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学校で、貿易論という講義をとっているのですが、主要五条件(1品質条件、2数量条件、3価格条件、4受渡条件、5決算条件)をならいました。
この中の、1品質条件と3価格条件、4受渡条件がイマイチ分からないのです。
どなたか説明していただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします!

A 回答 (2件)

1品質条件


 例えば、Tシャツを輸入するとしましょう。あなたが輸入したいTシャツは、綿100%のもので、これ以外の企画のものは売り物にならないとします。ですから、化繊が5%でも含まれている生地で作られたものは条件に合致しません。要するに輸入商品のスペックを決めるということです。靴ならサイズや材質、薬品なら原料の配合率、食品なら添加物の割合等々、いろいろありますよね。

3価格条件
 取引価格の中に含まれる商品代金(cost)、運賃(freight)、保険料(insuarance)などの負担分担について、どこまでを「込み」の価格で設定するかという、取決めのことです。インコタームズといいますね。
FOB(本船渡条件=Free On Board)、C&R(cost&Freight、最近はCFRと言います)、CIF(cost&freight&insuarance)などがあります。また、決済通貨を決めることも、価格条件の一つです。
FOBだと輸出国から日本までの運賃は買い手負担となりますが、C&Fなら運賃は売り手側がふたんすることになります。
ちなみに日本へ貨物を輸入する場合の税関への「申告価格」はCIFで行うこととなっています。(取引条件を拘束するものではありません)

4受渡条件
 いついつまでに(受渡期限=納期)、どのようにして(受渡方法=検品した後等々)引き渡すかを決めることです。

あと5は「決算」条件でなくて「決済」条件ですね。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明、早い返信、本当にありがとうございました!
がんばって勉強します!

お礼日時:2004/09/01 23:05

品質条件とは、取り扱い商品の品質に関する具体的な取り決めの事で、具体的には見本と類似するものを扱うとする「見本売買」や、ブランド名に頼る「銘柄売買」、JISやBSなどの国際規格に基づく「規格売買」などがあります。

穀物などは出来あがらないと品質が分からないので標準規格を双方で取り決めておき、その差何%以内で出荷というような「標準品売買」などが一般的なようです。
価格条件とは、扱う商品の表示価格がどのコストまで含んでいるのか、という条件です。
輸出作業、海上運賃、輸入作業、関税等、貿易には様々なコストがかかりますので、どちらがそれを負担するのかを明確にする必要があります。
No.1の方の言うインコタームズ2000に基づき決めるのが一般的ですが、他にも「1941年改正アメリカ貿易定義」など、それ以外の規約もありますので、注意が必要です。しかしやはりインコタームズが「試験に出る価格条件」ですね。13個ありますのでかなり複雑です。
それ以外に、取引価格の為替(\や$)を取り決めるのも、価格条件に含まれます。
受渡条件とは、品物がどのような状態でいつ受け渡されるかを取り決めたものです。
貨物の梱包状態をどのようにするのか、その貨物にはどのような保険が付保されているのか、いつまでの船積完了しなければいけないのか、などを取り決める事になります。
簡単ですが、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

返信、すぐにいただきありがとうございました!とても参考になりました!

お礼日時:2004/09/01 23:06

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