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海外生活が長かったのですが、私が住んだ国では抗生剤はオーグメンティンを出されるケースが多い中、なぜ日本ではオーグメンティンを処方するケースが少ないのでしょうか?

また、なぜ日本だけパナドールが認可されないのでしょうか?

その辺の事情に詳しい専門家の方からお答えいただければ幸いです。

A 回答 (1件)

>なぜ日本ではオーグメンティンを処方するケースが少ないのでしょうか?



これは医師の好き嫌いという他ないでしょうね。オーグメンティンはペニシリン系の抗生物質で
グラム陽性菌とグラム陰性菌の一部の幅広い効果を持ち、かつ安価ですので良く処方する医師は
します。欠点は副作用がきついことでしょうか。

良く知られるのがペニシリンアレルギーですが、他に下痢が挙げられます。
単に便が緩むというより水様便が出て激しい出血を伴うことがあります。(偽膜性大腸炎、出血性大腸炎)
ペニシリン系抗生物質を飲んで「便が緩んだな」と思ったら要注意で、すぐに服用をやめて
医師または薬剤師に相談する必要があります。こじらせると命にもかかわります。
他にも伝染性単核症(別名キス病)というEBウイルスによる病気を悪化させてしまいます。
EBウイルスはヘルペスの仲間で、多くの人の体内に潜んでいます。

>日本だけパナドールが認可されないのでしょうか?

同じ成分の含まれた風邪薬が多く販売されているからでしょう。
パナドールの成分はパナセタモール(日本での名称:アセトアミノフェン)となっていますが
これは日本の市販風邪薬に幅広く含まれています。ただアセトアミノフェンの1回分あたりの配合量は
日本では300mgであるのに対し、欧米で販売されるパナドールや風邪薬には500mg配合されています。
理由は単純で日本人と欧米人の体格の違いです。

名称は違いますが処方薬にはパナドールと同じ成分のものが売られています。
それはカロナール錠500です。医師の指導の下服用できるということで2015年より販売されました。
1回の処方量は最高1000mg、1日総量4000mgまで可能とされていますが、1日に1500mgを越えて
長期に服用するときには肝機能検査を実施しなければなりません。

つまりアセトアミノフェン500mg配合のパナドールが市販された場合、中には説明書をよく読まず
1日に3錠を越えて飲む人も出るといけないからという、いわば「親心」のようなものですね。
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この回答へのお礼

大変遅くなりまして申し訳ございません。
教えていただきどうもありがとうございました。

お礼日時:2018/07/02 22:33

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