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日本語を学ぶ学生です。

「なにしろ」と「とにかく」はどう違います?

「なにしろ」は『なぜなら』という表現と同じ意味を含みますが、場合によって『とにかく』のニュアンスもあると読んだことがあります。

例えば>

「ここは何しろ美しい街だ」
「ここはとにかく美しい街だ」

どこが違いますか?どうやってこの表現を正しく使い分けるのでしょうか。

ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

A 回答 (5件)

A.


「なにしろ」は、
どんな事実や事情があっても、という気持ちを表す。
という意味。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/164538/meaning/m1 …
「とにかく」には、2つの用法があります。
1 他の事柄は別問題としてという気持ちを表す。何はともあれ。いずれにしても。ともかく。「―話すだけ話してみよう」「間に合うかどうか、―行ってみよう」
2 (「…はとにかく」の形で)上の事柄にはかかわらないという気持ちを表す。さておき。ともかく。「結果は―、努力が大切だ」
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/159706/meaning/m1 …
上記1の「他の事柄は別問題として」という気持ちを表す「とにかく」の用法は、
「どんな事実や事情があっても、」という気持ちを表す「なにしろ」とほとんど同じ用法です。
そのため、
「(他の事柄は別問題として)ここは何しろ美しい街だ」
「(どんな事実や事情があっても)ここはとにかく美しい街だ」
がほとんど同じ意味になる。
この場合の「他の事柄」や「どんな事実や事情」は、たとえば「治安が悪いという事柄(事情)」などを指します。
「なにしろ」には、上記2のような用法がないため「とにかく」に言い換えることはできない。

B.
「なにしろ」自体には、「なぜなら」という意味はありません。
ただ、「なにしろ大雪だから外出も難しい」のように、「大雪」と「外出も難しい」が因果関係にあるような構文で使われることも多いため、「なにしろ」にも「なぜなら」という意味があるように見えるだけ。
「悩んでないで、なにしろ前へ進むことが大事だ」などのように、「なぜなら」という意味とは関係なく使うことも多い。

C.
両者の違いについては、上記辞書の末尾にもわかりやすく書かれていますので、こちらも抜粋しておきます。

[用法]とにかく・[用法]なにしろ――「彼はとにかく(なにしろ)まじめな人だから」「このごろ、とにかく(なにしろ)忙しくってね」のように、取り上げた事柄をまず強調しようとする意では相通じて用いられる。◇「時間だから、とにかく出発しよう」「とにかく現場を見てください」のように、細かいことはさて置いて、まず行動をという場合は、「とにかく」しか使えない。「私はとにかく、あなたまで行くことはない」のような「…は別として」の意の用法も、「とにかく」に限られる。◇「なにしろ」は「なにしろあの人の言うことだから」「なにしろ暑いので」のように「から」「ので」と結び付いて、その事柄を理由・原因として強調する用法が多い。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/159706/meaning/m1 …
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この回答へのお礼

答えありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 05:55

こんな風にも考えてみました


何しろ、(何にしても?)、結果または結論に対して、大げさに表現すれば、責任持つ、または保証する。
とにかく、一つの例、不言実行、能書きたれるより先ず行動、やってみればわかる(その当人が)。
やってみればわかる=結果は後からついてくる・・・、良い方の期待が持てるときに多用されるなら、期待度が大きいほど、何しろ、・・・との相違は感じられなくなるのでは。
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この回答へのお礼

答えありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 05:54

何しろ、=状況を総合的に把握したうえでの結果、判断、当然最終判断でもある、それが「なぜなら」にもつながります、理由説明または言い訳。


とにかく=個別の状況のみによる結果、判断、最終判断は相手にゆだねる。
石橋をたたいて渡る人に、たたく必要なし、とにかく来い。
たたいた結果、危険と感じても来い、(何しろ、この場合は「なんとしても」となりますが)。
最後の結果はどちらも同じ、とにかく、は途中何もせず、何も考えず・・・、何しろは途中何をしても何を考えても差し支えないが、その結果如何にかかわらず。
結論的には、何しろ、は状況総合判断、自分なりとはいえ最終結論を持ったうえでの発言。
とにかくは、部分的個別状況での判断による発言、最終結論は相手にゆだねている。
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この回答へのお礼

答えありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 05:54

後半の《相違点》がヒントになります。



デジタル「大辞泉」

『なに‐しろ 』【何しろ】
[副]《代名詞「なに」+動詞「する」の命令形「しろ」から》どんな事実や事情があっても、という気持ちを表す。なんにせよ。とにかく。「―今日中に終わらせなければ」「―この大雪では出かけられない」
→とにかく[用法]

『とに‐かく』[副]
1 他の事柄は別問題としてという気持ちを表す。何はともあれ。いずれにしても。ともかく。「―話すだけ話してみよう」「間に合うかどうか、―行ってみよう」
2 (「…はとにかく」の形で)上の事柄にはかかわらないという気持ちを表す。さておき。ともかく。「結果は―、努力が大切だ」
[補説]「兎に角」とも当てて書く。

   《相違点》

[用法]とにかく・なにしろ――「彼はとにかく(なにしろ)まじめな人だから」「このごろ、とにかく(なにしろ)忙しくってね」のように、取り上げた事柄をまず強調しようとする意では相通じて用いられる。◇「時間だから、とにかく出発しよう」「とにかく現場を見てください」のように、細かいことはさて置いて、まず行動をという場合は、「とにかく」しか使えない。「私はとにかく、あなたまで行くことはない」のような「…は別として」の意の用法も、「とにかく」に限られる。

◇「なにしろ」は「なにしろあの人の言うことだから」「なにしろ暑いので」のように「から」「ので」と結び付いて、その事柄を理由・原因として強調する用法が多い。
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この回答へのお礼

答えありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 05:55

何しろ、その取り上げる部分が突出している状態?。


とにかく、その取り上げる部分、必ずしも突出はしていないが、または他に問題があるとしても(美しい)ことは確か。
何しろ、は非常に強い強調、なぜなら、は理由の説明、意味は全く異なります、相手が受けtる印象は結果的には似た様なことになるのかも。
何しろ→他の問題?部分もチャラにするほど・・・
とにかく→他の問題部分をチャラにするという意味は含まない、そこ(それ)だけを見れば・・。
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この回答へのお礼

答えありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 05:55

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