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Das prächtige Gebäude im neoklassizistischen Stil, wie man es heute noch sehen kann, wurde 1791 von Carl Gotthard Langhaus fertiggestellt.

上記のような、殆ど関係代名詞扱いされているような接続詞wieが出てきましたので、信岡文法書の関連事項を読み返していました。

関係代名詞の項で次の例文がありました。

Es war ein Erdbeben, wie man es noch nie erlebt hatte.

このようなwieの用例はよく出てきますが、その次の項に「不定関係代名詞」が載っています。
Wer mir Rat gibt, dem bin ich dankbar.

古文の例文という次の文も載っています。

Wes Brot ich esse, des Lied ich singe.
このwes はwessenの、desはdessenの古形とあります。

ということはWessen Brot ich esse, dessen Lied ich singe.ということになるのでしょうか?(これだって十分古い?!)

この古文で思い出しましたが2015年、10月27日に「手が冷たい人は,心が温い」という文について質問しました。
Wer kalte Hände hat, hat ein warmes Herz. が普通の言い方であることを教わりました。

大昔に何かで見て、暗記した(記憶違い?)Wessen Hand kalt ist, dessen Herz ist warm.という文が、これと似ているような気がして再度質問をしました。

とても古い言い方でこのようなものがやはりあるということでしょうか?

また、ich singeは倒置にする必要はありませんか?この文を現代文にするとどういう表現になるでしょうか?

使われることもない文についての質問でお手を煩わせて申し訳ございません。

質問者からの補足コメント

  • この例文は「基礎ドイツ文法」の247ページに載っています。

      補足日時:2017/10/12 17:01

A 回答 (1件)

この格言の原形は、信岡文法に載っている形とは少し違い、動詞も古形です。


中世からある非常に古い格言です。

Wes Brot ich ess, des Lied ich sing.

wesやdesはもちろん現在は使わない古形ですが、格言として定着しているものは別です。
この格言は、現在でもこの形のまま引用、使用されることが多いです。
ただし、現代ドイツ語の形でWessen Brot ich esse, dessen Lied ich singe.と置き換えた形もよく使います。
この場合、元の格言の文型のままwessenとdessenに置き換えただけなので、語順は変わっていません。
格言は詩などの韻文と同じで、普段会話をするときや文を書くときの文法上の語順とは必ずしも一致しません。
前半と後半が全く同じ語順で一致する方がリズムもよく(「弱―強―弱―強」×2)、
単なる散文ではない格言らしさが保てるでしょう。
とは言っても、現代ドイツ語の通常の語順なら、おっしゃるようにsingeが倒置されます。
そして、実際そういう語順に変えられたものも見受けられます。
最初は、この格言をうろ覚えで書いている人が無意識的に現代的な語順に変えているのかと思ったのですが、
19世紀終わりころの書物にもすでに散見されるので、
現代ドイツ語の形成とともにこういう異同も出てきたということでしょう。

Wessen Brot ich esse, dessen Lied singe ich.
https://www.google.co.jp/search?q=%22Wessen+Brot …

ただ、この格言のオリジナルはあくまでもWes Brot ich ess, des Lied ich sing.であり、
格言としては現在でもそのままの語形で使うことが多いようです。

Wessen Hand kalt ist, dessen Herz ist warm.という文については、
2年前に回答したように、この文型のまま検索しても全くヒットせず、
それは2年たった今でも同じ状況です。
もしこういう文の格言が初めから存在するのであれば、
ドイツの格言サイトや、格言集の書籍等がたいてい出てきます。
現代的な文のWer kalte Hände hat, hat ein warmes Herz.はネット上にもよく見られますが、
実はこの文も格言サイトや書籍等には見つかりません。
そもそも、「手の冷たい人は心が温かい」という内容は、あまり古い格言らしくなく、
日本語のサイトでも見受けられる話題で、むしろ現代的なものではないかと思います。
もしWessen Hand kalt ist, dessen Herz ist warm.というような文を御覧になったことがあるとすれば、
それは、古い格言の書き方を模倣して創作したものである可能性があります。
ネット上に見られるものとしては、中国の個人のブログで、いくつかの言い回しとそのドイツ語訳を併記してあるところだけです。
格言とも言えないものが含まれており、ドイツ語も所々おかしいです。

手冷之人其心溫暖
Wessen hand kalt ist, dessen Herz ist warm.(名詞Handが全部小文字になっています。)
http://blog.xuite.net/lovelysechzehn1/twblog/164 …

上の文は、文法的には一応成り立っていますが、内容的にHandを単数にする意味がないと思います。
複数に変えてみても、そういう文は見つからないので、言い方としては可能であっても、
もともとそういう文型の格言のようなものは存在しないと考えて間違いないでしょう。
先日御紹介したサイトのコメント欄も御覧ください。
(場所がわからない場合は、左下に「最新のコメント」という欄があります。
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この回答へのお礼

Tastenkasten先生、ありがとうございます。

>格言は詩などの韻文と同じで、普段会話をするときや文を書くときの文法上の語順とは必ずしも一致しません。

格言も語順は文法通りではないのですね。

>Wessen Hand kalt ist, dessen Herz ist warm.という文については、
2年前に回答したように、この文型のまま検索しても全くヒットせず、
それは2年たった今でも同じ状況です。

しつこく質問して申し訳ございませんでした。教養でドイツ語を取っていた時に三修社だったかと思いますが、「基礎ドイツ語」という月刊誌を購読していました。
文法事項の説明を目的に買っていましたが、詩やドイツの風俗などの紹介記事もあり、そのときにちょっとすてきだと思ったものを暗記しました。

Nur wer die Sehnsucht kennt, weiss was ich leide.
など覚えたものですが、もしかしてそこで見つけたものかとも思ったり、こだわりをいつまでも引きずっておりました。

明確にこのような諺は存在しないということがわかりました。しつこく質問し、煩わせてしまい申し訳ございませんでした。

>上の文は、文法的には一応成り立っていますが、内容的にHandを単数にする意味がないと思います。
複数に変えてみても、そういう文は見つからないので、言い方としては可能であっても、
もともとそういう文型の格言のようなものは存在しないと考えて間違いないでしょう。

そうですね、何かの間違いで変な文を覚えてしまったようです。お蔭さまですっきりしました。

あれからすぐに旅行に行きまして、サイトへのコメントに気がつかず申し訳ございませんでした。
間違えないように、明日にでも対処させていただきます。

お礼日時:2017/10/13 00:19

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