電子書籍の厳選無料作品が豊富!

座蒲団の『土の世界をはるかにみおろしているように』

この表現技法は何ですか?

A 回答 (2件)

詩人、山之口貘(ばく)の詩で



この詩の前に
    弾を浴びた島

  島の土を踏んだとたんに
  ガンジューイとあいさつしたところ
  はいおかげさまで元気ですとか言って
  島の人は日本語で来たのだ
  郷愁はいささか戸惑いしてしまって
  ウチナーグチマディン ムル
  イクサニ サッタルバスイと言うと
  島の人は苦笑したのだが
  沖縄語は上手ですねと来たのだ

久しぶりに沖縄に帰ってきたら、沖縄の人が日本語を喋ってる、あーどーなっちゃんだー!と嘆いていて

座布団、が続きます

土の上には床がある
床の上には畳がある
畳の上にあるのが座蒲団でその上にあるのが楽といふ
楽の上にはなんにもないのであらうか
どうぞおしきなさいとすゝめられて
楽に坐ったさびしさよ
土の世界をはるかにみおろしてゐるやうに
住み馴れぬ世界がさびしいよ

招かれた家で座布団を勧められ、座り心地の良い座布団の上の自分と、土の上で生活している自分とのギャップを思い、アー俺は、どーしてここに居るんだろーと嘆いてるわけなんです。
    • good
    • 1

比喩じゃないの?

    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!