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タイトルのとおりです。
「国語」から「日本語」というカテの名前になって、質問の種類や質がおおいに変化してきたと思うのですが、みなさんはいかがお思いですか?

A 回答 (2件)

国語学会の名称が創立60周年(2004年)を期して「国語学会」から「日本語学会」に改められたのに合わせたものですが、この背景には、第二外国語としての日本語学習者が80年代から急増し、この対応が国語学の文法論では難しく、屈折語文法への追従を深め、現在は頭打ちになっているという現状があります。



 時枝誠記が『国語学原論』(1941)により言語過程説を提起し、言語学のコペルニクス的転回をもたらしましたが、戦後の言語学、国語学会はこの意義を理解、継承することが出来ずに否定し、構造主義言語学、生成文法、教科研文法等の形式主義、機能主義文法論を展開し現在行き詰っている状況にあります。これは、国語学の山田、時枝文法からの後退でしかありません。

こうした状況を反映し、第二外国語としての学習者からの質問と、従来の国語学である学校文法による、古文、現代文に関する質問が混在しています。

これに対する回答も、学校文法に基づくものと、記述日本語文法によるものが混在しています。

今後は、この両者の形式主義、機能主義言語論、文法論を言語本質論である言語過程説の展開、発展により克服、統一し世界に先駆けた言語論、文法論を構築することが日本の学問の課題と考えております。

その、第一歩は三浦つとむによる唯物弁証法に基づく認識と言語の理論で、この論理の科学性を多くの人が理解、継承、発展させ、科学的日本語学を構築する中で従来の国語学を止揚し、対応、展開していかなくてはならないと思っています。■
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この回答へのお礼

ご回答いただき、ありがとうございます。
以前の質問の内容や質が変化したことの理由が、そういうことの影響だったのですね。理解しました。

>科学的日本語学を構築する中で従来の国語学を止揚し、対応、展開していかなくてはならない
時枝誠記氏の『国語学原論』には学生時代に出会い、新しい世界を垣間見た思いを受けたことを思い出しました。
三浦つとむ氏による唯物弁証法に基づく認識と言語の理論については、詳しくは存じ上げない(恥;)のでこれからの課題です。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/07/23 14:18

外国人(中国?)の質問が増えたように思います。

日本人視点でないところが斬新で興味深いです。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。
ご指摘のとおり、外国人の質問が増えたと、私も感じます。興味深いと言えば興味深いことではありますが、
国語に関する一歩突っ込んだ内容が影を潜めた感があり、これは一抹の寂しさを覚えます。

お礼日時:2017/07/23 08:43

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