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ネアンデルタール人が絶滅したとよく言われていますが、それはどういう意味でしょうか?
「ネアンデルタール人の子孫が今存在しない」という意味でないことは分かります。
(子孫は存在するので)

A 回答 (9件)

種は、時間的と空間的距離などにより変化したり、別の複数種に分かれたりする、別の種と混種した種をなしたりする。

ある種Aと別の種Bがあって、タマタマる種Aと種Bの個体が生殖して生まれた種Abの個体が以降に種Aの個体の多い集団内で引き続き生殖を続ければ種Aとして認知されることになる。当然、その種Aの集団を地理的に個体調査すれば、遺伝子的分布状況に地理的特徴が見えることになる。またその種Aが地球上で多くの地域に拡散していれば、自然環境への適応や生活生態的特徴が様々に分かれるが、移動交流も活発化すれば、遺伝子的、生態的、地理的な変異が統計的に明らかであっても、それを異なる種として個体識別する基準を設けることができなくなり、社会的には種分けせずに1種と扱うのが適当になる。
時間的に過去に遡って、汎地域的な交流が少なく、交配も限定的で、拡散した地理的隔離あるいは生態的差違が際立って見え、それを異なる種とみなす文化的状態が存在する社会的状況ならば、1種ではなく複数種(種A、種B、種Cなど)がいたことになる。 当然、種A、種Bの交配で、遺伝的には種Ab、種Ba、種Aaab、種Bbaなどのものが様々にできる。種A、種Cの交配で、遺伝的には種Ac、種Ca、種Aaac、種Ccaなどのものが様々にできる。種C、種Bの交配で、遺伝的には種Cb、種Bc、種Cccb、種Bbcなどのものが様々にできる。さらには種Abcや種Aabc、種Aabbcなど実に多様な遺伝子を持つものが出現し、集団社会を形成し連続的な生態をもつこともある。この場合、その広域に拡散し多様な遺伝子を地理的生態的偏倚を含んだものを1種と見なし、[種A]と呼ぶのは現実的な行為になる。
しかし、一方、ある地域では種Cの遺伝子と生態を維持する隔離的な社会が数世代、数十世代と継続することもあり、そのあげくに、自然環境への適応不全や疾患あるいは[種A]との統合あるいは[種A]による排除の結果で、種Cとしては後代を残さなくなる状態になれば、そうなったときを《種Cの絶滅》という。

ネアンデルタールはそうした種Cであり、《現在の生存種[種A]=現生人類をホモ・サピエンス・サピエンスとする》とした認識方法によれば、ネアンデルタールは絶滅している種になる。
ニホンオオカミの遺伝子を内部に持つ犬がいることと、ニホンオオカミが絶滅していることは、ムリのない認識である。オオカミとは何かということも問題にはなるが、オオカミが絶滅して、イヌが多数生きていて様々な生態をなしていても不思議ではない。イヌはオオカミの子孫かもしれないが、オオカミは絶滅したという表現が適当というのは、ある話し(まともな言い方)になる。(現実にはオオカミが現存種であることは、この絶滅の意味の説明上は関係がない)

種間雑種は基本的に子孫を残さないというのも、生殖的隔離が生態上あるいは地理上の事情で存在したりすることが原因なのでしょう。もともと生殖はランダムに万遍なく行われるのではなくて、その種にとって魅力的なものを持つものに多くの生殖機会が訪れ、そうした特性をあまり持たない個体には生殖機会も少ないのが現実ですし、同じような生物特性を持って生まれても成長の過程で良好な成熟をしたものとそうではないものとでは受胎妊娠出産等が順調に進む確率にも違いが出てきます。一見健康な成人の男女でも不妊の場合もあり、種間雑種の少数例でその雑種の個体間生殖の可能性の判定をすることにもともと無理があります。

(ネアンデルタール人と非アフリカ系現代人とに共通のDNA断片)で、かつ、(アフリカ系現代人やその他の霊長類では見つからないDNA断片)、というDNA断片に含まれる遺伝情報はネアンデルタール人から受け継いだものである可能性があります。(理論的には、偶然、ネアンデルタール人と非アフリカ系現代人とで同じDNA断片をもっただけという可能性もありますし、アフリカ系現代人やその他の霊長類では偶然失っただけ、たまたままだ発見されていないだけという可能性もあります。ある遺伝子が何らか自然選択により排除されることは、確率現象であり、さほど珍しいことではない。また新しい遺伝子の発生が偶発し後代に引き継がれるということが、いくつかの別種で生じ、亜種のようなものの場合、あるいは全く同種の中で、同じ新しい遺伝子が別個に発生するということも、変異の起きやすさを考えれば、当然なこととなる)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
概ね、私の元々の理解ともずれがなく、現実的な答えはこうなんだろうなぁ・・と言ったところです。

詳細な説明、ありがとうございます。
とても分かりやすかったです。

お礼日時:2018/02/02 20:17

失礼しました。


あなたのおっしゃる部分は見落としていました。
お詫びします。

恐竜の例で言いたかったことは、
「DNA的に共通部分があっても、絶滅したかそうでないかの判定は解剖学的に行う」
です。
すべての材料を同列に見ると「解剖学的には~」「いやDNA的には」となってしまい、いつまでたっても結論が出ません。
一つの祖先から枝分かれした以上共通する部分はあって当然です。
学会の合意は、そういうところに基づいているのではないかと思います。

また、いったん枝分かれした以上それが再統合するには相当な混血が必要となります。
遺跡の状況、解剖学的所見、というものが「そういうことはなかった」と言っているようなので、現在の「絶滅」という見解になっているのだと思います。

もちろん自然科学の世界はあるとき劇的に変化します。
何かのきっかけで「実は混血であり絶滅していない」となるとも限りません。
その点、極めて流動的で合理的です。
それは今でもこれからも続きます。

要するに、あなたが絶滅していないとするも善ししていないとするも善し。
現在の学会の主流は「絶滅」ですが、
あなたが十分な科学的根拠をもって学会に意見すれば、議論が起こるかもしれません。

ご健闘を
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この回答へのお礼

学会に意見するとか飛躍しすぎです。
ご健闘を、って何を健闘すればいいんですか?
一体、あなたは何が言いたいのですか?

もしかして、あなたは私が「ネアンデルタール人は絶滅してる」「ネアンデルタール人は絶滅してない」と言っていると思ってませんか?
もしそうなら、完全に読み違えてますよ。
私の質問は「ネアンデルタール人が絶滅したってどういう意味ですか?」です。

そこから、一体どうして学会に意見するとか、健闘するとかの発想になるのか、私にはサッパリわかりません。

お礼日時:2018/02/04 20:33

お礼承りました。



たとえば、現在の鳥類は恐竜の気嚢システムを引き継いでいます。
つまり、4%どころでないDNAを引き継いでいるわけです。

恐竜は絶滅していないわけですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
もう一度No.7の私のお礼を見ていただけますでしょうか?

> とはいえ、おっしゃるとおり解剖学的特徴が異なり、かつ、
> 現生人類のDNAは同時期に生きたホモ・サピエンスのDNAの方が支配的です。
> そのため、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスに吸収され、
> 遺伝子的に残って入るが解剖学的に残っていないため絶滅した、と捉えるのが妥当かなぁ

と書いております。
なので、私はNo.7では絶滅したと捉えるのが妥当かな? と言っています。
こちらは理解していますか?

その上で、ご質問に答えますと、恐竜は絶滅しているかいないかですが、絶滅していますよ。

お礼日時:2018/02/04 20:07

はなから否定で申し訳ありませんが、


「ネアンデルタール人の子孫が今存在しない」という意味合いがかなり強くなります。

なぜなら、3万年前までは「ホモサピエンス」と「ネアンデルタール」が共存していたことが分かっているからです。
そして、現在の「ホモサピエンス」の解剖学的特徴に「ネアンデルタール」的なところが見当たらないからです。
つまり、ホモサピエンスはネアンデルタールの後継者ではないのです。
ほぼ同じ時期に生きた異なる2つの種です。

詳細は省きますが、これらのことから、およそ3万年前に何らかの変化があって、
ネアンデルタールは子孫も残さず滅び、ホモサピエンスは生きながらえた、
と考えられています。

多少の混血さえも全くなかったとまでは言い切れませんが。

なにせ3万年前のことです。
文明の興る2万年も前の話なので、何もかもが分かっているわけではないのです。
(だから時代が変わるとテレビの見解も変わる)
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この回答へのお礼

解剖学的特徴にネアンデルタール人的なところが見当たらないというのは、当然認識しております。

しかし、我々には数%ではありますが、ネアンデルタール人由来のDNAがあります。

----引用----
http://www.nikkei-science.com/?p=16203
ネアンデルタール人と初期の現生人類が交配していたため,アフリカ人を除く現代人のDNAの4%まではネアンデルタール人から来ている
--------------

このことから、現生人類はネアンデルタール人の子孫であると言えるわけです。
とはいえ、おっしゃるとおり解剖学的特徴が異なり、かつ、現生人類のDNAは同時期に生きたホモ・サピエンスのDNAの方が支配的です。
そのため、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスに吸収され、遺伝子的に残って入るが解剖学的に残っていないため絶滅した、と捉えるのが妥当かなぁ・・・と、No.3さんの回答を見て思っております。

お礼日時:2018/02/04 18:55

№4.です。


お礼の文章を拝読させていただきました。

私は、何もおっしゃるとことの「陰謀論」的な考えに基ずき回答したわけではありません。

私は、おっしゃる様に、>(子孫は存在するので)や№1.さんへのお礼文を見て、質問者さんの、おっしゃっている事に、肯定的な立場で、回答させていただいたつもりです。
それで、リチャード・ラジリーの著書も紹介させていただきました。

「嫌う」という表現は適切では無かったと思います。ただ、回答させていただきました様に、「懐疑的な」学派が優勢(優性、は誤記でした。訂正します。)を占めている事も、リチャード・ラジリーは指摘しています。

私の回答は、こういった主旨のものでした。文章が下手で、真意が良く伝わら無かった様です。
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この回答へのお礼

こちらこそ失礼いたしました。
ちょっと早とちりがあったみたいです。

リチャードさんの本については読ませていただきます。

お礼日時:2018/02/03 12:03

回答では無いのですが。


放送大学で、特別講義「ネアンデタール人はなぜ滅びたのか」が放送されます。
テレビ・・3月31日 AM6時00分 BS放送と関東地区なら12CHで視聴出来ます。
     滅びた要因の探求
ラジオ・・3月31日 AM6時00分 Radikoで視聴出来ます。
     ホモ・サピエンスとの交代劇
テレビとラジオでは多少、内容が違うのですが、同じスタッフでの発表で、
テレビでの方が情報が新しい様です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
放送大学はうちでも受信できるので、見てみたいと思います。

上では答えになってないと怒りましたが、No.5さんのように明白に答えに通じる回答なら、
十分に参考になりますし、ありがたいです。

お礼日時:2018/02/02 20:48

もうお読みになったかも知れませんが、リチャード・ラジリー著「石器時代文明の驚異」河出書房新社1999年、という本は、この時代の事を、詳しく書いてあります。



ネアンデルタール人は、おっしゃる様に、現生人類と混血した形で消滅していったようです。

しかし、石器時代の人類の、とりわけその知性に懐疑的な学派が優性を占めていまして、ウィキペディア、もこの立場です。

ですから、現生人類にネアンデルタール人の血が入っている事を極度に嫌う人達が多くかつ優性を占めており、今述べました様に、ウィキペディアもこの立場です。

紹介させていただいたリチャード・ラジリー著「石器時代文明の驚異」は、ネアンデルタール人などの古い人類の知性に肯定的な立場で書かれています。

お読みでなければ、是非ご一読をお勧めします。
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この回答へのお礼

陰謀論的な考えであり、あまり納得できませんでした。
まずウィキペディアの編集者は全体として共通の意識を持っているわけではありません。
そのため、ウィキペディアの立場というものには懐疑的です。

> 石器時代の人類の、とりわけその知性に懐疑的な学派が優性を占めていまして、
> 現生人類にネアンデルタール人の血が入っている事を極度に嫌う人達が多くかつ優性を占めており

このような話も聞いたことがありません。
大体、個人の好き嫌いのうちどちらかが優勢になるなど学者の間で起こるはずもありません。
学者たちは世界中に分布しており、好みの統一など出来ないからです。(考えの統一は出来ます。)

ネアンデルタール人に限らず、石器時代の人類の知性に対し、証拠もなく「嫌う」等という個人的な理由で
否定的な学者を私は知りません。

否定的になるのなら、証拠をつけて納得のいくストーリーで否定するはずです。
そしてそれは「嫌う」からではなく、あくまで証拠に基づく発言であるはずです。

お礼日時:2018/02/02 20:42

遺伝子(DNA)のごく一部が残っているというのと、種が残っているというのとは、まったく別のお話です。


何やら沢山読まれているようですが、それも理解できずに読んでて、分かっているのかどうか心配なところです・・
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この回答へのお礼

質問掲示板というサービスを提供している場で、質問に答えようとすらしない回答は誤りにも劣ると思います。

お礼日時:2018/02/02 19:55

そのものずばりですよ。



ネアンデルタール人という種(ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス)は現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)とは別系統の人類であり、絶滅をしたため子孫は存在しません。
昔は、ネアンデルタール人は現生人類の祖先とする説が有力でした。しかし、遺骨(化石)から得られたミトコンドリアDNAの解析結果に基づき、現在ではネアンデルタール人は我々の直系先祖ではなく別系統の人類であるとされています。
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この回答へのお礼

申し訳ありませんが・・・私の知る事実とは異なります。

ミトコンドリアDNAの解析の後、核DNAの解析結果により、我々現生人類がネアンデルタール人のDNAを引き継いでいることが証明されました。
スヴァンテ・ペーボ博士の本を読めばわかることですが、博士はミトコンドリアDNAに基づく解析結果を発表した際、あくまで母方の祖先を辿っていった先にネアンデルタール人は居ないということを証明しただけであり、本当にネアンデルタール人の遺伝子が途絶えたかどうかは核DNAの調査を待つ必要があると言っています。
そして、自身で調査した結果、現生人類にネアンデルタール人のDNAが残っていることを突き止めました。

https://www.amazon.co.jp/ネアンデルタール人は私たちと交配した-スヴァンテ-ペーボ/dp/416390204X

===引用===
著者は、古代のDNAを復元するという困難な研究に、世界にさきがけて取り組んだ。長年の試行錯誤の末に、衝撃的な新技術「次世代シーケンサー」でついに約4万年前のネアンデルタール人のDNAの増幅に成功する。そのDNAは、非アフリカ人のホモ・サピエンス―日本人を含むアフリカ「以外」の現生人類すべてに、数パーセント共有されていた!つまり、約5万年前にアフリカを出た現生人類は、中東でネアンデルタール人の遺伝子を取り込んで、世界中に広がっていったことの証拠が明らかにされたのだ。世紀の発見を成し遂げた科学者が、30年以上の苦闘のすべてを明かす。
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お礼日時:2018/02/01 22:20

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