聞けていなかったり。あとたまにcan/can't、is/isn't、its/it'sとかを間違っていることも。
これらは実際にディクテーションをやってみて実感した自分の弱みですのでやること自体無駄ではなかったと思っています。
確かに最初始めたときよりも少し慣れたかも的な感覚(ただ書き出すことに慣れただけ?)もありますが、果たしてこのまま続けていくのがよいものか、何かやり方の起動修正を行った方がいいのかアドバイスいただければありがたいです。
またボク同様にリスニング力向上のためディクテーションされている方の状況や経験談などでも構いません。参考にさせていただければありがたいです。
No.4
- 回答日時:
#3で回答した者です。
私も元帰国子女なのですが、ご同僚がそうおっしゃるからには、やはり「慣れるしかない」ほど高いレベルまで質問者さんは達していらっしゃるのだと思います。また、私はアメリカとイギリスの英語は学校で教育されましたが、日本人向けの初級の教材でも、オーストラリア人が話していると1~2度聞いただけではわからない時があります。いずれにしても、話者に対して愛を持つべきですね。私は「長くてつまらない会話の音声ファイルだな」と思っていると、中身がまったく聞き取れないことがありますが、ひとたび聞き込んで9割方が見えてくると、それまでちんぷんかんぷんだったのが嘘のように、音声や発音が鮮明に聞こえてきたりします。同様に現場でも「この人はステキだ。きっと興味深いことを言ってくれるに違いない。そして私にはそれを理解できる力がある」と気持ちを高揚させて耳を傾けたほうが、私は的確に聞き取れます。
ちなみに、力試しをしようと、どんどん新しい素材に移る人がいますが、私はどちらかというと、正解がわかったのちも、同じ素材を暗記するほど繰り返し聞き込む方が勉強になると思います。というのは、私自身が、好きなテレビ番組の再放送を何度も見たり、好きなミュージカルのサントラを何度も聴いているうちに、全セリフ/全歌詞を、自分で再現できるほど覚えてしまい、それで格段に英語が進歩しましたので。類似の例はよく耳にします。そうやって英語の基礎的なリズムが身につけば、応用もきくようになると思います。特に、冠詞や「't」の聞き逃しなどは、かなりそれで改善するのではないでしょうか。
そしてもしも同じ話者による教材ばかりを聞いていらっしゃるのだとしたら、たまに、過去にご覧になった英語の娯楽作品やドキュメンタリーの録画を再度視聴してみて、ご自身の進歩を実感なさると励みになるかもしれません。ちなみに、映像があった方が言葉は聞き取りやすいものです。
ucokさん、ご親切な回答に感謝しております。
昨晩遅くに携帯から書き込んでしまったので「帰国子女の方」とステレオタイプ的にも受け取れる表現になってしまい、もしお気を悪くされましたら申し訳ありません。自分の場合は助けを得られるような人間関係の環境ではないわけでして、その辺を書き始めたのですが特定されてしまうとイヤなのでごっそり消した次第です。
いただいたコメントで以前からの疑問をひとつ思い出しました。よろしければ教えていただきたいのですが、例えばコーヒーショップなどで本を読んでいて、となりの席の二人組の会話が聞こえて来るとします。自分はその会話が日本語の場合聞きたくなくても結構意識に入ってきてしまうでんすが、英語の場合は相当聞き耳を立てないと95%以上意識に入ってきません(つまり雑音に近くほぼスルー状態です。まぁ一生懸命聴いても半分も無理ですが)。
リスニングスキルが向上すれば聞きたくなくてもその英語での会話が意識に入ってくるものなのか、いやそうではなくリスニングスキルが高いひとでも(第二外国語である以上)日本語では不要な意識の切り替えが必要なものなのかという疑問があります。この点、いかがでしょうか?
自分の場合、意識を相当集中しないと英語は全く意識には入ってこないので、もしかすると「自分の耳はハードウェア的に日本語モード専用なんじゃないのか・・・。」と卑屈に感じることすらあります。
しつこくお聞きして申し訳ありません。
ところで教材に関してはディクテーションの観点で1冊に絞っていますが、他にはHNKの英語番組に加え、字幕版映画などはよく見るようにしています。ただどれも「暗記してしまうほど」まで集中できてはいないです。気に入った映画があればそうしようとは思っているんですけど。(Pixarとか好きです。)
ご助言心から感謝しております。
No.3
- 回答日時:
お礼をありがとうございます。
#1欄と#2欄それぞれ拝見しました。正直、文面を拝読する限りでは、ネイティヴにもある悩みばかりなので、あとは慣れの問題だと思いますけどねえ。例えば、can/can’tは一般的な会話では、ネイティヴでも聞き違えることが多いです(多くは文脈で誤解を防げますが)。ただ、例えば、canとcan’tでは”周辺”の発音が変わります。I can do that.ならIから着々と音程が下降してthatでcanと同じ音程に戻ることが多い一方で、I can’t do that.ならcan’tが強調されることが多いです。もちろん、勢いをつけた場合には、前者ならdoが、後者ならthatが強調されるなど、ケースバイケースで音程は変わりますし、英語圏以外の人の訛りがある場合には、まったくそうしたルールが当てはまりませんが、同じ人がはなすcanのセンテンスとcan’tのセンテンスとでは、たいてい差が出るものです。そういう意味では、具体的にセンテンスで例を示していただけると、より的確にアドバイスしやすくなるかもしれません。
また、「ゴールとしては8~9割の仕事上の会話を聞き取れれば十分(専門用語は別として)と思っています」とのことですが、今、お仕事の現場で実際にお困りになっているということなのでしょうか? つまり、現場で、質問者さんは聞き取れないのに、同席している人は聞き取れる、というケースが多いということですか? そうであれば、その聞き取れている人たちにアドバイスを乞うようおすすめします。
いずれにしても、滅多に話さない相手や、滅多に話題にしない内容の会話だと、誰でも聞き取りにくいものですよ。
ucokさん、遅くにありがとうございます。
確かに使用しているCD教材にしても吹き込んでいる外国人がもし別の人だったらわかるんじゃないかって思うこともあります。ただ逆に教材として吹き込むのにクセのある話し手は持ってこないと思うのでそう考えると標準的なこの英語が聞き取れないのはやっぱまずいんだろうなと思ったり。
いただいたcan/can'tの周辺部の音の変化、非常に参考になります。改めてその部分を聞き直してみます。
あと仕事での下りの部分ですが残念ながら相談できるひとはいないんです。
ボクの話は置いておいても大抵の場合、帰国子女の方に相談してもこの悩みを理解してもらえないことが多く(「慣れるしかないから」的な。あるいは相手するのが面倒なだけなのかも知れないですけど)。
そんなこんなでこちらに相談させていただきました。
No.2
- 回答日時:
ディクテーションをする目的は何でしょうか。
外国語としての英語のヒヤリングの能力向上のためとして、答えます。
外国語という意味は、例えば犬は忠実であるという英文で、
一般的に犬はというと次の3つの主語がありますが、
用法の差はとりあえず考えないということです。
A dog is
The dog is
Dogs are
の差がわからなくても良いと割り切ることです。
ヒヤリングで重要なことは、主要単語の意味を正確に理解することと、
否定、時制を正しく聞き取ることです。
ディクテーションで、これができれば十分です。
一語一語正確に聞き取るよりは、単語を覚えることです。
英語では同じ単語で意味が大幅に違うことがあります。
例えば、outstanding workは、褒める場合もありますし、叱る場合もあります。多くの単語を正確な意味で聞き取ることです。
moritareiko2000さん、お付き合いありがとうございます。
いただきました「ディクテーションをする目的は何でしょうか。外国語としての英語のヒヤリングの能力向上のためとして、答えます。」ですが、はい、ズバリその通りです。
ちなみに語彙不足が原因で引っ掛かることはあまりません。
まだまだリスニングだけの時点ではご指摘の時制の認識まで意識が届かないです。今は書き出してみて文法的見地、そして前後の流れを見直してようやく気付くことが多いです。逆にいうと時制が即座に把握できないからコンテクストが上手く理解できない、のかもと思っています。
自分ではcan/can'tやa few of/few ofのようにわずかな音の違いで意味が逆になってしまうケースが特に怖く感じます。通常の会話ではこの"差"の部分に強意はこないので、今の自分にはこれを聞き取って区別するのは至難の業です。前後が平易な会話の流れであれば確かにコンテクストから推測できますが・・・。
そもそもリスニング上級の方、またはネイティブは普段からこのかすかな音の差を認識して判断されているんでしょうか? 仮に「音で区別 vs. コンテクストで判断」の頻度を○:○で表すとすれば8:2くらいなんでしょうか、5:5でしょうか、いや2:8なんでしょうか・・・・。それ以外でしょうか。なおこの前提としては通常のネイティブ間の会話レベル(普通から早口)を前提として。
ただ「だったら日本語の場合どうなんだ?」と聞かれたらうーん、答えは難しいですね...。5:5くらいでしょうか。とすると英語の場合も5:5のような気がしてきました。すみません、これはスルーいただいて結構です。
なお、ucokさんのところでも書かせていただきましたが実際には100%正確に書き出せるようになることを目指しているのではないです。なので冠詞が正確に取れない点はそんなに気にはしていません。
ただ初めてディクテーションをやってみてあまりに聞こえないことが多い、あまりに聞き違えることが多いことに、果たしてこのやり方でいいのか(実際には冠詞などの認識はそんなに気にしていないんですが)、ご相談させていただきたい次第です。
取り留めない悩みにお付き合いくださって感謝いたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
具体的に書いてくださっているおかげで、問題点が想像できました。
音声を聞き取ることに集中するあまり、意味や文脈がおざなりになっているのだと思いますがいかがでしょうか。日本語を聞き取る場合でもそうだと思うのですが、人はたいてい、思い込みで聞き取れているものだと思います。例えば、ドラマを見ていて主人公が「あなたが好きよ。愛してるの。○○よ!」と言って誰かと抱き合ったとしたら、この「○○」に入るものが「嫌い」の2文字だと想像する人はあまりいません。やはり「好き」とか「本当」あたりを想像しますよね。
それと同じで、「can(できる)」を「can't(できない)」と思ってしまうのは、文脈を理解していないからだと思います。ましてや、教材というものは、あまり非常識な内容にはなっていないはずですので、「できない」と言いそうな時に、いきなり「できる」とは言わないものです。
1)で「6~7割くらいまで理解できる」とお書きになっていますが、それは「文意が理解できる」ということでしょうか? そうでないなら、まずは文意を理解することです。
それが難しそうなら、6割理解できるまで待たずに、どんどん書き出していくといいです。書き出したうえで、わからなかった箇所を穴埋めしていくのです。穴埋めの仕方は、テストの穴埋め問題と同様に、「すでに判明している単語によると、こう言っているのだから、穴の部分はこうであるに違いない」と見当をつけたうえで、そこの部分だけを繰り返し聞いてみるのです。私は昔からヒアリングのテストでも、こうしてきました。
また、穴埋めの段階で、辞書を引くなり、解答を見るなりしてもいいと思います。そうすると、「こういう文字を、この話者はこう発音するのだな」という話者のクセがわかるので、次に同じ話者の別の音声を聞く時に、聞き取りやすくなります。
こうしたことを続けていくと、自然と応用力も身についてくるはずですし、小まめにストレス発散ができる分、長続きしやすいのではないかとも思います。
一方で、私は日常的に英語の取材テープなどを書き起こしていますが、細かい単語に至るまで一字一句を正確に聞き取れる人は、プロでも案外と少ないです。それよりは、肝心な単語をきちんと聞き取って文意を正確につかむことが大切です。したがって、たとえ細かい単語が聞き取れなくても、解答の通りに解釈できていれば、だいたいよしと考えてもいいのではないでしょうか。逆に言えば、その程度までに理解できていれば、多少は“てにをは”が間違っていても“通じる英語”を話す能力がおありだということになりますので。
ちなみに、これは、現実世界に即した方法です。つまり、例えば、誰かが英語で会話をしている中に質問者さんが加わったとしますよね。方言が強い日本人の会話にいきなり加わった場合と同様に、初めは何を言っているのかあまりわからないと思うのです。しかし、根気よく耳を傾けて、「今、なになにの次に、何とおっしゃいましたか?」と問い続ければ、やがてその人のクセがつかめて、その人の仲間のクセまでつかめるようになってきます。
ご参考までに。
ucokさん、お付き合いありがとうございます。
この初めてのディクテーションは自分の課題「なぜ自分はリスニングできないのか?」に対して「では具体的にどの部分が聞き取れていないのか?」を明確に自覚するために始めました。
まず「1)で「6~7割くらいまで理解できる」とお書きになっていますが、それは「文意が理解できる」ということでしょうか?」についですが、現在使用している教材レベルには難易度が3段階あるんですが易ではない、中及び難に関して最初のリスニングだけの時点で文意を平均6~7割理解できていると思います。
ただ聞き取れない部分が会話の核心部分に重ならだければ大体その会話の流れを理解できますが、聞き取れない部分と話の核心部分が重なってしまうとあとは前後から推測するしかなく、その場合リスニングだけだとよくて4~5割ぐらいになってしまう感じです。
自分でも会話においてコンテクストの理解は大事であると理解していますがリスニングだけの時点では十分に理解できず、書き出してみてようやく「あれ? ってことはここじゃ否定じゃないとつじつまが合わないな。」とその時点で気付くことも多いです。時制についても書き出してみて「時制の一致」や前後の流れからようやく「あ、ここは過去形か」気付くことが多いです。従って聞いて理解したのではなく見直して文法的に気付いたというケースの方が多いです。
なお単語や熟語の意味で引っ掛かることはあまりなく、それよりも知っている単語なのに聞き取れない、知っている熟語なのに音が繋がったり間に目的格代名詞が入ったことで認識できないというケースが多い感じです。
一方で定冠詞・不定冠詞の聞き違い、聞き漏らしについては今のところ全体の理解に(自分のこのレベル程度では)ほとんど影響することはないから気にすることはない、と思っていますが、それでも、どう聞いても聞こえない、どうしても違う音に聞こえてしまう箇所があまりに多いと「自分の耳はおかしいんじゃないか?」と凹んでしまいます。
最初の質問でかなり精度の高いディクテーションを求めているように書いてしまいましたが、自分のゴールとしては8~9割の仕事上の会話を聞き取れれば十分(専門用語は別として)と思っています。それに対し自分の認識ではお恥ずかしい限りですが現状恐らく2~3割しか聞き取れてないんだろうなと思っています。
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