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「こんなような物」と「こんなふうな物」はどう違うでしょうか。
また、「こんな様な物」、「こんな風な物」と書くのは間違いでしょうか。

A 回答 (4件)

電子辞書を串刺しで使っているので引いてみたところ、


まず、「こんな」には「このような」という意味があるため「こんなような」は「このようなような」となり、
「こんなふうな」は「このようなふうな」となってしまうため日本語としては不適切です。
それぞれ、「このような物」と「こういうふうな物」が
正しい表現となります。もしくは、「こんな物」です。

次に、「こんな」を「このような」の口頭語的表現としているのは新明解国語辞典第五版だけで、
広辞苑第五版、国語大辞典、日本語大辞典では
「こういうふうに」という表現だけで、「こんな」は
古文では文章表現として使われています。

前述の通り「このような」と「こういうふうに」は
ほぼ、同じ意味です。
違いといえば、両方「やり方」という意味があるため、
このようにやりなさい。
こういうふうにやりなさい。
という表現はできても、「よう」には、意図・希望を表すという意味があるのに対し「ふう」には無いため、
成功するようにと祈る。は適切ですが、
成功するふうにといのる。は不適切です。

このような違いは、なぜというより、決まりだからとしか
言いようがありません。
また、文化庁の国語世論調査で、自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求めるという意味の
「檄を飛ばす」を、74・1% の国民が「元気のない者に刺激を与えて活気付ける」と答え、岩波書店の「広辞苑」でも、1991年発行の4版から「刺激して活気づける」の意味が加えられていることからも正しい日本語というのは非常に難しい問題です。

最後に漢字ですが、漢字で書くと、
此の様な物。
斯ういう風な物。
となりますが、「今日は」を「こんにちは」と書くように
ひらがなで書くのが一般的です。
これもなぜといわれても、なぜでしょうねぇ。
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。

日本語は生きているので常に変化してゆくということですね。
つい、しみじみしてしまいました。(この使い方もまちがっているかもしれません)

> 「よう」には、意図・希望を表すという意味があるのに対し「ふう」には無いため、
> 成功するようにと祈る。は適切ですが、
> 成功するふうにといのる。は不適切です。

言われてみればたしかにそうです!

8月27日05:19

お礼日時:2004/08/27 05:19

口語では使われますがどちらも「ぜひ使ったほうがよい」表現とはいえないと思いますが。

。。


まず、表記。「様」は、ひらがなで書くほうが一般的ですが、漢字で書いても間違いではありません。
「風」は私は漢字で書くほうが多いかと思いますが、人によると思います。一般的には(書籍や新聞など)ひらがなで書いているケースが多いかもしれません。

次に、指示語である「こんな」について考えましょう。様というのは様子のことですから、状態とも言い替えられます。つまり「こんな状態」「こんな様子」という意味ですが、名詞に続く形としては「この」の方がより正確で(このような物)、「こんな」は口語的あるいはくだけた表現です。また、くだけた表現であることから、私個人としては、あまりその示している内容のものを大事に思っていないというか軽く考えているという印象を少し受けます。(若い人は意識しないで大切なものにも使うかもしれません。若い人相手に使うならOKでしょう。)様は文字通り様子のことですから、外見を中心に現しています。

それに対して風は、こんな風な、の「な」の後に「物」が続くのは私は少し違和感があります。(もちろん日常的には使われている表現ですが)。「こんな風に○○をする」という風に、動詞を修飾するする用法は一般的に昔から使われていると思います。また、「こんな風な形の△△」というのは使うと思います。(「この風な」とはいいませんね。)

つまり、意味としてはどちらも「大体このような外見の」あるいは「およそこのような雰囲気を持った」ということを言っているわけですが、一般的には前後関係と、どちらを重視するか(外見を強調するか、雰囲気を強調するか)で、使い分けていると私は思います。他の方の意見も聞いてみてください。
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。

表記についてわかりました。

> また、くだけた表現であることから、私個人としては、あまりその示している内容のものを大事に思っていないというか軽く考えているという印象を少し受けます。

そう言われてみればそうですね。

> それに対して風は、こんな風な、の「な」の後に「物」が続くのは私は少し違和感があります。

ここらへんになると日本人でも難しくなりますね。
これを説明しようと思う相手は日本語を勉強している外国人です。
「こんな風に言う」と言ったら「かぜですか?」と
意味がわからない様子でした。

> つまり、意味としてはどちらも「大体このような外見の」あるいは「およそこのような雰囲気を持った」ということを言っているわけですが、一般的には前後関係と、どちらを重視するか(外見を強調するか、雰囲気を強調するか)で、使い分けていると私は思います。

大変参考になりました。

8月26日21:19

お礼日時:2004/08/26 21:19

>「こんな様な物」、「こんな風な物」と書くのは間違いでしょうか。



そうですね。
正しくは「このような物」です。

似ているようでも「こんなふう」と「このような」は違いまして、「こんなふう」の後に名詞はまずこないですね。

たとえば・・
「このような物はいただけません」
「こんなふうにやってごらん」
となります。

この回答への補足

ご回答をありがとうございます。

書くのを忘れました。
会話文です。

それから、漢字で書かずにひらがなで書く、ということですね。

> 似ているようでも「こんなふう」と「このような」は違いまして、「こんなふう」の後に名詞はまずこないですね。

なるほど、です!

8月6日20:36

補足日時:2004/08/26 20:35
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質問にこたえていませんが。


どちらも,ニュアンスは同じでしょう。

「この様な物」「こういう風な物」が丁寧な言い方のような気がします。文語的かな~。

この回答への補足

ご回答をありがとうございます。

漢字で書いてもいい、ということですね。

8月26日20:35

補足日時:2004/08/26 20:34
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