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戦後の米軍(占領軍)報告書を見ています。
「特高室」 was disbanded と書いてある一方
「憲兵隊」 was demobilized  と書いてあります。
どちらも、解散・復員的な意味で説明されていると思いますが、「特高室」はもっと強い意味で解隊といっていると思います。
それぞれ、どのように日本語で訳すとわかりやすいですか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

どちらも「解散した」と訳すのが分かりやすいと思います。


憲兵は軍隊の一部です。また、demobilize(復員させる)は mobilize に否定の接頭辞が付き、動員状態を解いて平時のそれに戻す、すなわち服務待機状態にすることを意味します。しかし、日本は無条件降伏して軍隊がなくなったので服務待機もなくて、復員は除隊(軍隊を退職すること)を意味しました。以上をまとめると、「憲兵隊は解散した」が分かりやすいでしょう。
一方、特高は警察の一部です。軍隊以外の解散は、広く disband が用いられます。これは議会の解散にも用いられるのですが、議員の多くは再選を果たしてまた議会に戻ってきます。皮肉なことに、特高も実質的には首になってない(退職してない)ようです。特高はGHQの指令により廃止された後、面従腹背というか、「横滑り」して公安警察となり生き残ったのです。
よって、ご質問の「特高 was disbanded」が特に強い意味の解隊を表わすとは思われません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。どちらも同じ意味でとってよかったのですね。大変参考になりました。

お礼日時:2017/08/25 12:52

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